Asics Nova Surge Try-on Review

今回は“Asics Nova Surge(アシックス ノヴァ・サージ)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「サフラン/グラファイトグレー」。
型番は“1061A027-750”。
先日のアンプレアルス に続き、今回もアシックスバッシュのトライオンレビューです。
アンプレアルスはなかなか手厳しいレビュー内容になりましたが、今作は比較的ポジティブな内容になるはずです。
それでは詳細書いていきます。
⇒ASICS UNPRE ARS TRY-ON REVIEWはこちら
全面が「フィンガープリント・パターン」のアウトソール。
ラバーの素材は全面が赤の「N.C.ラバー」。
このNCラバーはアシックスの説明に寄ると「グリップ性能に優れたナチュラルラバーと、耐摩耗性に優れた合成ラバーの組み合わせ」とのこと。
粘性(変形のしやすさ)は低く、粘着性も低めの質感。
フォアフットには小さくグリッドが入っていて、フォアフットの形状はやや反り返っています。
アンプレアルスでは接地面積が限定されていましたが、今作ではその点は問題なさそう。
またストップの仕方も急ストップでなく、適度な(と言っても極々わずかな)制動距離があって止まるナチュラルなトラクションに感じました。
「FLYTEFOAM(フライトフォーム)ミッドソール」のヒールに「GEL(ゲル)」を、フォアフットに「FLYTEFOAM Propel(フライトフォーム・プロペル)」を埋め込んだクッションセットアップ。
ヒールのゲルはソフトで自分の体重だと履くだけで沈み切ってしまうので、軽量なプレイヤーだとやや前傾に感じるかもしれません。
フライトフォーム・プロペルはアンプレアルスでの感触と変わらず、硬質で沈まず、反応が速いタイプ。
体重を掛けるとやや反り返ったフォア形状もフラットに近付き、接地感は高め。
フォアフットの屈曲剛性はまだまだマイルドで、一度内足側、母指球側に倒れてから前方に重心が抜けます。
カクンッと頼りなく倒れる感じで、前後の重心移動はまだ癖がありそう。
捻れ剛性は強く、左右方向は良さそうです。
トータルのクッションとしては吸収はまあまあで、反発感・加速感はそこそこかと思われます。
とは言えアンプレアルスで感じたクッションのアンバランスさに比べたらかわいいもの。
またアシックスの他シリーズのバッシュに比べると種類の異なるクッションです。
(images via proshop sportec )
フィット面では「フォアフット・インナーブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
アッパーの素材は「スクリーン・メッシュ」がメイン。
素材は全体的に適度にしなやかで、フィット感と強度にバランスが取れた作りかと。
足入れは簡単。タンは特に足甲部分が分厚く、シューレースの当たり防止が入念なのはアンプレアルス同様。
パディングは全体にやや少なめで、ヒールカウンターの成型にゆとりがあり、トーボックスにも高さがあります。
ですがいずれも幸い許容範囲内。
アーチサポートも適度にあり、ソールの安定性も良く、サポート性は問題ないでしょう。
インソールは薄いポリウレタン系で特に存在感はありません。
今作の幅はスタンダードで、やや広めですがこちらも許容範囲。
長さには余裕を感じ、ナイキのグローバルからハーフサイズ(0.5cm)ダウンの”27.0cm”で良さそうです。
今作をまとめますと「良い意味でアシックスらしくない」。
自分がバスケを始めて以来ずっと(四半世紀)、アシックスのバッシュは海外ブランドの逆張り、独自路線で勝負しているように感じていました。
今作は自分が知る中では初めて海外ブランドと同じ土俵で勝負に出ている様に感じられ、正直今後に期待しています。
もし今作を購入してフルのパフォーマンス・レビューを書いたとしたら80点に届くかどうかのレベルですが、練習用のローテーションとしては候補に成り得ます。
ただパフォーマンス自体に加え、アシックスはあまりセールをしない事からコスパなども考慮すると強くオススメできるかと言われると少し躊躇います。
もし部活やチームの事情でアシックス以外が履けないプレイヤーには試してほしいモデルです。
さて、前回のアンプレアルスのトライオンレビューでは色々言いましたが、今レビューとまとめて伝えたいのは宣伝やPRよりも自身の足の感覚を大事にして欲しいという事。
今作はじめ後継機のインヴェイドノヴァやノヴァサージ2はビッグマン向けのPRで販売されていますが、中学生以上のプレイヤーの多くは余裕で扱える程度の機能なのでまずは試着推奨です。
ここで来る反論が「重量」だと思いますが、サイズ合わせを間違えなければこちらも気にならなくなる可能性があるのでこの機にチャレンジして欲しいです。
前回に続きトライオンレビューのくせに長くなってしまいましたが、今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m