Jordan Zion 2 PF Try-on Review
今回は“Jordan Zion 2 PF(ジョーダン ザイオン 2 PF)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
今作はNBAニューオーリンズ・ペリカンズのPFザイオン・ウィリアムソンの2ndシグネチャー。
試着カラーは「 ブラック/ブラック/ライトスモークグレー/サイレンレッド」。
型番は“ DM0858-060”。
今作の国内展開も初代ジョーダン・ザイオン1に引き続き、現状全カラーがアジア向けのPFラスト。
またエアストロベルもヒールだけですが健在なので、自分は例のごとく購入はセールまで待つ予定です。
レトロ感があるシルエットには少し惹かれますが…ともあれ試着してみます。
⇒JORDAN ZION 1 PF PERFORMANCE REVIEW
アジア人向けのPFラストなので、ラバー素材は耐摩耗性に優れた「XDR」。
粘性(変形のしやすさ)は低めで、粘着性は平均レベルな質感。
ホコリの吸着が多そうな質感とパターンの細かさですが、ソール形状はほぼフラットで接地面積は大きく、そこまで問題にはならないかなと。
クッションは「(おそらく)クシュロン・ミッドソール」をベースに「ヒール・エアストロベル」と「フォアフット・ズームエア」を合わせたセットアップ。
※ミッドソールに関して公式説明は無く、やや硬めながら復元が遅めな質感からクシュロンと予想しました。
フォアズームの上にはノーマルのストロベルが敷かれています。
インソールも一般的なフォーム素材の物です。
このためヒールはほぼ直にエアに乗る構造。
結果カカトが若干沈み、後傾バランスのクッションに。
これはアーチサポートにも影響が出そうな気がします。
フォアはノーマルストロベルに加え、ミッドソールは黒いラバー調の素材でケージされていて、しっかりした乗り心地。
良い意味でズームエアは感じられません。
フォアフットの屈曲剛性はマイルドなので、高反発と言うよりは反応が速いタイプと思われます。
ヒールは少し癖がありそうですが、フォアフットに限定すると最近のジョーダンブランドの中では上位に来ると思います。
特にエアジョーダン36や37のズームストロベルが苦手に感じた方はトライする価値があるかと。
⇒AIR JORDAN XXXVI(36) SE R PF PERFORMANCE REVIEW
⇒AIR JORDAN XXXVII(37) PF TRY-ON REVIEW
フィット面では「独立タン」をヌバックとメッシュ「アッパー」が包むクラシックなセットアップ。
フォアフットには「ストラップ」も付いています。
ヌバックは通常レザーよりも足馴染みが良い傾向があるので、優しいフィットを求める方には嬉しい仕様。
足入れは簡単で、ヒール周りのパディングは十分でカカトの収まりは良好。
PFラストらしくトーボックスに若干の高さに余裕あり。
また長さも若干埋めたい感覚。
サイズはグローバルラストと同じ27.5cmを履きましたが、ハーフサイズ(0.5cm)ダウンするか迷うところ。
ここはどんなインソールに交換するかによって変わって来そうです。
今作をまとめますと「ジョーダン ’92 のアップグレード」。
ジョーダン’92はカカトの沈みが強く、ソックス変更でもインソール変更でもどうやっても抑えることが出来ず、レビューを断念したモデル。
フォアの感覚だけなら今作より上だった気もしますが、それを相殺して余りあるくらいカカトの沈みが強く、フォアとヒールがチグハグなパフォーマンス。
今作は万人受けする方向にアップグレードされている印象です。
エアストロベルが合わない民の自分は「履きたい!」となるモデルではありませんが、バッシュに求める機能は十人十色。
少しでも気になった試着してご自身の足でご確認を。