Nike PG 2 EP Performance Review
- テストカラー:Pure Platinum/Neo Turq(AO2984-002)
- 主な機能:Forefoot Zoom Air(Bottom Loaded), Phylon Midsole, TPU Internal Heel Counter, TPU Shank Plate, Forefoot Inner Bootie
- 着用した主なプレイヤー:Paul George, Jason Tatum, Shane Larkin, Trey Burke, D'Angelo Russell, Jordan Bell
- 価格:¥14,040(国内)・$110(海外)
Introduction
今回はポール・ジョージの2ndシグネチャー"Nike PG 2 EP"のパフォーマンス・レビューです。
前作は…まあ正直微妙でした。
シグ展開前の"Hyperchase"や"Zoom Crusader"はけっこう良かったので挽回を期待したいところ。
何よりポール・ジョージは個人的に大好きなプレイヤーなので尚更。
※ASTERKICKSは新シーズンも"Oklahoma City Thunder"を応援します。(※多分初めて言いました。)
前作ではシルエットの段階で違和感がありましたが、今作はスッキリした印象。
直感と実パフォーマンスはけっこう比例するので、今作は名作の予感がします。
早速その細部を見ていきたいと思います。
TRACTION - 9 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
CUSHIONING - 8 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
前作"PG 1 EP"と同じ「ファイロン・ミッドソール」にボトムロードの「フォアフット・ズームエア」のセットアップ。
変更点としては今作は高低差が少なくなり、よりナチュラルな乗り心地に。
※"Air Jordan XX8(28)"⇒"Air Jordan XX9(29)"の変化が思い出されます。
それでもまだヒールが低く、フォアが高いクッション・バランスで反発性は最高ではありません。
ソール全体の剛性は良いものの、最後にコートを一押ししたいところでエネルギーが逃げてしまう感覚です。
フォアは高さが調節されたとは言っても、エアバッグは十分に大きく、適度に沈み、吸収性は申し分なし。
ヒールはファイロンのみで前作同様に薄く、硬めの感触。
ヒールにクッション性を求めるならインソールを代えた方が良いでしょう。
トータルでは前作から明確なブラッシュアップが施され、動きやすいクッションになっています。
COURT FEEL - 9 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
FIT/LOCKDOWN - 10 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
「ワンピース構造」のアッパー・セットアップ。
素材は「メッシュ」をベースに、トゥー、ヒール周り、タンには「シンセティック・レザー」が使われています。
結論から先に言ってしまうと今作のフィットは「最高レベル」。
前作ではペラペラのメッシュから一転、今作では強度が増したメッシュが使われ、成型も素晴らしいものに。
シューレースの下二列の左右に付けれらたバンドも仕事をし、フォアをガッチリ押さえてくれます。
ライニングの素材もネオプレン調で肌触りが良く、ヒールの成型もパディングの厚さも申し分なし。
プレー中に履いている事を忘れる感覚があり、終始快適にプレー出来ます。
※※※サイズ選びに関して※※※
前作はアジア人向けのEP(Engineered Performance)ラストのマイサイズ(27.5cm)を購入し、フォアの幅が広過ぎイマイチの結果に。
なので今回はEPラストのハーフサイズダウン(27.0cm)を購入。
最初は少しキツかったものの、数回履くとインソールやミッドソールがヘタって来てちょうど良い感覚に。
結果、足型にピタリと合う状態で落ち着きました。
特別幅広・甲高のプレイヤーでなければ、基本ハーフサイズ(0.5cm)ダウンで良いかなと思います。
SUPPORT - 9 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
LATERAL TRANSITION - 8 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
HEEL-TOE TRANSITION - 8 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
BREATHABILITY - 9 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
DURABILITY - 7 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
WEIGHT - 9 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
Final Conclusion
https://asterkicks.com/performance-review/2543.html
前作"Nike PG 1 EP"の問題点が的確に見直し・修正されています。
若干気になったクッションの後傾具合も、インソール交換でほぼ解決。
交換後のパフォーマンスは十分に試合用として通用するレベルです。
ただ、失敗したのは元インソールに塗られた「のり」を撮影後に処理し忘れた事。
レビューがほぼまとまり、いざインソールを交換しようと剥がしたらフォームの大半が貼り付いて残る事態に。。
残ったフォームを取り除くのにかなり苦労しました。
のりは多めに塗られているので、自前のインソールに交換を考えているプレイヤーはご注意を。
またPGシリーズには今作とは別に"Nike PG 2.5"なるモデルも発売されています。
これは今作と同じツーリング(ソール周り・クッション)で、アッパーだけストラップ付きのものに変更された仕様。
店頭で履き比べてみましたが、ストラップ追加でフォアのロックダウンは若干強くなってます。
またメッシュ素材の強度が上がっていて、耐久性もUPしていると思われます。
それ以外の部分は、今作とあまり変わらない印象なので、ハイパフォーマンスを期待して良いと思います。
デザイン的には2.5の方が好みでして、後発でズルいなぁ…とか思いつつ、もし好みのカラーが発売されたら別でレビューを書くかもしれません。
https://asterkicks.com/performance-review/1064.html
https://asterkicks.com/performance-review/1068.html
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TRACTION - 9/10
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CUSHIONING - 8/10
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COURT FEEL - 9/10
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FIT/LOCKDOWN - 10/10
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SUPPORT - 9/10
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LATERAL TRANSITION - 8/10
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HEEL-TOE TRANSITION - 8/10
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BREATHABILITY - 9/10
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DURABILITY - 7/10
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WEIGHT - 9/10