Nike Lebron Soldier 10(X) Performance Review

12月 26, 2016
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  • テストカラー:Black/White/University Red(844374-016)
  • 主な機能:Hyperfuse Technology, Inner Bootie, Ankle Strap, Midfoot Strap, Forefoot Strap, Heel Zoom Air Unit ,Forefoot Zoom Air Unit, Phylon Midsole, TPU Internal Heel Counter, TPU Shank Plate
  • 着用した主なプレイヤー:Lebron James
  • 価格:¥16,200(国内)・$130(海外)

Introduction

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今回はレブロン・ジェームズの10thアナザー・シグネチャーのパフォーマンス・レビューです。

商品名は前作"Lebron Soldier IX(9)"に引き続き、今作も「Lebron Soldier(レブロンソルジャー)」の表記。

VIII(8)までの「Zoom Solider(ズームソルジャー)」表記は戻ってこないのかもしれませんね。

やはりキーワード検索時には少し注意が必要です。


2015-16シーズンのレブロンはNBAファイナル・ゲーム2まではレブロンが"Lebron XIII(13)"、もしくはそのエリートバージョンを着用。

そんな中、今作はファイナルのゲーム3で突然のデビューを飾り、優勝時のレブロンの足元も今作。

そして、レブロンが"Lebron XIII(13)"を着用した3試合は全敗、今作を着用した4試合は全勝。

さらにシューレースを完全に排したデザインも相まって、発売前から世間の話題性・注目度は非常に高い印象でした。


個人的にもここまで期待値の高いレブロンモデルは2013年優勝時の"Lebron X(10)"以来でしょうか…。

やはりシグネチャーモデルのイメージはプレイヤー本人の活躍に大きくされる左右されるんだなぁ、と再認識した次第です。

実際のパフォーマンスはどうなるか…その細部を見ていきたいと思います。

TRACTION - 9 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

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大小のダイヤモンド型が並んだソールパターン。

ソリッドラバーはソフトで、粘性も高め。

つま先のパターンが細かくなっている部分のみホコリに弱いですが、それ以外は非常に安定したトラクションです。

カラーによってトランスルーセントやXDRなど素材の違うソールも存在しますが、より良いトラクションを求めるならソリッドかと。

CUSHIONING - 9 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

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前作"Lebron Soldier IX(9)"と同じく、ファイロン・ミッドソールと前後ズームエアのセットアップ。

ズームエアは厚みがありますが、ファイロンの密度が高く、その感触はほとんどありません。

体重の軽いプレイヤーですと、この密度の高いファイロンは硬く、違和感があるかもしれません。

それでも、アウトソールのラバーとインソールはソフトなので、十分な衝撃吸収性は確保されているように感じます。


ソールはしなるように屈曲し、そこからの復元も速い。

ホコリの多いコートではつま先部分のトラクションが気になりますが、それ以外は文句なしの反発性。

ファーストステップもジャンプでも非常に快適です。

COURT FEEL - 8 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

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クッションは厚めで、物理的にコートと距離のあるセットアップ。

厚みはありますが、ソールはナチュラルに変形し、動きの中でもしっかりコートを捉えます。

急なムーブではソフトなアッパーがたまにブレますが、その影響も限定的。

トータルの接地感は優秀なレベルです。

FIT/LOCKDOWN - 8 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

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ワンピースアッパーに3つのストラップが付属しただけの、シューレースを完全に排したセットアップ。

