Jordan Super.fly 4 Performance Review

1月 17, 2016
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  • テストカラー:Concord(768929-008)
  • 主な機能:Flight Speed Technology、Hyperfuse Technology、Forefoot J Zoom Air Units
  • 着用した主なプレイヤー:Blake Griffin、Russel Westbrook, Monta Ellis, Jimmy Butler, Jabari Parker, Kemba Walker, Joe Johnson
  • 価格:¥17280(国内)、$150(海外)

Introduction

ジョーダン・スーパーフライシリーズも早いもので4作目。

シャンクプレートの形状が変わり、名称も“フライトプレート”から“フライトスピード”と変更されています。

またアンロック・ズームエアが2ピースではなく3ピースの組み合わせに変更。

これらがどうコートでパフォーマンスを発揮するのか、機能の細部を見ていきたいと思います。

TRACTION - 7 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

DSC05350前後方向へのヘリンボーン・パターンと、ウェーブ・パターンを組み合わせたアウトソール。

ラバーは硬めで、粘性は通常レベル。

中足部は浮いた構造になっていて接地面積は狭め。

エアバッグは前作“Jordan Super.fly 3”と同じくらいで、“Air Jordan XX9”より出っ張った構造。

前作ではラバーが柔らかく、軽く体重を掛ければ沈み、グリップに充分な接地面積が確保できました。

今作はラバーが硬く、沈みにくいため、さらに接地面積が限られるシチュエーションが多くなりました。

面積が狭いため、ほこりの多いコートでは、頻繁に拭いてやる必要があります。

トータルで平均レベルのトラクションかと思います。

CUSHIONING - 7 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

DSC05351ヒールはファイロンのみで、フォアフットは3ピースから成る“J Zoom Air”。

中足部にはTPU製シャンクプレート“Flight Speed”を搭載。

“Air Jordan XX8”や“Jordan Melo M10”のように、土踏まず部分が大きく浮いた形状です。

ファイロンは硬めですが、インソールがモチモチと心地良く、フォアのズームエア容量も大きいため、衝撃吸収性は優秀です。


フォアフットの屈曲部分の剛性・復元性はなかなか。

この剛性に対して、浮いた土踏まず部分の剛性が負けてしまっていて、沈んだり、変に曲がったりします。

この“Flight Speed”、狙ってこういう仕様をなのか、もしくはまだテスト段階なのか判断は出来ませんが、中足部分がすごく心許なく感じます。


“J Zoom Air”は、“Air Jordan XX8”や“Air Jordan XX9”のズームエアに比べて、大きく離れた後ろに配置されています。

垂直に跳ぶだけなら、体重が乗りやすい位置なのでズームエアの反発を感じ、良い感触。

動きの中では、出っ張った部分の段差がフォアの屈曲や重心移動に干渉してくる…はっきり言って邪魔です。

個人的にズームエアは“Zoom Flight Glove”の様に足指に近い位置の方が、バッシュとしてベターだと思っているので、残念ながらこれは真逆かと…。


反発性の面で大きくスコアを下げ、トータルのクッショニングはぎりぎり平均レベルかと。

COURT FEEL - 7 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

DSC05348ヒールはシンプルにファイロンのみなので、接地感は優秀。

フォアは“J Zoom Air”が分厚く、常に厚いエアに乗っている感覚で接地感は薄め。

トータルで平均レベルでしょう。

FIT/LOCKDOWN - 7 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

DSC05349ヒールにはTPU製エクスターナル・ヒールカウンターがあり、パディングも厚くないですがしっかり入っていてカカトの収まりは良好。

シューレースには“フライト・ウェブ・システム”など特別な機能はなし。

アッパーのフューズ素材は等間隔で切れ込みが入っていて、動きの中でも変形に合わせてしっかりフィットする構造になっています。


ただサイズに関しては、通常のNikeサイズよりハーフサイズDownが良いでしょう。

特に長さが余ります。

幅は特に広いわけではないので、要試着モデルだと思います。

SUPPORT - 7 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

DSC05353ヒール周りのサポートはしっかりしています。

ソールの安定性はズームエアが張り出しているのでイマイチ。

土踏まず部分が沈む分を、足の力でアーチを支えなければならず、疲れやすい。

トータルしてぎりぎり平均レベルのサポート性かと。

LATERAL TRANSITION - 6 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

DSC05354変型しやすい中足部、出っ張ったズームエアにより反応が遅れます。

イメージ通り動くためには余計に脚力が要ります。

重心移動で動くプレイヤーには合わないでしょう。

前作“Super.fly 3”と同じ感覚で、ガンガンコートを蹴って動きたいプレイヤーには履きやすいかもしれません。

トラクションが低い分、前作よりスコアは下がります。

HEEL-TOE TRANSITION - 7 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

通常スピードであれば比較的スムーズ。

ジャンプやドライブなど瞬発的なムーブでは前述の色々なパーツが影響してきて、やはり脚力が余計に必要です。

BREATHABILITY - 8 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

DSC05362フューズ・アッパーには切り込みが入っていて、若干の通気性を確保。

タンは通常の厚さであまり通気しません。

両くるぶし部分は薄いメッシュになっていて大きく通気可能。

フューズ素材を使ったモデルとしては平均以上の通気性があります。

DURABILITY - 7 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

DSC05347見た目は硬そうなデザインですが、実際はしなやかで変形しやすいつくり。

土踏まず部分のしなやかさは、ズームエアへの負荷にならないか心配になりました。

“Air Jordan XX8”“Jordan Melo M10”でもだいぶ問題となった箇所なので、おそらく対策は施されているとは思いますが。

アッパーはフューズ素材の上に、メッシュのテキスタイルを貼り付けて補強してあります。

トータルで平均レベルの耐久性はあるかと。

WEIGHT - 9 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

DSC05363約354g (27.5cm・片足)

※実際に計測した重量です。

Final Conclusion

今作のメイン機能は“J Zoom Air”“Flight Speed”

“J Zoom Air”の位置は動きの中では違和感がありますが、その場でジャンプをするなら体重が載せやすく、反発性をしっかりと提供してくれます。

スポットアップ・シュートがメインのプレイヤーには嬉しい仕様かと思います。

また、“Flight Speed”はシャンクとしては小さく、必要最低限レベルの捻れ防止機能を発揮します。

変形しない硬いシャンクプレートが苦手なプレイヤーには履きやすいでしょう。


スーパーフライシリーズは3、4と構成するパーツをより少なく、より小さくして、軽量性としなやかさを強調する路線みたいですね。

自分は剛性あるバッシュが好みなので、残念ながら今作も合いませんでした。

スーパーフライは代を経るごとに好みから遠ざかって行くなあ…。

assss

  • TRACTION - 7/10
  • CUSHIONING - 7/10
  • COURT FEEL - 7/10
  • FIT/LOCKDOWN - 7/10
  • SUPPORT - 7/10
  • LATERAL TRANSITION - 6/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 7/10
  • BREATHABILITY - 8/10
  • DURABILITY - 7/10
  • WEIGHT - 9/10
TOTAL SCORE
B- 72 / 100

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