adidas Crazy 97 (2022) Performance Review

8月 17, 2022
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  • テストカラー:Slam Dunk Contest(GY4520)
  • 主な機能:EVA Midsole,TPU Shank Plate,TPU Internal Heel Counter
  • 着用した主なプレイヤー:Kobe Bryant,Nick Young
  • 価格:¥17,000・$130

Introduction

今回はKobe Bryant(コービー・ブライアント)がルーキーシーズンに着用していたモデルの復刻"adidas Crazy 97"のパフォーマンス・レビューです。

オリジナルは"EQT Elevation(エキップメント・エレベーション)"の名前で1996-97シーズンに発売。

コービーの名前を冠してはいませんが、彼が2004年にナイキに移籍すると共に今作も名称変更。

2013年に"Crazy 97 EQT"の名で初回復刻があり、今作はそれ以来の復刻です。

オリジナルと初回復刻の両方を履きましたが、正直言ってパフォーマンスは大した事ありませんでした。

それでも今作を敢えてレビューしているのは「人生で初めて履いたアディダスバッシュ」だから。

加えて今作は機能面で改良を施したRestomod(レストモッド)でもないので、期待値は低めで詳細を見ていきたいと思います。

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TRACTION - 10 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

全面が前後方向に走る「ヘリンボーン・パターン」で構成されたアウトソール。

ラバーは黒い「ソリッド」単体。

粘性(変形のしやすさ)と粘着性はともに平均レベル。

ソール形状は動物の肉球の様に接地ポイントがかなり限定されていて、置いた状態だとかなり空間が空いているのが確認できます。

しかし実際に履いてみると一転、接地面積が限定される感覚はなく、むしろ接地面積は広く安定した乗り心地。

けっこうホコリの吸着がはありますが、練習後に見て初めて気付くレベルで、プレー中は影響なし。

スキール音は適度に鳴るものの制動距離は感じず、止まりたい位置で止まれます。

オリジナルや前回復刻はもっとソール剛性があり、接地面積を限定される感覚でしたが、今作はヒタッとコートを掴む仕様に変更されています。

CUSHIONING - 8 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

今作のオリジナルは「Feet You Wear(フィーチューウェア)」と言うシステムが使われていて、動物の肉球の様なソール形状もそのシステムの一環。

内部機能については詳細を書いているサイトも発見できず、記憶もあいまいですが、確か部分に応じて質感の異なるフォームを使用していたはず。

2000年代にこの機能の開発者がアディダスを離れたことで、アディダスはこの機能を使えなくなりました。

そのため今作はじめ「Feet You Wear」搭載モデルはソール形状だけは維持されているものの、中身は違う状態で復刻が継続されていました。

今作も機能説明に「Feet You Wear」の記載は無く、その流れは継続の模様。

ミッドソールのフォーム素材に関する記載も無いので、便宜上フォーム素材の総称である「EVAミッドソール」単体のクッションセットアップとして話を進めます。

EVAは適度な硬度で、弾力性は高めの質感。

ミッドソールはアッパーのけっこう高い位置まで巻き上がっています。

足入れしてみると前後のクッションバランスはほぼフラット。そして全体に薄め。

これはやはり微妙かな…と思いきや、動き出してみると意外にもしっかりした乗り心地。

強いステップでもクッションが沈み切らず、切り返しもスムーズ。

フォアフットの屈曲剛性はそれなりなので、反発は最高レベルとは行きませんが反応は十分に満足できるレベルに速いです。

アウトソールのラバーがやや深めのカップ状になっていることから、見た目以上に内部ではEVAがケージされているのかもしれません。

クッションが薄めであることに変わりはないため、吸収性を欲しい方には物足りないと感じる可能性アリ。

オリジナルや前回復刻と比較すると、ミッドソールは若干薄くなった気がします。

それが今作では奏功して、より扱いやすくなり、トラクションにもクッションにもプラスの影響を与えているように感じます。

「スーパーフィートのグリーン」との相性は微妙。元のアーチ成型はやや低めながら、交換するとアーチ過剰、且つクッションの前傾過剰になってしまいます。

"Nike Zoom BB NXT"の「リアクト・インソール」との相性は良く、アーチやクッションバランスは変わらないまま、適度に厚みを持たせてくれます。

※インソール交換はスコアに含めていません。

COURT FEEL - 9 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

クッションは薄く反応も素直なため、接地感は常に高め。

ヒール周りのアウトソールは硬質過ぎて、ダイレクトな乗り心地過ぎる可能性はありますが、体感としてはほぼパーフェクトです。

FIT/LOCKDOWN - 9 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