ワンピース部分はインナーブーツがベースで、その表面はメッシュとフューズでコーティングされています。

このタイプは足入れが難しい事が多いですが、その中でも今作はかなり手強い部類。

最初の数回は履くのに5分以上も掛かる始末…。

その後はアッパーが馴染んだのか、コツを掴んだのか、比較的すぐに履けるようになりました。

アッパーの素材に若干伸縮性はあるものの、やはり履き口にはまだまだ足りない印象です。


ヒール周りから中足部にかけてのアッパーは成型が非常に良く、アンクル部分には適度なパティングもあります。

この部分はフィット・ロックダウンともにパーフェクト


フォアフットは全体的にゆとりあるつくりで、若干スペースが空きます。

ここを合わせようとソックスを重ね履きを試したところ、自分の場合は足入れが出来なくなりました。

なので、若干厚めのインソールに交換がベストな対処法かと。


3つのストラップは足首部分のストラップのみ伸縮性がありますが、全部にあっても良いかなと言うのが正直な感想です。

伸縮性があれば、フォアフットをもっとタイトにロックできて、スコアも1ポイント上がったでしょう。


※サイズ選びについて※

今回着用したのは「通常ラストの海外バージョン」ですが、通常のナイキサイズで基本良いでしょう。

ですが前述のようにフォアフットにゆとりあるつくりなので、若干厚めのインソールへ交換がオススメです。

足型が特に細かったり、甲が低かったりする場合は、ハーフサイズダウンを考えても良いかもしれません。

また「幅広ラストのEPバージョン」も発売されていますが、こちらは通常サイズからハーフサイズダウンが良いかと。

ただし、いずれのラストにしても足入れは難しいので、出来るだけ試着してからの購入が良いでしょう。

SUPPORT - 10 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

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フォア部分はソール面積が広く、安定性は十分。

ヒール部分のソール幅は狭めですが、その分アッパーとヒールカウンターもタイトな設計。

さらに伸縮性あるトップのストラップががっちりと足をホールドしてくれます。

捻れも起きず、サポート性は文句なくパーフェクトです。

LATERAL TRANSITION - 10 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

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アッパーがたまにブレますが、限定的でスコアに影響するほどではありません。

つま先のホコリに弱いトラクションも左右方向へは影響なし。

クッションのリアクションも良く、非常にスムーズで高速な重心移動が可能です。

HEEL-TOE TRANSITION - 9 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

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前後方向ではつま先のみで接地するときに、トラクションの弱さが気になりますが、それ以外は非常にナチュラル。

前後方向へもクッションの反応・反発性は素晴らしく、綺麗なコートでの加速感はかなり快適です。

 

BREATHABILITY - 8 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

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アッパーの通気口から適度に通気します。

インソール交換前はシューズ内に空間が空き、若干ですが熱が籠る感覚がありました。

インソール交換後はその感覚はなくなりましたので、やはり余計な空気の層がシューズ内に無い方が通気性の面ではプラスのようです。

 

DURABILITY - 8 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

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過度に変形したり、極端に負荷が掛かりそうな箇所はありません。

耐久性は未知数な部分ですが、平均以上の耐久性は期待して良さそうです。

WEIGHT - 8 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

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約422g(27.5cm・片足)

※実際に計測した重量です。

Final Conclusion

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結果だけ見ると、ソルジャーシリーズらしい安定した素晴らしいパフォーマンス。

ですが、シューレースを排してここまでのレベルを実現できた事に、バッシュの進化として大きな意義を感じます。

「シューレースの無いバッシュ」が新しいバッシュ選びのカテゴリーとして、今後定着していくかもしれませんね。


また、NBAファイナルで今作を履いた試合で、レブロンの調子が良かった事も納得できました。

"Lebron XIII(13)"も良いバッシュですが「接地からの反応速度」「左右方向への動きやすさ」では今作に大きなアドバンテージがあります。

ポストを主戦場にするインサイドプレイヤーになら"Lebron XIII(13)"の分厚いクッションは最適ですが、運動量の多いレブロンのプレースタイルだと少し違うかな、という印象です。


前作"Lebron Soldier IX(9)"と比較すると、クッションは変わらず硬めですが、ソール形状がよりフラットになり、よりコートを捉えやすくなっています。

"Lebron Soldier IX(9)""Lebron XIII(13)"のように、どちらかと言うと体重あるビッグマン向けの仕様でした。

今作は平面の動きや、細かいステップが踏みやすくなり、より幅広いポジションのプレイヤーにオススメできる仕様です。

  • TRACTION - 9/10
  • CUSHIONING - 9/10
  • COURT FEEL - 8/10
  • FIT/LOCKDOWN - 8/10
  • SUPPORT - 10/10
  • LATERAL TRANSITION - 10/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 9/10
  • BREATHABILITY - 8/10
  • DURABILITY - 8/10
  • WEIGHT - 8/10
TOTAL SCORE
A- 87 / 100

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