Asics Nova Surge Low Try-on Review
今回は“Asics Nova Surge Low (アシックス ノヴァ・サージ・ロー)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「White/Waterscape」。
型番は“1061A043.102”。
ノヴァサージシリーズは今作の前にハイカットが2作が発売され、いずれも試着レビュー済み。
⇒Asics Nova Surge Try-on Review
⇒Asics Nova Surge 2 Try-on Review
アシックスらしくないミッドソールに厚みを持たせた今シリーズですが、そのローカットはどうなりますか?
早速細部を見て行きたいと思います。
全面がノヴァサージ 2と同じ「グリッド」多めの「ヘリンボーン・パターン」のアウトソール。
ラバーの素材はホワイトとグレーがマーブル状になった「ソリッドラバー」。
このソリッドはソフトで、粘着性は平均レベルの質感。
近年のアシックスバッシュのトップモデルらしくつま先は反り上がったソール形状ですが、体重を掛けるとしっかりとコートを掴む感覚があり十分な接地面積が確保できそう。
粘着性がそこまで高くないことからホコリの吸着は少なめと予想され、トータルして優秀なトラクションを期待して良いかと。
「FLYTEFOAM Propel(フライトフォーム・プロペル)・ミッドソール」単体のシンプルなクッションセットアップ。
足入れしてみるとフォアに厚みがあり、ヒールはやや薄い。若干後傾のクッションバランスです。
肝心のフォアフットのフライトフォームプロぺルの乗り心地はプニプニと吸収性が強め。
指で押した時よりは沈み幅が小さいものの復元スピードはやはりゆっくり。
ソールの屈曲剛性も捻れ剛性も揃ってマイルド。
普段のレビュー基準で評価するとスコアはけっこう低くなりそうです。。
フィット面では「独立タン」を「アッパー」が包むクラシックなセットアップ。
アッパーの素材は「シンセティック・レザー」がメイン。
履き口は大きく開き、足入れは非常に簡単。
パディングは全体に適量でヒール周りの掴みは良好。
それ以外は正直チグハグ……。
内くるぶしから土踏まずにかけては幅が広く、トーボックスには高さがあり、先端には反り返りが存在します。
長さ的にはナイキのマイサイズからハーフサイズ(0.5cm)ダウンでジャストながら反り返り分を考慮すると実際にダウンするかは要検討。
これはアンプレアルスと同様で、普段からこのソール形状に慣れているかがポイントになるでしょう。
⇒Asics Unpre Ars Low Performance Review
また前述のとおり全体的に剛性がマイルドなため、動きの中ではアッパーやソールが過変形して内部に空間が生まれる可能性が高そうです。
バッシュのサポート性に足首のカットの高さはあまり関係無く、ソールの変形との関係は深いと言うのが持論。
捻挫癖のある方はインソールやボード、サポーターなどで補強が必要かもしれません。
今作をまとめますと「アシックスラスト(足型)のズームフリーク 2」。
⇒Nike Zoom Freak 2 Performance Review
フォアの反り返ったソール形状も含め、普段からアシックスを履き慣れている方にとっては比較的合わせやすいモデルかと。
反対に他ブランドのラストに慣れている方にとってはフィッティングに苦慮する可能性が高いと思われ、購入を検討している場合は事前の試着必須。
もしくはズームフリーク 2をセカンドマーケットで拾う方が手間も掛からず手っ取り早く、フィットの良い似たクッションをゲットできるのでオススメです。
※既に手持ちのフリーク 2で満足しているので今作のフルレビューはしないと思います。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
このレビューがバッシュ選びの参考に少しでもなれば幸いです。