Nike Zoom Freak 5 EP Try-on Review
今回は“Nike Zoom Freak 5 (ナイキ ズームフリーク 5) EP”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「ブラック/フューシャドリーム/バルチックブルー/ファントム」。
型番は“ DX4996-002”。
今作はNBAミルウォーキー・バックス所属Giannis Antetokounmpo(ヤニス・アデトクンポ)のズームフリークシリーズ5作目。
前作までは国内発売もグローバルラストだった今シリーズですが、ついにEPラストに変わってしまいました。
自分の足には合わないEPラストとは言え、3以外は安定して履きやすいシリーズなので期待値は高めで臨みたいと思います。
⇒NIKE ZOOM FREAK 3 PERFORMANCE REVIEW
⇒Nike Zoom Freak 4 Try-on Review
全面が「フリークロゴ・パターン」で構成されたアウトソール。
EPラストなので、ラバーの素材は耐摩耗性を向上させた「XDR」。
硬過ぎずソフト過ぎず、粘着性はやや高めな質感です。
質感からホコリの吸着は多そうで、フォアのパターンは細かい。
プラスで自分の足型だとアウトソールの幅と合わず、体重が乗り切らない箇所がありちょっと不安な仕様。
足幅の広い方であれば、フラットで面積の広いソールは逆に味方になってしっかりグリップしてくれるかなと。
ミッドソールに関して公式説明が無いので便宜的にEVAとしています。
その質感はやや硬めで弾力性があり、密度は高め。
表面はややマットな触り心地でズームフリーク2のミッドソールと似ています。
⇒NIKE ZOOM FREAK 2 PERFORMANCE REVIEW
いざ乗ってみるとほぼフラットで、特に大きな沈みは感じずしっかりした乗り心地。
ズームフリーク2に比べると薄く、クッションの質感もありなかなかダイレクトな接地感があります。
惜しいのはやはり「アウトソールの幅」。
トラクションの部分でも影響しそうでしたが、クッションの、特に重心移動においてより影響が大きくなりそうです。
ギリシャ型の足なので人差し指基準で長さを合わせると、小指周りの縦にも横にもけっこうスペースが余ります。
スペース部分には体重が乗らず、試着段階でもソールが足と連動していない感が強く、インソールやソックスでかなりの調整が要る印象でした。
必要十分レベルのソール剛性はあるので、足型が合えば接地感強めのクッションを楽しめるかと。
フィット面では「ハーフ・インナーブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
素材は「シンセティック・レザー」と「メッシュ」の組み合わせ。
足入れは簡単で、ヒール周りとタンのパディングは十分でフィットとロックダウンともに良好。
甲の高さもしっかり抑えられ、アーチサポートもしっかりあります
気になるのは前述の小指部分のスペースのみです。
サイズに関しては、クッションがやや沈むことを考慮すればギリギリグローバルのマイサイズからハーフサイズ(0.5cm)ダウンは可能かなと。
長さがかなりギリギリなので、マイサイズのままインソールやソックス調整の方が無難かもしれません。
今作をまとめますと「平面特化」。
反発より平面での安定感を優先したパフォーマンスに感じました。
似たクッションセットアップのジャ1とは対照的なイメージです。
足型の部分は要注意ですが、トータルすると癖は少なめで広い層に受け入れられるバッシュかと。
物価上昇が続く中のシグネチャー5作目の割に価格が抑えめなのも嬉しいポイントです。
このレビューが少しでもバッシュ購入の参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました<m(__)m>