Nike Lebron X Performance Review

11月 2, 2015
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  • テストカラー:Christmas(541100-600)
  • 主な機能:Full-length 360 Zoom Air Unit, Dynamic Flywire, Hyperfuse Technology, Phylon Midsole
  • 着用した主なプレイヤー:Lebron James, Manu Ginobili, Lou Williams, Chirs Andersen, DeMar Derozan
  • 価格:¥20,790(国内)、$180(海外)

Introduction

レブロン・ジェームズのシグネチャー10代目。

マイアミ・ヒートが2連覇を達成した2012-13シーズンに着用していたモデルです。

前作のLebron 9からマテリアルもクッショニングも大幅に変更されています。これはズームエアからマックスエアに変更になった、Zoom Lebron 6→Air Max Lebron 7以来かと。

それでは機能の細部を見ていきたいと思います。

TRACTION - 9 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

DSC04728クリアラバーは硬めですが、粘性は物凄く良くグリップします。

やはり粘性が良いと、ほこりには弱く、頻繁に拭いてやる必要があります。きれいなコート上であれば最高クラスのグリップ性を発揮します。

CUSHIONING - 9 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

DSC04727ミッドソール内に内蔵されたフルレングス・ズームエアは今まで多くのモデルで使用されてきましたが、このLebron Xはビジブルになった「フルレングス・360・ズームエア」を搭載した初のバッシュです。

ズームエアはヒールからフォアフットにかけて少しずつ薄くなっています。特に厚いヒール部分の衝撃吸収性はスゴイです。ミッドソールも柔らかめなので、グニュッと沈むような感触。

アウトソールとズームエアの剛性により、反発性は抜群。体重の重いプレイヤーやステップを踏むプレイヤーほど、この剛性が心地良いでしょう。

レブロンやジノビリのように一歩一歩をコートに打ち付けるようなプレイヤーには最適なクッショニングかと思います。

COURT FEEL - 7 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

マックスエアと比べると、ズームエアは薄く、アウトソールも薄いセットアップ。ここまでは接地感良さそうですが、ミッドソールが厚く、ズームエアも内部気圧が弱めで柔らかいためであまり良くありません。安定性の良いクッションに乗っている感覚で、特にコートを鋭敏に感じたいガードプレイヤーなどには違和感があると思います。

ちなみに、2011-12シーズン終盤にはLebron Xのエリートの発売がありました。エリートではズームエアの内部気圧を高めに変更し、よりダイレクトな接地感になっています。

FIT/LOCKDOWN - 10 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

DSC04726今では当たり前になったフューズアッパーとフライワイヤーの組み合わせ。当時Lebron Xはこの組み合わせの先駆け的モデルでした。後に多くのモデルに採用されたことからも分かるようにフィット感はとても良い。ストレスなく足を包んでくれます。

ヒール周りもしっかりとパディング、ヒールカウンターがあり問題なし。

シューレースは太い丸紐ですが、解けにくい編み方がしてありしっかり足をロック。

ナイキのカスタマーレビュー等を見るとシューレースはカラーによって解けやすいものもあるみたいなので、注意が必要ですがこのクリスマスカラーは大丈夫でした。

 

SUPPORT - 8 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

DSC04723気になったのはズームエアの気圧が低く柔らかめなので、急激な切り替えし時には若干変形しやすいことくらい。フラットなソールは安定感あり。ヒール周り、アッパーのサポートもブレなく問題ありません。ミッドソールとアッパーの間にさりげなく配置されたシャンクプレートが地味に良い活躍をしています。

自分は気になりませんでしたが、体重が軽いプレイヤーだとソールの剛性が勝って、足の屈曲時にシューズ内で足とシューズが浮いてしまう可能性があります。

サポート性には期待してなかったので、正直驚きました。「フルレングスでビジブルエア=怪我」のイメージが払拭されました。これだけのクッションのあるモデルとしては革新的なサポート性です。

LATERAL TRANSITION - 7 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

アウトソールがあまり変形しないので細かいステップを踏むのにはあまり向いていないですね。ズームエアの変形により動き出しや切り替えしは少し遅れます。グリップと反発性が凄まじいので、頑張れば良く動けます。練習や試合の終盤は疲れてしまい、ちょっときつかったです

HEEL-TOE TRANSITION - 9 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

DSC04724ヒールからフォアフットへの重心移動でも、やはりソールが一枚板のようで細かいコントロールは難しく、ストップ時に普段より脚力が必要。それだけ前へ前へとプッシュする推進力が強力なセットアップで、ブレーキにもそれ相応の力が、ということですね。

常にトップギアで走り続けるためのセットアップ、そんなイメージです。

BREATHABILITY - 9 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

通気性はかなり良いです。

フューズアッパーのメッシュがあり、裏地やタンも厚くありません。

インソールにもびっしりと多数の通気孔があります。

DURABILITY - 10 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

DSC04725アッパー、ソール共に非常に頑健。フライワイヤーが切れた事例もほとんど聞きませんし、エアもインドアで使っている限りそうそうダメージは来ないでしょう。

シューレース・ホールがフューズ素材に穴を開けただけなので、シューレースが擦れてすぐに毛羽立ってきます。太いので切れることはないでしょうが、見た目は少しマイナスです。

WEIGHT - 8 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

約449g(27.5cm・片足)

※実際に計測した重量です。

Final Conclusion

フルレングス・360・ズームエアを搭載しながらサポート性やフィット感も損なわないセットアップ。ある種の完成形だと思います。

違和感として何度も取り上げたズームエアの柔らかさによるブレに関しても、Lebron X Eliteではエア内の気圧を高くし、しっかり修正されました。より硬くなったので、着用するプレイヤーを、より選ぶようになったと思いますが、ビッグマンや身体能力系のプレイヤーには特に受ける仕様になっていると思います。

ちなみにLebron X Eliteと同じ高気圧のフルレングス・360・ズームエア搭載モデルにAir Zoom Hyperposite 2がありますが、これを履いてPelicansのAnthony Davisは2014-15シーズン大活躍してました。そのレビューはこちらにあります。

サイズに関しては、全体に作りは小さめ。ハーフサイズアップが必須です。

  • TRACTION - 9/10
  • CUSHIONING - 9/10
  • COURT FEEL - 7/10
  • FIT/LOCKDOWN - 10/10
  • SUPPORT - 8/10
  • LATERAL TRANSITION - 7/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 9/10
  • BREATHABILITY - 9/10
  • DURABILITY - 10/10
  • WEIGHT - 8/10
TOTAL SCORE
A- 86 / 100

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