Nike KD 17 EP Try-on Review
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
今作はNBAフェニックス・サンズ所属のSFケビン・デュラントの16thシグネチャー。
試着カラーは「ブラック/アイアングレー/ユニバーシティレッド/ホワイト」。
型番は“FJ9488-001”。
ズームストロベルを搭載し始めて以来ご無沙汰のKDシリーズ。
前作 KD 16では自分好みのパフォーマンスに近付いた感覚があり、今作には更なるアップグレードを期待したいところ。
早速詳細を見て行きたいと思います。
全面が「プレッシャーマッピング・パターン」のアウトソール。
ラバーの素材は全面が耐摩耗性に優れた「XDR」。
その質感は硬めで粘着性は低い。
前作レビューでも言及しましたが、黒ラバーはホコリに弱い傾向があるのが常でした。
ですが近年のモデルは対策が進んでいる印象で、フカフカクッションがエネルギー伝達を阻害したりしない限りは優秀なトラクションを体感できるかなと。
クッションは「クシュロン・ミッドソール」に「ヒール・エアストロベル」と「フォアフット・ズームエア」を合わせたセットアップ。
クシュロンは硬過ぎず柔らか過ぎず、沈み幅もそれなり。沈みからの復元は若干ゆっくり。
※ナイキ公式で素材に関する説明はありませんが、質感から判断してここではクシュロンと呼んでいます。
インソールは一般的なフォーム素材で厚さも通常レベル。
いざ乗ってみるとかなりしっかりした踏み心地で、なかなかに良いと感じた前作 KD16の明確な上位互換。
特にフォアフットは体重を掛けても沈み幅は少なく、それでいて反発も感じられる理想的なクッション性。
それもそのはずで試着のあと調べて知ったのですが「プラスチックプレート」がフォアズーム上に設置されているそう。
これは「スジオカボード」をフォアだけに埋め込んだ仕様なのでパフォーマンスが良いのも納得です。
前作 KD16で気になったヒールのエアストロベルの沈みも今作では解消されている印象で、クッションの前後バランスはほぼフラット。
敢えて今作でも気になる点を挙げるなら、体重が軽い方には厚底過ぎて持て余す可能背がある事。
その厚さがありつつ捻れ剛性がややマイルドなためサポート性を求める方は要確認かと。
個人的にはこれらは特に問題にならなそうで、トータルして満足できそうなクッションに感じました。
フィット面では「ハーフ・インナーブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
アッパーの素材は「メッシュ」と「シンセティック・レザー」をベースに、エアマックスプラス調の「TPUパーツ」で補強された構造。
足入れは少し引っ掛かる程度で基本スムーズ。
タンとヒール周りのパディングは多めに入っており、全体のラストもタイトめ。
アーチサポートもしっかりしており、トーボックスの高さが僅かに気になる以外はジャストフィット。
サイズに関してはマイサイズからハーフサイズ(0.5cm)ダウンの27.0㎝で良さそうです。
今作はEPラストですがルカ3とフリーク6で感じたゆったりEPではなくグローバル寄りEPです。
⇒Jordan Luka 3 PF Try-on Review
⇒Nike Giannis (Zoom) Freak 6 EP Try-on Review
今作をまとめますと「24-25シーズンの暫定トップパフォーマー」。
まだNBA開幕前ですが、この仕様ならシーズン終盤でもトップ争いに残っている予感がします。
当ブログでの高評価モデルが足に合う方は期待を持って要チェック、合わない方は購入前に慎重な確認が必要でしょう。
自分にとっても刺さるデザインなので好みカラーが出たらまずEPを買ってフルレビューしたいと思います。
もしナイキバイユーでの展開があればそれも作るかもしれません。
いやぁ…それにしてもポジティブなレビューは書くのが楽で良いです…。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
このレビューが少しでもバッシュ選びの参考になれば幸いです。