Air Jordan XXXVIII(38) PF Try-on Review
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「ホワイト/サイレンレッド/ブラック」。
型番は“ DZ3355-106”。
今回はエアジョーダンシリーズの38作目。
前作エアジョーダン37は物心が付いてから初めてスルー、購入に至らないモデルとなってしまいました。
⇒AIR JORDAN XXXVII(37) PF TRY-ON REVIEW
今作の基本スペックも前作とほぼ変わらない様で、しかも定価が大幅に高騰。
おそらく買うことは無いと思われますが、エアジョーダンではあるのでどんな機能だったか本当にただの備忘録として残しておきます。
全面が「ヘリンボーン・パターン」で構成されたアウトソール。
フォアは放射状に、ヒールは前後方向にパターンは走っています。
PFラストなので、ラバーの素材は耐摩耗性を向上させた「XDR」。
硬さは平均レベルで、粘着性はやや低めな質感です。
低めの場合ホコリが吸着しにくい傾向にありますが、店頭の試着用の個体のソールにはけっこう吸着が見られました。
ラバーの繊維の隙間に入り込んでいる感じで拭き取るのに少し手間取るでしょう。
接地面積やソール形状的に大きく滑ることは無さそうですが、普段プレーするコートのコンディションが悪い場合は気にした方が良いかもしれません。
インソールはエアジョーダン36の発泡スチロール調の素材ではなく、エアジョーダン37に近い一般的なフォーム素材が使われています。
ミッドソールの赤いフォームはかなりソフトで弾力性は低め、黒いフォームは密度高めで弾力のある質感です。
どちらがクシュロン3.0でどちらがらフォーミュラ23かは不明ですが、今作の場合は通常のストロベルボードを排したズームエアの上にインソールを直接乗せた構造。
これはエアジョーダン36から継続使用されていますが、自分の足だとまともに履けたことがなく、今作も例外ではなさそう。。。
そのためあまりミッドソールの質感は関係なく、今作のクッションはとにかくズームストロベルのプニプニした感触がヒールからフォアまで一様に続きます。
個人的にはズームストロベルの面積が少ないほど好感触なので、序列としては「37>38>36」です。
ズームストロベルはノーマルアーチの方や体重がある程度以上ある方には合わない傾向にあります。
反対に偏平足、もしくは体重が軽いプレイヤーだとちょうど良い反発になってくれる傾向のあるクッションなのでこの辺りはご自身の特性と照らし合わせてご判断を。
このクッションが合う方は足入れ段階のフラットなクッションバランスのまま快適にプレーできるでしょう。
合わない方はフォアが沈み前傾過多になってしまう可能性が高いと思われます。
フィット面では「ハーフ・インナーブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
素材は「シンセティック・レザー」と「メッシュ」の組み合わせ。
足入れは簡単で、ヒール周りとタンのパディングは十分でフィットとロックダウンともに良好。
PFラストなのでやはりトーボックスにやや高さがあります。
小指部分や中足部のサイドには硬質なTPUパーツで補強がありますが、これらは特に悪さすることなくシューズの捻れ剛性を高めています。
試着段階ではアーチサポートも良好に感じますが、自分の足だとプレーするとズームストロベルが沈んでアーチを維持するのが難しくなります。
クッションで述べた足型と体重の話はフィットにも影響大ですのでやはり要確認です。
サイズに関しては、クッションがへたる事を考慮すればグローバルのマイサイズからハーフサイズ(0.5cm)ダウンはできそう。
捨て寸少なめで履くのが苦手な方は、マイサイズのままインソールやソックス調整の方が無難かもしれません。
今作をまとめますと「ズームストロベルはズームストロベル」。
アウトソールやシャンク、ミッドソールなどにいくら変化を加えてもクッションが足のアーチを維持させてくれない仕様ではどうしようもありません。
今までに発売されたズームストロベルのバッシュが合わなかった方はスルーが無難でしょう。
どうしても履きたい場合は「スジオカボード」がズームストロベルに対するクリプトナイト(対抗策)として存在するので活用がオススメです。
このレビューが少しでもバッシュ購入の参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました<m(__)m>