Air Jordan XX9(29) Performance Review

10月 25, 2015
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  • テストカラー:RIVERWALK(695515-625), BUGS BUNNY(695515-805)
  • 主な機能:Performance Woven Upper, Flight Web System, Flight Plate Technology, Tendril, Unlocked Zoom Air
  • 着用した主なプレイヤー:Russell Westbrook, Kawhi Leonard, Jimmy Butler
  • 価格:¥25,920(国内)、$225(海外)

Introduction

今回は29代目エアジョーダン"Air Jordan XX9"のパフォーマンス・レビューです。

前作"Air Jordan XX8 SE"のクッショニングは革新的に感じましたが、全体のバランスがまだ取れていない印象でした。

XX8のレビューは近日中にUP予定です。 ※UPしました→"Air Jordan XX8 SE"

なので次作である今作XX9には発売前からかなり楽しみにしてました。

試着した感じではかなり良さそう…。

コート上ではどうなりますか?

その細部を見ていきたいと思います。

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⇒各スコア項目についてはこちら

TRACTION - 10 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

DSC04424

全体に波の様にうねったウェーブ・パターンのアウトソール。前作エアジョーダンAir Jordan XX8 SEに比べると少し固め。それでも十分に粘性の高いラバー。ソール形状がほぼ平面な設計なのでコートとの接地面積が拡大したのは個人的にポイント高いです。

実際、ほこりの多いコートでも滑ることはほぼありませんでした。

あえてマイナスポイントを挙げるなら、クリアラバーとソリッドラバーの違いでしょうか。クリアソールの方が若干ほこりを吸着しやすいと感じました。ほこりの多いコートでプレーすることが多いなら、ソリッドラバーの方がオススメです。

CUSHIONING - 9 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

ヒールは圧縮成型ファイロンのみ。個人的にはヒールではあまり着地することがないので、エアが無くても支障なし。

フォアフットは2つに分割されたズームエアです。Air Jordan XX8 SEの左右分割から前後分割に変わり、出っ張りもだいぶ控えめに変更。左右分割だとエアバッグに負荷がかかり過ぎなのでは?と問題になっていましたから、変更してきたという事はやはり、ですかね。

上記の変更から、ズームエアの反発性はAir Jordan XX8 SEに比べ下がってますが、十分感じられるレベル。耐久性を確保しつつなので、良い改良ですね。

またズームエアの反発性と連動して必要なのが、フォアフットの返り、復元性です。XX9ではつま先近くまで伸びたフライト・プレートが、硬すぎず、柔らかすぎず、絶妙に返りが良い。フライト・プレート・テクノロジーのズーム・エアの能力を解放する、というコンセプトが前作よりもオンコート向けで実現されていると感じました。

COURT FEEL - 9 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

XX8では土踏まず部分は浮いた状態になってましたが、XX9では「テンドリル」と呼ばれるブリッジを追加。

アウトソールが平面に近い設計になり、ヒールエアの省略により、よりコートを近く感じます。ジョーダンが現役時代にバッシュに特に強く求めた「素足感覚」に近年では一番近づけたモデルではないでしょうか。

FIT/LOCKDOWN - 9 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

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アッパーはピクセル単位で調節され編み込まれたパフォーマンス・ウーブン素材。

アッパーの生地内をシューレース・ループがミッドソールまで繋がっているフライト・ウェブ・システム。ウーブン素材はとても柔らかく、また細かく編まれた性質上、わずかに伸縮性があります。

普段よりきつめにシューレースを締めてちょうど良いくらいでした。締めた後の足との一体感はスゴイです。

ヒール内部には膨らんだパッドがあるのでカカトのおさまりも良好。

SUPPORT - 7 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

小指部分の溢れ、シューズの捻れ過ぎの防止に関しては、フライト・ウェブ・システム、テンドリル、フライト・プレート、アウトソールのアウトリガー(小指部分の広く張り出した部分)により、足はシューズ内に収まるようしっかりしたサポートがあります。

