Nike Kyrie Low 2 EP Performance Review

6月 2, 2022
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  • テストカラー:Mr.Crab(CJ6952-600)
  • 主な機能:Forefoot Zoom Air,Heel Zoom Air,Phylon Midsole,Forefoot Inner Bootie,TPU Internal Heel Counter,Midfoot Cage System
  • 着用した主なプレイヤー:Kyrie Irving,Jaren Jackson Jr,Dorian Finney-Smith,Caris LeVert,Matisse Thybulle,Clint Capela,Troy Brown Jr,Justise Winslow,Tyrese Haliburton,Keldon Johnson,Ben McLemore,Dennis Schroder,Jaylen Brown,Royce O'Neale,Monte Morris,Bruce Brown,Taurean Prince,Jaxson Hayes,Terance Mann
  • 価格:¥14,300・$120

Introduction

今回はKyrie Irving(カイリー・アービング)の2ndアナザーシグネチャー"Nike Kyrie Low 2 EP(ナイキ カイリー・ロー 2 EP)"のパフォーマンスレビューです。

毎年メインのシグネチャーモデルに対する忠実なチームモデル、テイクダウンモデルとして安定したパフォーマンスを見せる今シリーズ。

今作のメインはあの"Nike Kyrie 5"。当ブログ読者やSNSのフォロワーの方々にとっては説明不要でしょう。

※初見の方はこちらをご覧ください ⇒ "Nike Kyrie 5 Performance Review"

本来ならグローバルラストを試すところですが、このスポンジボブのカラーが履きたくてEPで妥協。

※グローバルは高価過ぎて二の足を踏んでいます。いつか気まぐれで突然レビューするかもしれません。

自分の足には合わない傾向にあるEPラストとは言え名作のテイクダウン。

その実力はいかに?細部を見ていきたいと思います。

⇒他のカイリーモデルのレビューはこちら

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TRACTION - 10 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

全面が細かい「ブレード・パターン」のアウトソール。

ブレードは母指球・小指球・踵の三点それぞれを中心に放射状に配置されています。

ラバーはEPラストなので、全面が耐摩耗性に優れた「XDR」

XDRの質感は、粘性(変形のしやすさ)は高めで、粘着性も高め。

スキール音は適度に鳴ります。

パターンは細かくソフトながら、よれて遅れる事も無く快適。

コントロールしにくい急ストップ系ではなく、ナチュラルな止まり方。

メインシグに負けず劣らずの優秀なトラクションです。

EPラストの中でもフォアの高さに余裕がある設計なので、ソックス調整でフォアをしっかり埋める必要はあるのでグローバルラストの方が合う方はご注意を。

※ソックス調整はスコアに含めています。

CUSHIONING - 8 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

「ファイロン・ミッドソール」のフォアフットとヒールに「ズームエア」を埋め込んだクッションセットアップ。

ファイロンはミッチリと高密度で硬質寄り。ズームエアは薄く存在感は無し。

バランスはややヒールが低い後傾な設計。

フォアのファイロンは、緑のTPUパーツとアウトソールでケージされ、ブレの無いしっかりした踏み心地に。

体重を掛けてからコートをとらえるまでの時間はかなり速いです。

履き心地としては時系列がおかしいですが、先にレビューした次作カイリーロー3と酷似しています。

⇒"Nike Kyrie Low 3"のパフォーマンス・レビューはこちら

メインシグのカイリー5に比べて、クッションは全体的に薄く、フォアの屈曲剛性も少し大人しめ。

加速感ある反発でなく、安定した推進力を提供してくれるクッションです。

ガンガンコートを蹴って進むより、コートに足を置いて押すタイプの走り方に向いている仕様。

衝撃吸収に関しても、蹴るプレイヤーには厳しい仕様な可能性が高く、押すプレイヤーには必要最低限はあると感じられるかと。

ここまでがソックスで高さを埋め、インソールは交換していない状態のレビューで、スコアは「8」とまずまず。

今作はカイリーロー3とは異なり、アッパー全体、フォアにも高さがある設計。

そこで活躍するのが市販のインソール「スプリングバック(Springbak)」です。

スプリングバックはやや硬質なウレタン系の薄いインソールで、他のインソールと重ねて使う事を前提としています。

これに「スーパーフィートのグリーン」「"Nike Zoom BB NXT"のリアクトインソール」の組み合わせはいずれも空間が上手く埋まり、反発も大幅に上がります。

