Nike Kobe VI(6) Protro (2020) Performance Review

9月 18, 2021
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  • テストカラー:Grinch(CW2190-300)
  • 主な機能:Forefoot Nike Zoom Turbo, Cushlon Midsole, Carbon Fiber Shank Plate, TPU Internal Heel Counter, TPU External Heel Counter
  • 着用した主なプレイヤー:Kobe Bryant,Buddy Hield,Bobby Portis,Tyler Herro,Domantas Sabonis,Talen Horton-Tucker,Jrue Holiday,Immanuel Quickley,P.J. Tucker,Dillon Brooks,Khris Middleton,James Wiseman,Robert Covington,Bol Bol,Joe Harris,Devin Booker,Tobias Harris,Kentavious Caldwell-Pope,John Wall,Shake Milton,Dwight Howard,Dennis Schroder,Anthony Davis,DeMar DeRozan,Jaren Jackson Jr.,Derrick Jones Jr.,Royce O'Neale,Ben McLemore,Josh Hart,Ja Morant,Julius Randle,Christian Wood,Terrence Ross,Clint Capela,Tyrese Maxey,Malcolm Brogdon,De'Aaron Fox,Duncan Robinson,Mitchell Robinson,Alex Caruso,Daniel Gafford,Kyle Anderson,Frank Ntilikina,Solomon Hill,Jae Crowder,Langston Galloway,Tre Jones,Gary Harris,Bam Adebayo,Romeo Langford,Shai Gilgeous-Alexander,Terence Davis,OG Anunoby,Jordan Clarkson,Deni Avdija,Cam Reddish,Isaiah Thomas,Markelle Fultz,Bogdan Bogdanovic,Sam Merril,Tyrese Haliburton,D.J. Augustin,Patrick McCaw,Lonzo Ball
  • 価格:¥21,450・$175

Introduction

今回はKobe Bryant(コービー・ブライアント)の6thシグネチャーの復刻モデル"Nike Kobe VI(6) Protro"のパフォーマンスレビューです。

("Protro(プロトロ)"とは"Performance Retro(パフォーマンス・レトロ)"の略語で、「機能を改良した復刻」の事)

今作のオリジナルはコービーシリーズの中では好みの履き心地で、プロトロ化されたモデルの中ではベストパフォーマンスだった記憶です。

オリジナルと所々比較しながら細部を見ていきたいと思います。

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TRACTION - 10 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

全面が「マンバ・パターン(蛇柄)」で構成されたアウトソール。

ラバーはフォアが「トランスルーセント」、ヒールが「ソリッド」

どちらもソフトな質感で、粘性(変形のしやすさ)と粘着性はともに高め。

その割にホコリの吸着は少なく、あまり拭く必要はありません。

スキール音は大きめに鳴り、しっかりとコートを掴む感覚があります。

オリジナルに比べると、フォアの反りが急になり、厚さも増しています。

その結果、コントロールスピードでのワークアウトではフォアを十分に押し込めず、接地ポイントが限定される感覚がありました。

ゲームスピードでプレーすると一転、しっかりフォア押し込むことができ、違和感は大幅に軽減され、オリジナル同様の素晴らしいトラクションに落ち着きました。

CUSHIONING - 8 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

オリジナルでは「ファイロン・ミッドソール」のヒールに「ズームエア」を、フォアに「メットバッグ・ズームエア」が入ったセットアップでした。

(メットバッグは通常の長方形ではなく、母指球の部分のみをカバーする楕円形のズームエアです)

今作のクッションは「クシュロン・ミッドソール」のフォアフットに「ズームターボ」を埋め込んだセットアップと、"Nike Kobe V(5) Protro"と同様の変更が施されています。

