Jordan One Take 3 PF Try-on Review
今回は“Jordan One Take 3 PF(ジョーダン・ワンテイク 3 PF)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
今作はNBAロサンゼルス・レイカーズのPGラッセル・ウエストブルックのアナザーシグネチャーシリーズの3作目。
試着カラーは「ブラック/フラットピューター/ココナッツミルク/メタリックゴールド」。
型番は“DC7700-073”。
今作の国内展開は全カラーがアジア向けのPFラスト。
シーズン的にジョーダン・ワイノット05のテイクダウンモデルでもあります。
その05の試着感は正直イマイチでしたが、DMなどで今作に関する問い合わせが多かったため、気にはなっていた1足です。
⇒Jordan Why Not Zer0.1 PFのレビューはこちら
⇒Jordan Why Not Zer0.2 のレビューはこちら
⇒Jordan Why Not Zer0.3のレビューはこちら
⇒Jordan Why Not Zer0.4 PFのトライオン・レビューはこちら
⇒Jordan Why Not Zer0.5 PFのトライオン・レビューはこちら
⇒Jordan One Take II(2) PF のトライオン・レビューはこちら
不規則な形状のナブ(粒)が不規則に並ぶパターンと、アルファベットのWとZをイメージした「ヘリンボーン・パターン」が組み合わされたアウトソール。
PFラストなので、ラバーの素材は耐摩耗性に優れた「XDR」。
ナブ部分は粘性(変形のしやすさ)高めで、粘着性は低い質感。
ヘリンボーン部分は粘性低めで、粘着性も低い質感です。
粘着性の低さから、全面でホコリの吸着は少ないと予想されます。
パターンがやや浅めなのは気になりますが、ソール形状がフラットなのであまり心配しなくても良いかなと。
主にステップで使用する母指球周りとヒールの外足側に、粘性の高いナブパターンを配置したのは嬉しい仕様。
ただステップの仕方は個人差があるので、そこはご自身とご相談を。
前述のソール形状とクッションの薄さも考慮するとトラクションは悪くないと予想されます。
クッションは「ファイロン・ミッドソール」に「フォアフット・ズームエア」を埋め込んだセットアップ。
ズームエアは底面でなく上部に埋め込まれたトップロード。
ファイロンは密度低めでソフトめな質感。
フォアの屈曲剛性は弱めで、復元スピードも遅め。
フォアズームも沈むだけで反発感は薄め。
ただクッション自体がかなり薄いことで沈み幅は気にならないレベルです。
反発や吸収よりとにかく接地感が欲しい方には嬉しい仕様かと。
あとシャンクプレートが入っていないため、捻れ剛性が心配されますが、これもクッションの薄さが多少は相殺してくれると思われます。
フィット面では「フォアフット・インナーブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
アッパーの素材は「スクリーン・メッシュ」がメイン。
つま先やシューレースホール周り、ヒール周りなど負荷の大きい部分には「シンセティック・レザー」や「フューズ」が使われています。
素材は全体的に薄くしなやか。
中足部は浮いた構造にも関わらず、シャンクが入っていない為、長期使用では捻れ剛性が気になる所。
足入れは簡単で、ヒール周りのパディング、タンともに厚さはほぼ必要十分なレベル。
ヒールの成型にはややゆとりを感じますが許容範囲かと。
PFラストのわりに、フォアの高さや幅は抑えめ。
フィット感は期待して良さそうです。
サイズに関しては、長さ的にグローバルのマイサイズ27.5cmでジャストです。
今作をまとめますと「ワークアウトシューズ」。
対人のバスケではなく、シューティングやトレーニングジムでのワークアウトに履きたい仕上がりに感じました。
実際過去に発売されたジョーダンブランドのトレーナー系モデルにも何足か似た履き心地の物がありましたし。
また軽量なプレイヤーや女性やキッズ向けのエントリーモデルとしては適しているかと。
逆に身体が出来ていて、且つ対人でガツガツやるプレイヤーには敢えてオススメはしないモデルです。