New Balance The Kawhi Performance Review

9月 25, 2021
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  • テストカラー:Jolly Rancher(BBKLSJR1)
  • 主な機能:FuelCell Midsole,NB First,Kinetic Stitch,TPU Internal Heel Counter,TPU External Heel Counter
  • 着用した主なプレイヤー:Kawhi Leonard,Aaron Nesmith,Jamal Murray,Patrick Williams
  • 価格:¥24,200・$160

Introduction

今回はファイナルMVP獲得2回を誇るNBAのスーパースター"Kawhi Leonard(カワイ・レナード)"の1stシグネチャーモデル"New Balance The Kawhi(ニューバランス ザ・カワイ)"のパフォーマンス・レビューです。

スポーツブランドとしては老舗ですが、バッシュ市場からは1980年代以来遠ざかっていたニューバランス。

そこにカワイ・レナードというスーパースターの契約とともに再参入を果たしたのが2019年。

※最初↑の内容誤記してました。Special Thanks to @FarEastHooper

今作以前にも何足か発売はありましたが、昨年のNBAオールスターに取材に行く機会があり、その際Kawhi本人が履いていたのが今作。

試合後の通路で発売前に現物を見れるレアな体験をしたことから何か縁あると思い、ニューバランスモデルの初レビューは今作に決めていました。

さてどうなりますか。早速そのパフォーマンスを見ていきたいと思います。

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TRACTION - 9 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

全面が「データドリブン・パターン」で構成されたアウトソール。

これはアディダスの"Harden Vol.1"でも採用されていたパターンで、プレイヤー本人の足底圧なのかコート内の移動経路なのか分かりませんが、何かデータを元に作成された模様です。

ラバーの素材は全面がややミルキーな「トランスルーセント」

粘性(変形のしやすさ)は低めで、粘着性も低めの質感です。

スキール音は適度に鳴りつつも、綺麗なコートでは制動距離無くピタリとグリップしてくれます。

粘着性が低いおかげでホコリの吸着も少なく、ダスティーなコートでも一度拭けば数往復はグリップしてくれ、安心感あるトラクションです。

CUSHIONING - 7 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

「FuelCell(フュエルセル)・ミッドソール」単体で構成されたクッション・セットアップ。

フュエルセルはニューバランス独自のフォーム(EVA)素材です。

触ってみるとマットな感触で、ソフト。

全体に薄めに敷かれ、フラットなソール形状を合わさり、コートを近くに感じます。

純正インソールも薄く、ソフト。

そのため薄いクッションの割には衝撃吸収性があり、その分反発性は弱め。

フォアの屈曲剛性は手で曲げてみると強く感じましたが、いざ乗ってみると平均レベルの感覚。

「NB First(ファースト)」と呼ばれるシャンクプレートのおかげで捻れ剛性は強く、サポート性は高まっています。

ですが、フォアメインでプレーする身からすると左右方向でも前後方向でもフォア剛性がもっと欲しかったです。

※ヒールメインでプレーされる場合はこの剛性不足は無視できるかと。

「スーパーフィートのグリーン」にインソール交換しても、クッション面の体感はほとんど変わらず。

フィットの面では多少効果がありましたが、こちらは後述します。

"Nike BB NXT"の「リアクト・インソール」に交換すると、純正インソールに比べフォアが厚過ぎ、圧迫感から利用は無理でした。

手持ちのインソールの中だと、他モデルの硬めのフォームのインソールがベストでした。

※インソール交換はスコアに含めていません。

COURT FEEL - 8 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

FIT/LOCKDOWN - 8 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

タンとアッパーが一体になった「ワンピース構造」のセットアップ。

つま先と履き口に「パテント」、タンと中足部には「ニット」、それ以外は「メッシュ」「フューズ」と様々なマテリアルを使用。

最近のモデルにしては熱圧着が少なく、ダブルステッチ(二重縫い)されている箇所も多く耐久性とファッション性を意識した仕様に感じます。

特にニット部分はカワイ・レナード本人の編み込みのヘアスタイルからインスパイアされたデザインとのこと。

ワンピースタイプなので、見た目は広い履き口ですが足入れは少し引っ掛かります。

今回はハーフサイズ(0.5cm)ダウンを購入し、いつものソックス2枚で長さはほぼジャスト。

それ以外はナイキの「EPラスト」に近いサイジング。

ヒールの成型は広めでパディングも必要最小限で、シューレースを締めても所々に空間を感じます。

これはソックス2枚のうち片方を厚手のものに変えることで大幅に解消。

※ソックス交換はスコアに含めています。

ソールに体重が掛かるタイミングがズレることもだいぶ少なくなったので交換推奨です。

※※※サイズ選びに関して※※※

前述のとおりマイサイズからハーフサイズダウンの"27.0cm"を購入。

ソックスを厚手に変える必要はあるものの、ハーフダウンを基本に選んで良いと思います。

ソックスを変えるのが苦手な方はインソールをやや厚手のもの変えることでも対応出来ますが、フォアの高さがキツくなる可能性があるのでご注意を。

SUPPORT - 8 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

LATERAL TRANSITION - 7 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

HEEL-TOE TRANSITION - 7 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

BREATHABILITY - 7 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

DURABILITY - 9 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

WEIGHT - 8 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

459g(片足・27.0cm)

Final Conclusion

パフォーマンスとしてはほぼ「予想通り」

未経験のニューバランスのバッシュで、カワイの初シグネチャー。それを履いてみたい好奇心は満たされました。

アッパーのマテリアルへのこだわりは今作で伝わったので、次作ではソール周りに大幅なチューンナップに期待したいですね。

ニューバランスは既に他のスニーカーに良いフォーム素材を使っているので、期待に足るポテンシャルを持っているブランドのはず。

「これはヤバい。。」と言えるパフォーマンスを待ってます。

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via https://www.tudn.com/nba/kawhi-leonard-dedica-su-mvp-a-kobe-bryant-esto-es-para-el

  • TRACTION - 9/10
  • CUSHIONING - 7/10
  • COURT FEEL - 8/10
  • FIT/LOCKDOWN - 8/10
  • SUPPORT - 8/10
  • LATERAL TRANSITION - 7/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 7/10
  • BREATHABILITY - 7/10
  • DURABILITY - 9/10
  • WEIGHT - 8/10
TOTAL SCORE
B 78 / 100

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