Air Jordan XXXVIII(38) Low PF Try-on Review

※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「ホワイト/ブラック/サイレンレッド」。
型番は“ FD2325-101”。
今回はエアジョーダンシリーズの38作目のローカット。
今作のハイカットは試着レビュー済みです。
⇒AIR JORDAN XXXVIII(38) PF TRY-ON REVIEW
今作の基本スペックは変わらずズームストロベルなので、パフォーマンスには期待していませんが、何よりデザインが秀逸。
完全に興味本位で試着に臨みたいと思います。
全面が「ヘリンボーン・パターン」で構成されたアウトソール。
フォアは放射状に、ヒールは前後方向にパターンは走っています。
PFラストなので、ラバーの素材は耐摩耗性を向上させた「XDR」。
硬めで、粘着性は低めな質感です。
ハイカットも同じパターン、同じXDRでしたが、質感は今作の方がダイレクトにコートを押せそうな感覚。
ラバーの質感の変化はもちろん、クッションが薄くなっている模様で、実際のコートでも今作の方が扱いやすそうな印象を受けました。


インソールはエアジョーダン36の発泡スチロール調の素材ではなく、エアジョーダン37に近い一般的なフォーム素材が使われています。
セットアップとしてはハイカットと同様。
足入れしてみた第一印象は「薄い」。
ハイカットのプニプニしたズームストロベルに比べて沈み幅が少なくなり、フカフカ程度の乗り心地。
これなら高さをより詰めたソックスで履けばクッションは基本圧縮された状態になり、ジョーダンザイオン1のように履きやすくなる可能性を感じました。
⇒JORDAN ZION 1 PF PERFORMANCE REVIEW
フォアの屈曲剛性はややマイルドになっていますが、クッション薄く扱いやすくなったプラスの方が大きいかなと。
左右方向、捻れ剛性の強さはハイカットと変わらずで、アップグレードされたクッションと言って良いでしょう。
フィット面では「ハーフ・インナーブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
素材は「ヌバック」と「シンセティックレザー」の組み合わせ。
その上にファブリックや刺繍が追加されています。
ローカットで且つ履き口はしっかり開くので、足入れは簡単。
ヒール周りとタンのパディングは十分ながら、クッションがやや浮き沈みする関係で、やや収まりが甘い。
ここはヒールにズームストロベルであるモデルとしては仕方のない部分かと。
幸い抜け感はないのでおそらく慣れれば大丈夫なレベルです。
フォアフットのフィットは良好。
こちらもズームストロベルの影響はありますが、トーボックスの成型自体はPFの割にはタイト寄りです。
ハイカットでかなり気になったアーチサポートですが、今作ではクッションが薄くなったことで解消。
適度なアーチサポートで違和感ありません。
全体としてハイカットよりフィットは大幅にアップグレードされた印象です。
サイズに関しては、長さがあるのでグローバルのマイサイズからハーフサイズ(0.5cm)ダウンで良さそうです。
今作をまとめますと「マイルドズームストロベル」。
薄く主張が少ないズームストロベルが好みの方にはハマる一足かなと。
ハイカット同様に価格を考えると敢えてオススメするモデルではありませんが、人気の出そうなシルエットとデザイン。
人間は感情の生き物なので、気に入ったモデルを履くとプラシーボ的に快適にプレーできることもあるので、その基準で選ぶのも時にはアリでしょう。
自分の様にズームストロベルが苦手の方にとっては最終兵器「スジオカボード」。
クッション特性としてはスジオカボードの中でも「1.6㎜」もしくは「SUMMER(サマー)」が合うかと思われます。
一番硬質な「1.5mm」はおそらくクッションを押し固め過ぎてしまうと思われます。
このレビューが少しでもバッシュ購入の参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました<m(__)m>