Jordan Luka 2 PF Performance Review

9月 1, 2023
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  • テストカラー:Luk.AI(DX9012-001)
  • 主な機能:Formula 23 Midsole,Phylon Carrier,TPU Shank Plate,Forefoot TPU Plate,TPU Internal Heel Counter
  • 着用した主なプレイヤー:Luka Doncic
  • 価格:¥16,500・$130

Introduction

今回はNBAダラス・マーベリックスのPGルカ・ドンチッチの2ndシグネチャー"Jordan Luka 2 PF"のパフォーマンス・レビューです。

当初はスルーする予定だった今作。

ところがスロベニア代表でのドンチッチのプレーを見て改めて魅了され、また試着した感じも良好だったためフルレビュー決定。

前作ジョーダン・ルカ1は残念ながら自分には合わないパフォーマンスでした。

⇒JORDAN LUKA 1 PF PERFORMANCE REVIEW

今作は試着段階でそれを超えるのはほぼ確定。

ポイントは上積みがどれほどあるか?

細部を見ていきたいと思います。

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TRACTION - 9 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

フォアは「トライアングル・パターン」、ヒールは「ストライプ・パターン」のアウトソール。

PFラストのラバーにはXDRが使われることがほとんどながら、今作は暗闇で光る蓄光素材「Glow In The Dark(グロウ・イン・ザ・ダーク)」が使われています。

※XDRはその配合上、透けた見た目にはならないそうで、このGlowラバーもやや透けたルックスです。

Glowラバーは全体にやや硬めで、母指球と親指下だけややソフト。

粘着性は全体に通常レベル。

ホコリの吸着は全体にやや多く、コンディションの悪いコートではけっこう頻繁に拭く必要があります。

幸い滑る幅は小さく、プレーへの影響も小さめ。

ややソフトな母指球側は体重が乗るタイミングがやや遅れ、滑ることが何度かありましたが、これは初回の短時間のみで慣れれば気にならなくなりました。

スキール音は大きめに鳴ります。

トータルではけっこう優秀な部類のトラクションと言って良いかと。

安心して全体重を預けてプレーできます。

CUSHIONING - 9 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

クッションは「ファイロン・キャリア」の上部に「フォーミュラ23」を敷いたセットアップ。

フォーミュラ23は前作ルカ1でも使用されていたフォーム素材です。

※カタカナを並べていますが、端的に言うとファイロンが土台と枠で、その上部にフォーミュラ23を重ねた構造です。

中足部のシャンクプレートは小指側のアッパーに巻き上がる形状になっています。

またフォアの小指側にもプレートが設置され、これにより小指側のクッションが硬め、母指球側がソフトめに。

これは前作で致命傷となったポイントで、母指球部分だけ異様に沈み足のアーチが維持できませんでした。

今作でもやや沈みは感じるものの、クッションに厚みがあり、沈むスピードはゆっくりで、沈み幅も許容範囲。

動きの中でもシューズ内での足はフラットな状態が維持され、前作からの大幅な修正を感じ取れます。

フォアの屈曲からの復元スピードは若干ゆっくりで縦方向の加速感は最高ではないものの、必要十分な反発は提供してくれます。

捻れ剛性は強力で、左右の切り返し・反発は強い仕様です。

インソールはソフトでプニプニしたポリウレタン系の素材でやや厚め。

個人的にこれは吸収過剰に感じ、マイナスポイント。

吸収性が欲しい方に嬉しい仕様かと思います。

トータルすると癖のある前作クッションから大幅に軌道修正され、かなり扱いやすいクッションに仕上がっています。

「スーパーフィートのグリーン」に替えると、アーチサポートが過剰になりNG。「スジオカボード」とのコンビは吸収性を抑えつつ、フォアの復元スピードも増すのでこれはアリ。

"Nike Zoom BB NXT"の「リアクトインソール」への交換は純正インソール以上に吸収性が高まるのでNG。

※純正インソールと「スジオカボード」のコンビも有効。個人的にはこれがベストでした。

※インソール、ボード交換はスコアに含めていません。

COURT FEEL - 9 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

クッションはやや厚めながら十分にコントロールしやすい範囲のセットアップ。

インソールの吸収性が過剰な分だけ接地感は薄まりますが、気になるポイントはそれくらい。

基本常にコートをしっかり捉えてプレーできます。

FIT/LOCKDOWN - 9 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

「ハーフ・インナーブーティー」をメッシュとヌバックの「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。

