Jordan Why Not .6 PF Try-on Review

今回はラッセル・ウエストブルックの6thシグネチャー“Jordan Why Not .6 PF(ジョーダン・ワイノット. 6)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「ファントム/ラタン/ペールアイボリー/ブラック」。
型番は“ DO7190-002”。
今作の国内展開は今のところ、全カラーがアジア向けのPFラスト。
先に試着した友人たちからは「良い」との感想が多く期待値高めの中トライです。
「ブレード・パターン」と「ヘリンボーン・パターン」を組み合わせたアウトソール。
ハングタグは付いてませんが、質感的にラバー素材は耐摩耗性に優れた「XDR」と思われます。
質感は全体的に硬め。
粘着性はオレンジが高めで、ホワイトが通常レベルです。
この粘着性からかフォア中央のヘリンボーン部分はホコリの吸着力が強く、店頭のフロアでもやや滑りを感じました。
ヒール側も同じオレンジのラバーですが、こちらは特に気にならず。
フォアのエッジ部分は止まるので、接地の仕方は少し工夫が要る可能性が高そうです。
クッションは「(おそらく)ファイロン・ミッドソール」に「フォアフット・ズームエア」を組み合わせたセットアップ。
ファイロンはややソフトで少し沈むものの、弾力性は強めの質感でトータルではしっかりした乗り心地。
フォアズームも良い意味で存在感が無く、ファイロンと一体となってソール全体が一様なクッションになっています。
前後クッションのバランスもほぼフラットで、適度な厚みがあり、捻れ・フォアの屈曲剛性ともに適度に強い。
なかなかの好感触で、ワイノットシリーズで試合で使えるかもしれないと思えたのは今作が初。
癖が無いと言う意味でも優秀で、周りからの好評の声にも納得です。
フィット面では「フォアフット・インナーブーティー」を「アッパー」が包み、更に「シュラウド」が覆うセットアップ。
アッパーの素材は「メッシュ」、シュラウドは目の大きい「スクリーン・メッシュ」とネオプレンに似た「メッシュ」。
ヒール周りやトー、エッジなど負荷の掛かる箇所は「シンセティック・レザー」で補強。
足入れは簡単で、カカトから中足部にかけてのフィット・ロックダウンは良好。
この部分の成型がしっくり来たのはワイノットシリーズでは初代以来初めてです。
⇒JORDAN WHY NOT ZER0.1 PFX PERFORMANCE REVIEW
シュラウドのジッパーは元々半分しか閉まらない仕様で、機能よりもデザイン的なアクセントと考えた方が良いでしょう。
アーチがやや低い気がしますがシャンクはしっかり入ってますし、特に問題にはならなそうです。
問題になるとしたら「サイズ感」。
とにかく長い。
長さの割に高さは抑えてあるのでマイサイズでもプレーは出来そうですが、かなり捨て寸が出ます。
ハーフサイズ(0.5cm)ダウンは必須で、場合によってはフルサイズ(1.0cm)ダウンも検討して良いかと。
自分の場合はつま先の形状がギリシャ型に合わない感じがしたので、もし買うならハーフサイズダウンで、後に微調整すると思います。
今作をまとめますと「シリーズベスト(かも)」。
注釈を付けたのはトラクションに不安がある点と、初代01が今作と同レベルだった可能性があるからです。
⇒JORDAN WHY NOT ZER0.1 PFX PERFORMANCE REVIEW
初代をレビューした当時はクッションがソフトなバッシュが増え始めた頃で、自分の身体に沈みへの耐性が少なくかなり厳しい評価になりました。
ですがズームストロベルなど沈むクッションのバッシュが当たり前になった現在、感覚も多少変化してると思われるため、断言は避けました。
ともあれ今作が好感触である事に変わりはありません。
気になる方は是非トライを。
⇒Jordan Why Not Zer0.1 PFのレビューはこちら
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