空間が埋まることでソックスは2枚でなく1枚で良くなりました。

上記の結果は、マイサイズからハーフサイズ(0.5cm)ダウンした27.0cmのもの。

普段ソックス1枚の方でダブルインソールを試したい場合は、マイサイズを購入の方が良いかもしれません。

ちなみに元インソールや他のフォーム系インソールとスプリングバックを組み合わせると、クッション過剰で不安定になるのであまりオススメしません。

実際に私も試したら膝や足首が痛くなりました。

※インソール交換はスコアに含めていません。

COURT FEEL - 9 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

FIT/LOCKDOWN - 8 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

「フォアフットブーティー」をパテント素材の「アッパー」が包むオーソドックスな構造。

履き口は広めで足入れはスムーズ。フォアはEPらしく高さがある仕様。

カイリーロー3と違い、全体にゆとりある設計でソックスを厚めにすることで空いた空間を埋めやすいです。

ソックス調整でしっかりトラクションは効くようになりました。

ですがソックス調整からインソール調整に変えると、クッションの反応は大幅に上がりました。

しっかりソックスで埋まったと思っても、強いステップだと微妙に内部で足が動いている模様。

やはりグローバルラストが合う自分の足型だと、ソックスのみでそのポテンシャルを引き出すのは難しいようです。

パテントは硬過ぎる事もなく、タンやヒール周りのパディングも適量入っているのでEPラストが合う方にとってはスコアは上がるでしょう。

※※※サイズ選びに関して※※※

グローバルラストのマイサイズからハーフサイズ(0.5cm)ダウンの「27.0cm」を購入。

普段のソックス2枚だとフォアの高さにまだ余裕があるのでより厚いソックスの組み合わせに替えて内部空間はほぼ埋まります。

ですが繰り返しになりますが、スプリングバックを足してスーパーフィートリアクトインソールを重ねることで今作は真価を発揮します。

その時インソールで高さは埋まるのでソックスは1枚で良くなりました。

普段からグローバルラストをソックスは1枚で履いていて、ダブルインソールを試す前提での購入なら「グローバルのマイサイズ」で良いかもしれません。

※インソール交換はスコアに含めていません。

SUPPORT - 9 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

ヒール周りもEPラストらしく少し広めですが、ソックス調整で必要十分なレベルには踵は収まります。

中足部には「ミッドフット・ケージ・システム」と呼ばれるTPUパーツが追加され、捻れ剛性の強化に一役買っています。

クッションの薄さから安定感もありますが、逆に言えば吸収性が欲しい方にとってはネガティブな要素になるかもしれません。

とは言え気になるポイントはその一点くらいで、トータルでは優秀なサポート性と言えるでしょう。

LATERAL TRANSITION - 9 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

左右方向ではフォアの高さの影響も少なめでスムーズに動けます。

HEEL-TOE TRANSITION - 8 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

前後方向ではフォアの影響はやや大きくなり、特に加速局面でのステップでは微妙な遅れを感じます。

BREATHABILITY - 6 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

メインの通気口であるタンが小さく、アッパーもフルパテントなので通気性はやや低めです。

DURABILITY - 10 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

ブレードパターンのソールもXDRなおかげでけっこう使っても減りは見られません。

クッションもヘタリはなかなか来なさそうな仕様。

実はもう一足同じカラーを持っていて、そちらはウエイトやプライオメトリクスなどトレーニング用にだいぶ前からガシガシ履いていますが、未だ現役です。

高さを埋めずにオーバーサイズで履いたりすると、アッパーに亀裂が入ってそこから破れるなどありえそうですが、基本長期履けるモデルかと。

WEIGHT - 10 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

384g(片足・27.0cm)

Final Conclusion

今作をまとめますと「The EPラスト」

全体的に高さに余裕を持たせたEPらしいラストは、グローバルが合う自分の足型で履きこなすにはかなり試行錯誤の要る一足でした。

調整後のパフォーマンスはなかなかに高く、試行錯誤の甲斐もありました。

今作のメインシグであるカイリー5と比較するとやや大人しめのパフォーマンスながら強度の高い練習や試合でも使えそうです。

次作のカイリーロー3とクッション特性はやはり酷似していますが、色々カスタマイズが効くのは今作の方。

またつま先がギリシャ型なら今作の方が合うでしょう。

良いモデルですが、今買おうと思うと高額になる可能性が高く、メインシグのカイリー5も似た価格帯で購入可能。

純粋にハイパフォーマンスを求めるならカイリー5がもちろんオススメ。

そんな現状だとあまり価値のないレビューな気がしますが…まあ色々と言語化できて個人的に楽しめたのでヨシとしたいと思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m

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  • TRACTION - 10/10
  • CUSHIONING - 8/10
  • COURT FEEL - 9/10
  • FIT/LOCKDOWN - 8/10
  • SUPPORT - 9/10
  • LATERAL TRANSITION - 9/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 8/10
  • BREATHABILITY - 6/10
  • DURABILITY - 10/10
  • WEIGHT - 10/10
TOTAL SCORE
A- 87 / 100

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