スジオカボードSummer(サマー) ※延長戦

9月 17, 2023
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今回は先日アップした「スジオカボードSummer(サマー)」のレビューの延長戦です。

⇒スジオカボードSummer(サマー)

このボードの特性については既にまとめたとおりで変化なく、ここでは前レビューで紹介しきれなかったバッシュたちとサマーの相性を紹介していきます。

※このボードの話自体が初見の方は、初代ボードのレビューから読んで頂くとこれからの話をより理解しやすくなると思いますのでオススメです。

⇒スジオカボード(1/3)

※ボードは厚さや素材のバリエーションは色々とあるので、興味ある方はフットプロンプターさんのSNSにてご確認ください。

⇒フットプロンプターさん(Twitter)

⇒フットプロンプターさん(Instagram)


さてここからは前回同様、サマーを色々なバッシュに入れて各個レビューしていきたいと思います。

まずはエアジョーダン 11 ローのパテントバージョンから。

初代ボードとの相性が素晴らしかった今作。

サマーはそれを上回るかも…とかなり期待して臨みました。

⇒NIKE AIR JORDAN XI(11) RETRO LOW PATENT LEATHER VERSION PERFORMANCE REVIEW

今作のクッションは「ファイロン・ミッドソール」「フルレングス・エア」を埋め込んだセットアップ。

エアジョーダ 11は純正インソールが優秀なので、これとサマーのコンビで。

結論から述べますと、かなり微妙なパフォーマンス。

ボードがクッションを変に押し込んだまま、足のアーチ維持が難しい状態で張り付くため、エネルギーがフロアに伝わらない感覚。

スーパーフィート初代スジオカボードどころか、純正インソールのみで履いた時にも及ばないパフォーマンスです。


続きましてはカイブリッド S2

コートとの相性によってはカイリー5と同等かそれ以上のパフォーマンスを見せる事もある今作。

ただクッション特性としてはサマーには合わなそうと期待値は低めでのトライです。。

⇒NIKE KYBRID(KYRIE HYBRID) S2 PERFORMANCE REVIEW

「クシュロン・ミッドソール」「ヒール・ズームエア」を合わせたクッションセットアップ。

予想通り乗った瞬間からやや違和感あり。

幸い長時間プレーしても違和感は少ないままですが、初代スジオカボードスーパーフィートを入れた方が遥かに快適。

上記のエアジョーダン11ナイキ ジャ1と似た現象で、やはりサマーは反発・復元力の強いクッション以外とは相性が悪い模様です。


続いてはジョーダン・ジャンプマンプロ(2017)

オリジナルや初期復刻は名作だったものの、2017年以降の復刻はミッドソールが薄くなっていて、やや不満の残るパフォーマンスでした。

初代スジオカボードとの相性はレビューに起こしていませんが、実際にトライはしていて上昇幅は微細ながらパフォーマンスアップが感じられました。

⇒JORDAN JUMPMAN PRO RETRO(2017) PERFORMANCE REVIEW

今作のクッションは「ファイロン・ミッドソール」「フォアフット・ズームエア」「ヒールDHIP」を合わせたセットアップ。

※DHIPは密度を変えたフォーム素材です。

サマーを入れて履いてみると…薄い。。。

「こんなにフォア薄かったっけ?」と声に出るほど。

サマーがフォアを押し固めてしまっている模様で、アーチの維持もかなり難しくまともにプレーできませんでした。

インソールをスーパーフィートのグリーンリアクトインソールに変えてみると、どちらも何とかプレーできるレベルにはなりましたがそこまで。

初代スジオカボードスーパーフィートをそれぞれ単体での使用が今作に関しては最適解に感じました。


次もジョーダン・ジャンプマンプロ

こちらは名作である2008年復刻をさらにレストア・魔改造したもの。

詳細は下記レビューでご確認ください。

⇒MY COLLECTION ♯5 JORDAN JUMPMAN PRO PE “JJ2”

クッションは「ファイロン・ミッドソール」はそのままにフォアとヒール両方にそれぞれ「ズームエア」を埋め込んだセットアップ。

フォアはナイキPG2のズームエアが転用されています。

そう、今作でポイントになるのはこのズームエアの形状。

上記ソール画像でグリッドと同様の形状になっています。

初代スジオカボードで履いた時も、ズームエア部分とそこよりつま先側のミッドソール単体部分で沈み方に違いがありました。

その時はミッドソール単体部分が大きく沈み過ぎる事でつま先が痛くなる症状でした。

今作に関しては、最初の30分程度はかなり快適プレーできていました。

その後は突然でなくジワジワと足裏にストレスを感じ始め、トータル45分あたりでギブアップ。

おそらくサマーがつま先のフォームを少しずつ沈み固めていたようで、最初より微妙にズーム部分と段差がある状態に。

結果足のアーチ維持に影響が出ていたと思われます。

今作に関しては初代の方がベターかと。

その際は人差し指をテーピングで保護して沈みから発生する当たりに対応する必要があるでしょう…

今作はレストア・魔改造なので履き方を紹介しても仕方ないですね…フルに書いてから気付きました。。。


締めはカイリーインフィニティ

初代スジオカボードとの相性はかなり良かったですし、クッション特性もサマーと合いそうでかなり期待してのトライです

⇒NIKE KYRIE INFINITY EP PERFORMANCE REVIEW

 

「ファイロン・ミッドソール」のフォアフット全面に「ズーム・ストロベル」を、ヒールに通常の「ズームエア」を埋め込んだクッションセットアップ。

案の定かなり快適。

サマーを入れたカイリー5と同じ日に履いてしまったので、下位互換に感じてしまいましたが絶対的なパフォーマンスは試合で使えるレベル。

カイリーモデルの中でも二次流通でかなり余っている印象なのでサマーとセットで狙うのはアリかもしれません。


先のスジオカボードサマーのまとめは、今回紹介したモデルたちも履いた上で書いたので詳細はあちらをご覧ください。

初代サマーもそれぞれ特性があり、シューズのパフォーマンスに色々な変化をもたらしてくれます。

その変化によって姿勢だったり、ステップの仕方、体重の掛け方に工夫が生まれるかもしれません。

結果、もっと速く、スムーズに、楽に動けるなど身体のパフォーマンスの向上に繋がる可能性もあるアイテムです。

前回の繰り返しになりますが、その可能性だけでも買って損は無いアイテムだと思うので気になっている方は是非に。オススメです。

オーダー・ご相談はフットプロンプターさんへSNSのDMからお問い合わせください。

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今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。


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