ズームターボはフォア全面をカバーしている点も、クシュロンのソフトさも同様の質感。

Kobe 5では沈みが強過ぎたこのセットアップですが、今作は「インソール」のおかげで扱いやすさは大幅にアップ。

オリジナルでも使われていたこのインソールは、見た目発泡スチロールの様な白いフォームが使われています。

質感は、通常インソールより厚く、弾力と復元性が強く、ヒールカップ成型も施されています。

このインソールが入っていてもまだフォアが高く、ヒールが低い後傾バランスなので、クッションを最大活用するにはやや「フォア詰め」で履く必要があります。

反ったソール形状のフォアは窮屈になりますが、フォアを押し込むタイミングのズレはなくなり、直線方向では強く押し込むほど強く反発してくれます。

左右の動きではどうしても厚みあるフォアは横ブレし、反発が少し逃げてしまいますが、まあ許容範囲です。

素材的に衝撃吸収性は申し分ありません。

ここまでなら「スコアは9/10」でしたが、この「フォアの低さ」はちょいちょい親指の爪に引っ掛かる。。

このままフォア詰めで履くと、爪が剥がれる未来が確定されているためスコアダウンせざるを得ませんでした。

ちなみにいつものソックス2枚から1枚に減らしてこれなので、同じ症状が出る方はけっこういるかなと思います。

オリジナルでもフォアの反りは気になったものの、クッションがしっかり押し込めたため、体感はフラットでした。

フォアの反発は増していますが、同時に癖も増しています。

いつものスーパーフィートのグリーンに変更すると後傾は改善されますが、前作Kobe 5 Protroでも見られたズームターボの不安定感が蘇ってしまいます。

ちなみにスーパーフィート使用時はソックス2枚が良いです。

また"Zoom BB NXT"の「リアクトインソール」は変更しても純正インソールとあまり体感は変わらず。

最終的には純正インソールが最適解に感じました。

※インソール交換はスコアに含めていません。

COURT FEEL - 8 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

FIT/LOCKDOWN - 8 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

「フォアフット・インナーブーティー」を、「フライワイヤー」「メッシュ」から成るアッパーが包む構造。

表面のウロコ状の装飾は樹脂素材の熱圧着です。

アッパーはオリジナルから特に変化が無いように感じます。

前述どおりクッションが厚くなったフォアは高さが足らない事だけが大きなマイナスポイント。

個人的にはフォア詰めで履かないとクッションの体感も大きく下がってしまうためここは厳しめに。

もしフォア詰めにこだわらず履ける方はかなり快適に履けるでしょう。

※※※サイズ選びに関して※※※

KobeのプロトロシリーズにはEPラストは存在せずグローバルラストのみ。

今回はマイサイズ"27.5cm"を購入しました。

ソックス2枚でも足は入りますが、後傾のクッションバランスを回避するためフォア詰めで履く必要があり、結果ソックス1枚に落ち着きました。

普段から1枚でプレーされている方はハーフ(0.5cm)サイズアップを検討しても良いかもしれません。

フォアに捨て寸を取って、ヒール詰めで履かれるプレイヤーは基本マイサイズで良いかと。

SUPPORT - 7 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

LATERAL TRANSITION - 7 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

HEEL-TOE TRANSITION - 9 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

BREATHABILITY - 7 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

DURABILITY - 7 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

WEIGHT - 10 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

339g(片足・27.5cm)

Final Conclusion

所々にオリジナルの快適なパフォーマンスを想起させる仕上がり。

つま先が痛まないうちは、プロトロシリーズの中で断トツでベスト。

今作の痛みを考慮に入れてシリーズの中でランキングを付けるなら「5 ≧ 4 > 6 > 1」ですかね。

45は肉薄していますが、トラクションの分で差が付きました。

※もしインソール交換も考慮に入れるなら不等号のイコールは外れます。


などとレビューを書いているうちにナイキとKobeの遺族との間で契約を巡り争いがあり、結果プロトロシリーズはじめKobeモデルの生産を、ナイキは今後行わないとのこと。

"Kobe VIII(8)""Kobe X(10)"などのプロトロも見てみたかったので正直かなり残念ですが、争いの経緯を見ると仕方がない、と思わざるを得ませんでした。

と言う事で突然のエンディングを迎えたプロトロシリーズですが、全モデル履いた上で感じたコンセプトは「ズームエアをいかに体感させるか」

"Kobe IV(4) Protro"はちょっと違いましたが。

個人的にこのコンセプトはどうしても好きになれなかったため、厳しめの評価の連続でした。

それでも、合わないとほぼ分かっていても買ってしまったのは、プレイヤーとしての"Kobe Bryant"の魅力かなと。

それを再確認できたのは今シリーズを履いた最大の収穫です。

。。。

あまり感傷的なことを書くとまた辛くなってくるのでこのあたりで締めます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

"MAMBA OUT"

 

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via https://www.dailynews.com/2016/04/15/kobe-bryants-teammates-in-awe-over-his-60-point-performance-in-final-game/

  • TRACTION - 10/10
  • CUSHIONING - 8/10
  • COURT FEEL - 8/10
  • FIT/LOCKDOWN - 8/10
  • SUPPORT - 7/10
  • LATERAL TRANSITION - 7/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 9/10
  • BREATHABILITY - 7/10
  • DURABILITY - 7/10
  • WEIGHT - 10/10
TOTAL SCORE
B+ 82 / 100

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