Jordan Zion 1 PF Try-on Review
今回は“Jordan Zion 1 PF(ジョーダン・ザイオン 1 PF)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
※また店頭のディスプレイを撮った画像が破損していて今回は公式の画像になっています。
※再度撮影にも行ったのですが時既に遅し。完売していました。。
今作はNBAニューオーリンズ・ペリカンズのPFザイオン・ウィリアムソンの記念すべき1stシグネチャーモデル。
試着カラーは「ブラック/ブライトクリムゾン/ホワイト」。
型番は“DA3129-006”。
今作の国内展開は全カラーがアジア向けのPFラストになっています。
全面が「フィンガープリント(指紋)・パターン)」のアウトソール。
PFラストですが、ラバーの素材は赤い「トランスルーセント」がメイン。
母指球部分のみ、ラバーの素材は白と黒の(おそらく)XDRが使われています。
どちらのラバーも、その質感は粘性(変形のしやすさ)は低く、粘着性が高め。
粘着性の高さからホコリの吸着は多いと予想されます。
パターンはやや浅めなので、ホコリの逃げる隙間も少なそうです。
粘性の低いタイプの場合、十分なトラクションを得るにはある程度以上の体重、もしくはコートを強く押せるステップが必要です。
今作のクッションはエアストロベルですが、試着段階では意外にもフカフカ感少なめしっかり踏める感覚。
ホコリの多いコートは別にして、通常コンディションのコートでのトラクションは期待して良さそうです。
クッションは「ファイロン・ミッドソール」に「フォアフット・ズームエア」を埋め込み、さらにその上から「フルレングス・エアストロベル」を載せたセットアップ。
ファイロンはソフトで弾力ある質感で、インソールは厚めでソフトなフォーム素材が使われています。
このインソールはPG 4でも使われていたものと同じかと。
⇒”Nike PG 4 EP”のパフォーマンス・レビューはこちら
これにエアストロベルとフォアズームだとかなりフカフカかと思いきや、意外にも素直な反応。
今までのストロベルはフォアの沈みが強く、プレーすると前傾が強くなり過ぎてました。
今作のフォアはしっかりしていて良い意味で感覚が全然違います。
ソールの屈曲剛性・捻れ剛性も良好で…これは期待して良いかもしれません。
フィット面では独立した「タン」を「アッパー」が包むクラシックなセットアップ。
アッパーの素材はソフト且つ薄い「メッシュ」で伸縮性はほぼありません。
ヒール周りやシューレースホールは補強のため「フューズ」が使われています。
アッパーの質感ではこのモデルを思い出しました。
足入れは簡単で、ヒール周りのパディングは厚めで、タンは必要最低限レベルの厚さ。
ヒール周りの収まりは良好で、薄めのタンの弊害も特に感じず。
フォアはPFラストらしく高さがある成型です。
正直それ以外は特に気になるポイントもなく、フィットも良好。。。「やはり良モデルでは?」と更に期待が高まりました。
サイズに関しては、フォアの高さにゆとりは残りますが、長さ的にマイサイズで良さそうです。
厚いインソールがヘタる事を考慮に入れてハーフサイズ(0.5cm)ダウンも検討の価値はあると思います。
今作をまとめますと「スリーパーかも」。
ストロベル系という事で食わず嫌いしてましたがポテンシャルは感じました。
デューク大学時代、硬質で高密度なミッドソールを持つPG2.5を破壊した経歴を持つザイオン。
その彼のシグネチャーとしてこのミッドソール周りは心許なく感じますが、一般プレイヤーが履くには十分な作りかなと。
このレビューを書いている最中に自分が欲しくなってしまい、気付いたら購入。。
見事ミイラ取りがミイラになったわけですが、
ザイオンと言う特異なタレントの1stシグバッシュですし、1足持っておいて損はないと言い訳しつつまとめを書いています。
フルのパフォーマンス・レビューも書く予定でいますが、そちらは気長にお待ちくださいm(__)m