履き口は広めに開き、足入れは簡単。

ヒールの収まりもシューレースのロックダウンも良好ですが、PFラストらしくトーボックスには高さが結構あります。

ソックスで多少埋めることはできますが、完全には無理でした。

※ただし多少でも埋める埋めないではトラクションやクッションの感覚にも影響が出てくるので普段より厚手のソックスに交換は必須です。

気になったのはこの一点のみ。

中側部の巻き上がったシャンクプレートは、得てして左右からの抑えを阻害しがちなパーツ。

ですが今作ではマイナス要素は無く、捻れ剛性の強化のプラス要素のみを提供。

ゴテゴテしたルックスに反して、素直なフィットです。

※※※サイズ選びに関して※※※

グローバルラストのマイサイズからハーフサイズ(0.5cm)ダウンしたPFラストの「27.0cm」でレビューしました。

こちらは購入ではなく、知り合いから借りた個体になります。

普段のソックス2枚から1枚減らしてほぼジャストサイズ。

なので基本普段履いているサイズで購入が正解でしょう。

マイサイズだとトーボックスの高さをよりソックスで埋めやすくなるはずですし。

「スジオカボード」を入れた場合、ボード追加分で上手く高さが埋まり、クッションだけでなくフィット面の向上も見込めます。

※ボード調整はスコアに含めず、ソックス調整はスコアに含めています。

SUPPORT - 8 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

シューズを置いたときにかなり傾いた状態になる今作。

履いて体重を掛けてみると特に不安定さは感じず、安心してプレーできました。

ただ普段あまり使わない小指側に体重を掛けてみると、特にカカトの小指側のエッジがやや大きめに沈みます。

切り返しのステップで母指球側を使う方は気にする必要は無いと思いますが、小指側を使う方や捻挫癖のある方は試着で確認が良いかもしれません。

LATERAL TRANSITION - 10 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

左右方向ではプレートの補助もあり、インソールの沈みは少し気になりますがスコアに反映させるほどでなく快適。

鋭くスムーズな切り返しが可能です。

HEEL-TOE TRANSITION - 9 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

前後方向では沈みの影響がやや大きめにあります。

またソールの屈曲からの復元スピードがあと一歩。

いずれも気になる箇所を敢えてピックアップするとしたら、程度の影響なので前後の重心移動も基本スムーズです。

BREATHABILITY - 7 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

タンには通気口が複数開いていますが、厚めで一般的なモデルより通気性は低め。

トーボックスやアッパーサイドのメッシュからも若干通気するので、トータルで平均レベルには届いているかと。

DURABILITY - 8 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

アウトソールのエッジは若干の摩耗が見られます。

ファイロンもフォーミュラ23もヘタりそうな感覚はなく、捻れ剛性もしっかりしていて、クッションは長持ちしそうです。

基本的な耐久性は確保されているように感じます。

WEIGHT - 9 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

403g(片足・27.0cm) 

Final Conclusion

今作をまとめますと「想定以上」

試着段階で予想したパフォーマンスを大幅に上回る結果となりました。

前作ルカ1とほぼ同じ母指球側をソフトにするプレート配置のまま、練習で使うのが厳しいレベルから試合で履きたいレベルまで昇華。

⇒JORDAN LUKA 1 PF PERFORMANCE REVIEW

「スジオカボード」を入れた際のパフォーマンスの上昇幅も大きく、試合用バッシュの中でも上位のローテーションに入っていきます。

PFラストでこれだけ良いのでグローバルラストは相当な名作の可能性があります。

とりあえずこの個体は知り合いから買い取って楽しみつつ、為替レートとの相談でタイミングを見てグローバルも確保する腹づもりです。

もちろんPFラストでも十分にハイパフォーマンスで、定価も安めで、ジャ1の様に争奪戦になるわけでもないので狙い目のモデルかと。

⇒NIKE JA 1 PERFORMANCE REVIEW

現在バッシュの買い替え、追加を考えている方には是非に。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m

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  • TRACTION - 9/10
  • CUSHIONING - 9/10
  • COURT FEEL - 9/10
  • FIT/LOCKDOWN - 9/10
  • SUPPORT - 8/10
  • LATERAL TRANSITION - 10/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 9/10
  • BREATHABILITY - 7/10
  • DURABILITY - 8/10
  • WEIGHT - 9/10
TOTAL SCORE
A- 87 / 100

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