「タン」「アッパー」が覆うクラシックなセットアップ。

アッパーのメイン素材はシンセティックレザーで、サイドの3ストライプはパテントレザー。

タンは2本の「ラバーバンド」でストロベルボードと繋がっています。

履き口は大きく開き、足入れは簡単。

タンには適度な厚さがあり、ヒール周りのパディングは多め。

旧世代のセットアップながら、強いステップの最中でもしっかりと足に付いて来てくれます。

敢えて気になるポイントを挙げるなら「履き口の擦れ」

普段は左右のバッシュ同士が擦れることは基本無いのですが、今作はパディングの盛りが良く、たまに擦れます。

普段から履き口が破れてしまう方は注意が必要かと。

※※※サイズ選びに関して※※※

ナイキのグローバルのマイサイズである"27.5cm"を購入。

高さの抑えは良いですが、長さと幅はややゆとりを感じます。

通常のソックス2枚のうち、1枚をより厚いパワーエリートソックスに替えてジャストサイズに。

通常のソックスのまま、ハーフサイズ(0.5cm)ダウンをしても良さそうです。

アーチサポートは低くも高くもないため、アーチに関わらずこのサイジングで良いかと思います。

"Nike Zoom BB NXT"の「リアクト・インソール」に変更の場合も同じサイジングで履けました。

SUPPORT - 8 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

今作はヒールカウンターとシャンクが一体になった「Torsion(トルション)」が未搭載。

シャンクプレートはしっかりしたものが入っていますが、ヒールカウンターは高さが低く、素材もソフト。

捻挫癖のある方は気になるかもしれません。

またヒールストライクの方は前述のとおり、ヒールのクッションの硬さが気になる可能性もあります。

個人的にはどちらのポイントも気にならず、安心してプレー出来ました。

 

LATERAL TRANSITION - 8 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

トラクションは強力で、クッションの反応は高速なので左右方向へのステップもスムーズ。

ヒールカウンターとヒールクッションの懸念からスコアは下げました。

HEEL-TOE TRANSITION - 9 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

前後方向ではヒールカウンターの影響は無くなります。

フォアフットの屈曲剛性がもし強ければパーフェクトでした。

BREATHABILITY - 7 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

メインの通気口はタン部分。

アッパー内くるぶし側の黒い部分のメッシュからも若干通気します。

DURABILITY - 7 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

オリジナルや前回復刻よりミッドソールが若干薄くなった事で、扱いやすさが増した今作。

薄くなった分、ヘタリが早いかもしれない事だけが懸念点。

バスケだけでなくジャンプトレーニングなど負荷の高いワークアウト含め、6回履いた段階ではまだまだ履けそうな感覚。

おそらく耐久性は高いと思われますが、実際履かないと分からない部分なので現状は平均スコアとしておきます。

WEIGHT - 9 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

417g(片足・27.5cm)

Final Conclusion

今作をまとめますと「これこそRestomodじゃ?」です。

※Restomod(レストモッド)の詳細はこちらのレビュー参照

今までFeet You Wearの肉球アウトソールはかなり苦手で、このソールを使ったどのモデルを履いてもしっくり来ませんでした。

それが一転して「乗りやすい」とこまで持って行った今作への修正は称賛物かと。

リアクトインソールに変更後はもちろん、元インソールのままでも試合で使えそうなパフォーマンスです。

このダンクコンテストカラーは完売しているところが多いですが、他カラーはまだまだ残っています。

アディダス恒例の破格セールまで行く可能性もあるので、気になる方はアンテナを張ってみては。

純粋にパフォーマンス的にオススメです。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m

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  • TRACTION - 10/10
  • CUSHIONING - 8/10
  • COURT FEEL - 9/10
  • FIT/LOCKDOWN - 9/10
  • SUPPORT - 8/10
  • LATERAL TRANSITION - 8/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 9/10
  • BREATHABILITY - 7/10
  • DURABILITY - 7/10
  • WEIGHT - 9/10
TOTAL SCORE
B+ 84 / 100

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