Nike Kybrid(Kyrie Hybrid) S2 Performance Review

3月 27, 2021
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  • テストカラー:What The(CQ9323-900)
  • 主な機能:Cushlon Midsole, Heel Zoom Air Unit, TPU Shank Plate, TPU Internal Heel Counter, TPU External Heel Counter
  • 着用した主なプレイヤー:Kyrie Irving, Rajon Rondo, Desmond Bane, Bruce Brown
  • 価格:¥17,050・$185

Introduction

今回はKyrie Irving(カイリー・アーヴィング)の2ndハイブリッドモデル"Nike Kybrid S2"のパフォーマンスレビューです。

今作はKyrie4, 5, 6がフュージョンされたデザインとなっていて、過去にはKyrie 1, 2, 3を合わせた"Kyrie Hybrid S1"もリリースがありました。

S1に関しては苦手な1のソールが使われていて、また価格も高めだったため購入自体を見送りました。

今作もソールは苦手な4が採用されていますが、何かとバッシュの好みが合う「闇将軍」に勧められ、ここは素直に購入

国内はEPラストのみの展開だったため、いつものごとく海外から「グローバルラスト」を取り寄せました。

"Kyrie 4"は低評価のモデルの中でも特に低評価をしたモデルだったので正直期待と心配が50/50。

さて、どちらに転びますか、細部を見ていきたいと思います。。

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TRACTION - 10 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

Kyrie 4と同様「ジグザグ・ヘリンボーンパターン」と中央の「ジグザグ・グリッド」で構成されたアウトソール。

異なるのは両フォアのペイント。

両足を合わせてみると…カイリーシリーズを象徴する「眼」が現れるデザインですが、パフォーマンス的には特に関係ありません。

ラバーはアイスブルーの「ソリッド」で、粘性はやや高め(ソフト)で、粘り気も強めの質感。

スキール音は鳴らず、静かにグリップしてくれます。

そしてKyrie 4で不快だったアッパーのブレやソールの傾きは一切無く快適そのもの。

パターンが深く、ラバー自体もホコリを吸着しにくい性質なのも大きなプラス材料。

的確に修正が成されていて…素晴らしいの一言です。

CUSHIONING - 9 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

「クシュロン・ミッドソール」のヒールに「ズームエア」を埋め込んだクッションセットアップ。

これもKyrie 4からの引き継ぎです…が今作は全く違く乗り心地。

不快だったフォアが反ったソール形状はフラット寄りに改善され、ブレが起きるアッパーの問題も解消されています。

前後のクッションバランスもほぼフラットで、ソール剛性も強めに。

強力なトラクションと相まって、「15回程度の使用まで」加速感ある"Kyrie 5"にも匹敵する反発性を体感できます。

残念ながら15回目あたりでミッドソールのクシュロンが一気にヘタッた感覚があり、これを境にクシュロンを通り越して、ソールのグリッドに直乗りしている感覚に近くなりました。

ソール剛性はほぼそのままですが、少し底抜けを感じるようになり、反発は一段階レベルダウン。

とは言っても超優秀から優秀なレベルになっただけなので、十分に快適です。

吸収性に関してはクシュロンがヘタった後の方がやや強まった感があります。

"Kyrie 5"が化け物過ぎて見劣りしますが、今作は間違いなくKyrieシリーズの中でNo.2のクッショニング。

市販のスーパーフィートのグリーンとの相性も良く、更にパフォーマンスアップが見込めます。

COURT FEEL - 10 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

少し沈みが強くなった以外に気になる箇所はありません。

基本常にダイレクトな接地感があります。

FIT/LOCKDOWN - 10 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

「フォアフット・インナーブーティー」をメッシュやレザーなど様々な素材から構成されたアッパーが包み、その上からフライトラップ(食虫植物)を模した「シュラウド(シューレースカバー)」が覆う構造。

基本構造はKyrie 5ヒールカウンター周りはKyrie 6から成り、6で緩めだったヒールは今作では改善されています。

5のアッパーの素晴らしさは変わらず健在で、常にスナッグなフィットとロックダウン。

それどころかフライトラップの外側最上段のシューレースを下に引き込みやすくなっており、履き口は5より大きく開くように。

もちろんパーフェクトスコアです。


※※※サイズ選びに関して※※※

今回はマイサイズであるグローバルラストの"27.5cm"を購入しました。

最初の数回はソックス2枚ではキツくで履けず、ずっと1枚で着用。

10回目辺りから、クッションがヘタッた分で、たまに2枚でも履ける日が出て来ましたが、それでもKyrie 5よりはほんの少しだけ小さい作りかなと。

5はマイサイズでトライをオススメしましたが、今作に関してはハーフサイズアップを基本に考えた方が良い気がします。

国内展開の「EPラスト」は近場で置いておらず試着できていないため、今回は比較は出来ずです。

SUPPORT - 10 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

LATERAL TRANSITION - 10 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

HEEL-TOE TRANSITION - 10 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

BREATHABILITY - 6 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

フライトラップが通気性のない素材なので少し通気性は低めかと。

ライニングの素材の吸湿速乾性は良いのであまり気にならないとは思いますが。

DURABILITY - 7 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

経験上、クシュロンはフォーム材の中でも寿命が短めなので、今後よりヘタッてソール剛性が落ちないか心配です。

剛性あるソールが苦手な方には朗報かもですが、個人的にここはマイナス要因に。

WEIGHT - 9 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

409g(27.5cm・右足)

416g(27.5cm・左足)

デザインによる左右差があるかと思いましたが、ちゃんとバランス取ってデザインされていました。

Final Conclusion

"Nike Kyrie 5"に次ぐ堂々のシリーズNo.2のハイパフォーマー。

Kyrie 5でもよく4から軌道修正したな…と感心しましたが、今回は同じクッションセットアップでここまで修正かけて来るとは。。。

軽く感動の域です。

スーパーフィートのグリーンを合わせるとKyrie 5と近いパフォーマンスになりますし、余裕でトップローテーション入り。

シンプルにオススメです。

via https://lakersdaily.com/lakers-guard-rajon-rondo-reveals-how-his-brother-has-been-key-success-bubble/

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  • TRACTION - 10/10
  • CUSHIONING - 9/10
  • COURT FEEL - 10/10
  • FIT/LOCKDOWN - 10/10
  • SUPPORT - 10/10
  • LATERAL TRANSITION - 10/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 10/10
  • BREATHABILITY - 6/10
  • DURABILITY - 7/10
  • WEIGHT - 9/10
TOTAL SCORE
A 91 / 100

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