Nike Cosmic Unity Try-on Review
(via https://www.supersports.com/)
今回は“Nike Cosmic Unity(ナイキ コズミック・ユニティー)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着したのは「ブラック/ブラック-ベアリーボルト-スモークグレイ」。
型番は“DA6725-001”です。
今作は国内も全カラーでグローバルラストの発売と個人的には嬉しい展開。
機能としても好みな面もありつつ悩んだ結果、トライオンレビューを書くに至りました。
全面が前後方向に走る「ヘリンボーン・パターン」のアウトソール。
今作はグローバルラストなのでラバーの素材はXDRでなく「ソリッド」になります。
ソリッドラバーの粘性(変形のしやすさ)は平均的で、粘着性は低めの質感。
粘着性が低いのでホコリの吸着も少なく、パターンも深いのでトラクションはかなり期待して良さそうです。
クッションは「フルレングス・ズームエアストロベル」の上に少し硬めのインソールが載ったセットアップ。
インソールは“Nike KD13 & 14”にも使わているどこか発泡スチロール感ある素材です。
※ズームエアストロベルに関する詳細はこちらのレビューを参考にしてください。
乗った感覚は直前に試着した“Kyrie Infinity”と同様に「薄い」が第一印象。
ズームエアは薄いながらもヒールからフォアまでそこそこの存在感があります。
かと言って乗っているだけでは沈みは少なく「これなら…」と思わせる仕様。
軽くステップを踏んでみると、フォアの屈曲時には沈みが強くなり、屈曲の仕方も少しスムーズさに欠けます。
また捻れの部分でも土踏まずとクッションが連動しない感覚があり「やはりストロベル系は自分のアーチには合わないな…。」と我に返りました。
前後のクッションバランスはほぼフラット。クッション全体は薄いためソールの屈曲剛性は通常レベルです。
反発性はマイルドで、薄いながらも衝撃吸収が優先されているクッションに感じました。
フィット面では独立した「タン」を「アッパー」が包むセットアップ。
アッパーの素材は「ニット」がメインでやや伸縮性あり。
足入れは簡単で、ヒール周りのパディング、タンともに厚め。
高さの抑えがしっかりしているのは個人的に嬉しいポイント。
ニット系のバッシュは“Nike Zoom KD11”以来久々に履きましたが、足当たりは優しいですね。
伸縮性はあると言ってもさじ加減が効いていて、アッパーの伸びが気になるプレイヤーにも対応しているかと。
サイズに関しては、ナイキのグローバルのマイサイズ27.5cmがベスト。
高さや幅はグローバルラストの中でもやや抑えられた成型で、幅広や甲高のプレイヤーはハーフサイズ(0.5cm)アップが必要かもしれません。
・総評
今作をまとめると「やはりエアストロベル系は手強い。。」です。
。。。手強いと言うより合うプレイヤーと合わないプレイヤーを綺麗に二分してる印象で「自分はどう足掻いても無理なのでは?」と最近思い始めてます。
ともあれエアストロベル/ズームストロベルが好きなプレイヤーにとっては接地感強く、扱いやすいモデルの可能性があります。
カラーバリエーションはそんなに多くなく店頭では少なくなってきていると思われるので、気になる方は早めに足を運んだ方が良いかもしれません。