Jordan Luka 3 PF Try-on Review
今回はLuka Doncic(ルカ・ドンチッチ)の3rdシグネチャー“Jordan Luka 3 PF(ジョーダン・ルカ 3 PF)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「ホワイト/ボルトグロー/グリーングロー/ブラック」。
型番は“ HQ5055-107”。
前作ルカ2はかなりのハイパフォーマンスで、しかもボード調整での上昇幅が大きい。
試合でも余裕で履けるレベルのモデルでした。※カラーごとに当たりハズレがあったのはいただけませんが…
今作はそこからどう変化を付けて来たのか?細部を見て行きたいと思います。
⇒JORDAN LUKA 1 PF PERFORMANCE REVIEW
⇒JORDAN LUKA 2 PF PERFORMANCE REVIEW
母指球のジャンプマンを中心に螺旋状に走る「ヘリンボーン・パターン」のアウトソール。
素材は「トランスルーセント」と白い「ソリッドラバー」。
トランスルーセントから透けて見えているティールカラーの部分は「アイソプレート」。
このプレートはアッパーサイドから小指側のつま先までをカバー。
母指球部分はカバーしておらず、アウトソールはそこだけソフトめで、プレートのある部分は硬め。
母指球周りによりクッション性を持たせる仕様は初代から一貫しています。
いずれもトラクションには大きな影響はなかったですし、今作も試着段階ではうまく体重が乗る感覚だったのでしっかりグリップすると思われます。
ラバーの粘着性は通常レベルなのでホコリの吸着もそこまで気にならないかなと。
懸念すべきは「アウトソールの幅」。
やたらと広く、エッジ部分に体重が乗らない可能性があるのでここは購入前に要チェックです。
クッションはエメラルドカラーの「クシュロン3.0」と白い「ファイロン」を組み合わせたミッドソール単体のセットアップ。
こちらも初代から一貫してエアは不使用。
クシュロン3.0はソフトで沈み幅があり、沈みからの復元スピードは遅め。
正直今までのクシュロンと同じ、典型的な質感です。
一方のファイロンは密度高めで硬め。沈み幅は小さくそこからの復元は速い。
乗ってみると2種類のフォームの質感の違い、シャンクの境い目のどちらも特に気にならず。
変に沈む個所もなく、ほぼフラットで頼りがいのありそうな乗り心地。
フォアフットの屈曲剛性がそれなりに強く復元スピードは速め。
捻れ剛性はかなり強力で、前後よりも左右の動きに強いかなと思われます。
ここさえクリアすればかなり快適かなと。
フィット面では「独立タン」を「アッパー」が包むクラシックなセットアップ。
メイン素材は「メッシュ」で、履き口からヒール周りには「シンセティック・レザー」。
履き口は大きく開き足入れは非常に簡単。
パディングは全体にやや厚めで足首周りのフィットは上々。
気がかりなのはやはり「トーボックス」。
グローバルラストのマイサイズである27.5cmを試着しましたが、ボックスは幅が広く、高さにもややゆとりがあります。
にもかかわらず、いつものソックス2枚で長さはギリギリもギリギリ。
クッションの沈む分を考慮に入れて何とかなるかなと言ったところ。
足幅が通常の方はパワーエリートなどの極厚ソックスを履く前提でマイサイズかハーフサイズ(0.5cm)アップが良いでしょう。
足幅の広い方はソックス調整なしにマイサイズのまま履ける可能性が高いです。
今作をまとめますと「ワイドフィート・フレンドリー」。
足幅広めの方や、トーボックスに高さが欲しい方に向けたバッシュです。
ここのフィットさえクリアすればなかなかのパフォーマンスを期待できる1足かと。
※ナイキジャパンの商品説明にもしっかり「PFエディションは、屋外コートでのプレーに最適な幅広デザイン」との記載があり、公式お墨付きです。
自分にとっては合わない仕様なので購入は見送りで、フルレビューは他の方にお任せしたいと思いますm(__)m
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
このレビューが少しでもバッシュ選びの参考になれば幸いです。
⇒JORDAN LUKA 1 PF PERFORMANCE REVIEW