Li-Ning Wade All City 11 Try-on Review
今回はドウェイン・ウェイドの11thアナザーシグネチャー“Li-Ning Wade All City 11 (ウェイド・オールシティ11)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「ジニアイエロー/マンダリンレッド」。
型番は“ABAT031-5C”。
中国ブランドの中ではメジャーな存在のリーニンですが、実はあまり履いたことがなく、レビューを書いたのもウェイドオールシティ8のみ。
⇒LI-NING WAY OF WADE ALL CITY 8 PERFORMANCE REVIEW
その8はかなりの好感触だったので、突然近所の店舗に入荷した11は期待値高めで試着に臨みます。
全面が前後方向に走る「ヘリンボーン・パターン」のアウトソール。
ラバー素材はクリーム色の「ソリッド」。
ソリッドはソフトめで、粘着性はやや高めの質感です。
店頭のフロアでもピタリと張り付く感覚があり、やや急ストップ系かと思われます。
パターンは平均的な深さですが、溝の面積が多くホコリの逃げ場は確保されていそう。
クッションは「BOOM(ブーム)ミッドソール」単体のセットアップ。
ブームはリーニン内でトップランクのクッションです。
そのフォアはアウトソールで、中足部からヒールに掛けてはTPUシャーシで完全にケージされています。
ケージ面積の大きさとクッションの反発性・反応速度は比例する関係にあり、これは大歓迎の仕様。
さて実際に履いてみると、ソール剛性・捻れ剛性ともになかなか強力。
クッションの前後バランスはほぼフラットです。
ここまでは好感触でしたが、フォアに体重を掛けると結構沈む。
特に母指球部分はアウトソールに触れているかと思うレベルまで行ってしまいます。
ブームは初めて乗りましたが、吸収寄りのクッションですね。
密度低めの質感で沈み幅が大きめなので、ナイキのルナロンやリアクトと同系統かなと。
個人的にはウェイドオールシティ8の沈み幅が少なく、高弾力なクラウドの方が圧倒的に好みです。
⇒LI-NING WAY OF WADE ALL CITY 8 PERFORMANCE REVIEW
フィット面では「ハーフ・インナーブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
アッパー素材は「テキスタイルメッシュ」。
タンもヒール周りもパディングは適量。
特にストレスが掛かったり、スペースが余ることもなく快適なフィット・ロックダウンです。
トライしたのは「27.0cm(US9.0)」。
と言いますか店頭に置いてあるのがこのサイズのみで、幸いにも履けるサイズでした。
普段のソックス2枚ではややキツく、ソックスを1枚に減らしてジャスト。
ナイキのグローバルのマイサイズと同じサイズ感で考えて良さそうです。
今作をまとめますと「想定内」。
リーニンのクッションを試した方達から「基本吸収寄りだから合わないと思う」と度々アドバイスを頂いていたためです。
もし今作を履くならスジオカボード…とも思いましたが、部分的に沈むクッションにボードが効かないのはジョーダン・ルカ1で証明済み。
⇒JORDAN LUKA 1 PF PERFORMANCE REVIEW
正直履きこなせる自信が無いので、今作の購入はパスしたいと思います。
吸収性あるクッションが好みの方にとっては一転して良作となる可能性もあります。
国内ではアルペンスポーツとアマゾン内のリーニン公式ストアで購入できるようなので、気になる方はチェックしてみて下さい。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m