Jordan Super.fly 3 Performance Review
- テストカラー:Riverwalk(684933-625)
- 主な機能:Flight Web System, Flight Plate Technology, Hyperfuse Technology, Unlocked Zoom Air
- 着用した主なプレイヤー:Blake Griffin, Jimmy Butler, Jabari Parker
- 価格:¥17,280(国内)、$140(海外)
Introduction
チームジョーダン系の中でトップモデルのスーパーフライシリーズ。NBA選手の着用率もかなり高く、高パフォーマンスを期待して購入しました。
それでは、機能の細部を見ていきたいと思います。
TRACTION - 10 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
Air Jordan XX9と同じ波の様にうねったウェーブ・パターンのアウトソール。ラバーの素材も同じで粘性の高いラバー。エアバッグはAir Jordan XX9より若干出っ張ってますが、グリップ性に影響ありません。
ほこりの多いコートでも滑ることなく、良く止まります。
CUSHIONING - 7 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
ヒールはファイロンのみ、フォアフットは前後2分割のズームエアにTPU製フライトプレートと、Air Jordan XX9と同じセットアップ。ズームエアの出っ張りはAir Jordan XX9以上、Air Jordan XX8以下。ズームエアの容量はAir Jordan XX9とほぼ同じに見えます。
まず、衝撃吸収性はかなり優秀です。ミッドソールのファイロンが、かなり柔らかめなので沈むような感触。
そのファイロンが柔らかいことで、フォアフットの復元性はイマイチ。ズームエア自体に反発性はありますが、柔らかいつくりに吸収され、上手く伝達されない感じです。
おそらく「フライトプレートのシャーシ部分がフォアフットまで伸びていないこと」、これも剛性不足と、ズームエアの反発性伝達が甘いことの2つめの原因かと思われます。
COURT FEEL - 7 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
柔らかい沈むようなクッションで、物理的にコートに近い感覚。Kobe IXのルナロンに近い感覚です。
個人的には沈むクッションだと重心が取り難く、あまり好みではないので、点数は低め。ルナロンインサートが合うプレイヤーでしたら心地良いでしょう。
FIT/LOCKDOWN - 7 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
カカトにはTPU製インターナル・ヒールカウンターが入り、アキレス腱パッドも厚く、足の収まりは良いです。
中足部はシューレース・ループがミッドソールまで繋がっているフライト・ウェブ・システムがあり、足甲をしっかりロック。タンにも適度な厚みがありストレスありません。
ここまでは良かったのですが、フォアフットのスペースの縦、横、高さが余り、ブレを感じます。これはフューズアッパーの小指側がかなり広い成型になっていることと、沈むファイロンのためだと思われます。
ワンピースのフューズアッパーのため、シューレースでの調節は難しく、ソックスを1枚足して調節して若干改善しました。
SUPPORT - 7 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
ソール周りが柔らかいセットアップのため、捻れやすく感じました。アウトソールには張り出したアウトリガーがあり安定性は問題なさそうですが、位置が違う…小指より後ろにありあまり意味を成してません。
カカト周りのサポートは、インターナル・ヒールカウンターとアキレスパッドでブレ、抜け感なくしっかりサポート性あり。
LATERAL TRANSITION - 7 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
ソールの剛性が足りないため、重心移動はスムーズとは言えず、少し反応が遅れます。
グリップは良く効くので、頑張れば動けます。ガンガンコートを蹴って動きたいプレイヤーには履きやすいかもしれません。
HEEL-TOE TRANSITION - 8 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
フライトプレートとズームエアのセットアップは、Air Jordan XX8やAir Jordan XX9ほど加速する感覚は少なく、平均的な走行感覚です。
BREATHABILITY - 7 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
タン以外に通気できる素材部分はなく、通気性はあまり良くありません。
DURABILITY - 8 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
WEIGHT - 8 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
Final Conclusion
結論として、履き心地はバッシュと言うよりトレーニングシューズ。
同じTPUフライトプレートとフォアフットズームエアを搭載したJordan Trunner Dominate Proというトレーニングシューズを以前バスケで試しましたが、まさにそれと同じ感覚です。
ダッシュやジャンプメニューなど決まった動きをするのには適していますが、コートで相手に合わせて動くのには適していない、そう感じました。
もっとアグレッシブな機能を期待していたので、残念な結果です。
耐久性と衝撃吸収性があるのでインサイドプレイヤーには向いていると思います。
サイズに関しては、ハーフサイズダウンがオススメです。
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TRACTION - 10/10
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CUSHIONING - 7/10
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COURT FEEL - 7/10
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FIT/LOCKDOWN - 7/10
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SUPPORT - 7/10
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LATERAL TRANSITION - 7/10
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HEEL-TOE TRANSITION - 8/10
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BREATHABILITY - 7/10
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DURABILITY - 8/10
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WEIGHT - 8/10