カカト周りのサポートは、アッパー内に埋め込まれたインターナル・ヒールカウンターがあるにはありますが、非常に薄い。

アッパーの素材上、薄くせざるを得なかったと思われますが、ならばヒール部分のシャーシーをアッパーの半分程度まで巻き上げれば良かったのでは?、と思います。

ココはデザインが優先された印象を受けますね。

次作のXXXでは修正を期待したいところ。

自分は捻挫癖がないので特に違和感はないですが、足首に不安がある方は要試着だと思います。

LATERAL TRANSITION - 8 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

横方向への動きは問題なくスムーズ。グリップも全方向に良く効きます。

但し足首の弱い方は上記のヒールカウンターの弱さがあるので、急な切り返しに違和感を覚えるかもしれません。


※スコア修正しました。

ヒールカウンターの耐久性が予想より低かったため、左右方向には影響が出てきました。

HEEL-TOE TRANSITION - 9 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

テンドリルの追加とほぼフラットなソールにより、ナチュラルな走行感覚。

前作Air Jordan XX8 SEに比べると、フォアフットの加速は抑え目ですが、適度に前方向へ加速してくれます。


※追記

ヒールのクッションの硬さを扱い難いと感じるプレイヤーがけっこういるようなので、マイナス1ポイントだけ修正を入れました。

BREATHABILITY - 7 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

DSC04430パフォーマンス・ウーブン・アッパーはフューズ系などのメッシュのような目に見える通気口はありませんが、アッパー生地自体が薄く、編み込み素材なので適度に通気性はあります。及第点レベルかと。

DURABILITY - 6 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

・フライト・ウェブのシューレース・ループを強く引っ張り過ぎないよう注意。

・薄いヒールカウンターの耐久性。

この2点が気になりました。前作のようにエアに問題が無いのはありがたいですね。


※追記

フライウィーブ(パフォーマンスウーブン)の小指部分は負荷でダメージが来る可能性が高いです。

またヒールカウンターはやはり割れて、カカトの安定性がダウンします。

この2点は思ったより早く症状が現れたのでスコアも修正しました。

 

WEIGHT - 9 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

約370g(27.5cm・片足)

※実際に計測した重量です。

Final Conclusion

Feb 14, 2015; New York, NY, USA; Team Westbrook guard Russell Westbrook of the Oklahoma City Thunder (0) passes the basketball during the 2015 NBA All Star Shooting Stars competition at Barclays Center. Mandatory Credit: Bob Donnan-USA TODAY Sports

近年のエアジョーダンの中では最高クラスの完成度かと。

特にソール周りは秀逸です。デザインは非常にシンプル。そのシンプルなシルエットで、これだけのパフォーマンスを発揮するのは、さすがエアジョーダン・シリーズと言える1足です。

自分に合ったバッシュのランキングを作るならAir Jordan 8.0Jordan Jumpman Team Proと並んでベストです。

定価は高めですが、今ならナイキ・オフィシャルや楽天市場でも値下げされてるので、一度は試してみる価値はあると思います。

サイズに関しては、通常のNikeサイズで問題ないと思います。


※追記

修正を入れてトータルスコアは90⇒83と大幅ダウン。

今作に関しては耐久性が予想よりかなり低かったため、複数項目のスコアを下げざるを得ませんでした。

それでも瞬間的なパフォーマンスは素晴らしいモデルである事は変わりありませんので、ローテーションの一足としては申し分ないでしょう。

https://asterkicks.com/performance-review/1701.html

https://asterkicks.com/performance-review/2157.html

https://asterkicks.com/performance-review/2920.html

https://asterkicks.com/performance-review/3508.html

 

  • TRACTION - 10/10
  • CUSHIONING - 9/10
  • COURT FEEL - 9/10
  • FIT/LOCKDOWN - 9/10
  • SUPPORT - 7/10
  • LATERAL TRANSITION - 8/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 9/10
  • BREATHABILITY - 7/10
  • DURABILITY - 6/10
  • WEIGHT - 9/10
TOTAL SCORE
B+ 83 / 100

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