Nike Lebron XX(20) EP Try-on Review
今回はレブロン・ジェームズの20thシグネチャー“Nike Lebron XX EP(ナイキ レブロン20 EP)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「ブラック/ホワイト/ピュアプラチナム/メタリックゴールド」。
型番は“DJ5422-003”。
NBAは現在プレイオフのファーストラウンドが進行中。
意外なタイミングで近所の店舗に入荷があり、急遽レビューを書いています。
巷の声を聞いていると絶賛する声が多い気がする今作。
どうなりますか、詳細を見ていきたいと思います。
母指球にライオン、ヒール中央にダンクマンなどをあしらった「ストーリーテリング・パターン」のアウトソール。
※適切にパターンを表す表現が思いつかなかったときに使うのがストーリーテリング。。
今作はEPラストですが、XDRのハングタグは付いておらず、ラバーは質感的にも通常の「トランスルーセント」と思われます。
質感はやや硬めで、粘着性は高め。
ホコリの吸着は多いかもしれませんが、ソール形状もクッションもソールにしっかり体重が乗る構造なため大きな問題にはならなそうです。
店頭で軽くステップしただけで大きめにスキール音が鳴ったので、少なくともこの音が好きな方にはハマるトラクションかと。
クッションは「クシュロン・ミッドソール」に「ヒール・ズームエア」と「フォアフット・ズームエア」を組み合わせたセットアップ。
※ヒールズームはボトムロード、フォアズームはトップロードです。
クシュロンはけっこうソフトながら、弾力性は強めの質感でトータルではしっかりした乗り心地。
ズームエアたちも良い意味で存在感がありません。
フォアとヒールの高さバランスも良く、ほぼフラット。
フォアの屈曲の仕方、剛性もなかなかに良い。
扱いやすい且つ加速感もありそうな予感がします。
似たセットアップ(クシュロン+フォアズームターボ)を持つコービー6と比較しても今作の方が好感触。
懸念点としてはへたりやすいクシュロンを使っている事。
カイブリッド S2の様に長く履ける例外もありますが、基本寿命は短め。
こればかりは買って履いてみないことには分かりませんが、一応情報として。
とりあえず試着段階での評価はかなり高いです。
⇒NIKE KOBE VI(6) PROTRO (2020) PERFORMANCE REVIEW
⇒NIKE KYBRID(KYRIE HYBRID) S2 PERFORMANCE REVIEW
フィット面では「フォアフット・インナーブーティー」を「アッパー」が包むセットアップ。
初見で素材はコービー11エリートの様な硬質なフライニット系かと思いましたが、実物は薄くしなやかな「メッシュ」です。
⇒NIKE KOBE XI(11) ELITE LOW PERFORMANCE REVIEW
シューレースホール周りなど負荷の掛かる箇所は「シンセティック・レザー」を使用。
足入れは簡単で、カカトから中足部にかけてのフィット・ロックダウンは良好。
アーチサポートはやや高めで個人的には好み。
足型によってはインソールで調節が要るかもしれません。
トーボックスの高さと幅は微妙にゆとりがあり、ここは通常のEP仕様。
カーボンファイバー製のシャンクプレートも効いていて、捻れ剛性も強め。
クッションもそうでしたが、他のEPモデルに比べてグローバルと差が少ない様に感じます。
※今作のグローバルは履いたことがないので、あくまで他のグローバルの履き心地を参考にしての感想ですが。。
サイズ感は「グローバルのマイサイズで良い」と感じました。
クシュロンのヘタりを織り込むならハーフサイズ(0.5cm)ダウンもありかもしれませんが、クッション特性的に「スジオカボード」が合うのがほぼ確約されているセットアップ。
サイズダウンするとボードを入れる余裕がなくなる可能性があるので、ボード使用予定の方はマイサイズがオススメです。
今作をまとめますと「コービー6の上位互換(かも)」。
クシュロンの変化が未知数ですが、少なくとも試着、初乗り段階での履き心地は確実に今作の方が上です。
粗を探そうとしても現段階ではクシュロンの話くらい。。。
敢えて付け加えるなら、価格が高い事。
またアウトソールにトランスルーセントでなくXDRを使っているカラーはパフォーマンスが落ちる可能性がある事くらい。
正直本物、名作の予感がします。
気になる方はトライしても損の少ないモデルかなと思います。
※最悪スジオカボードを入れれば良いですし。是非。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m