Nike Lebron XVI(16) Low AC Performance Review

9月 18, 2021
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  • テストカラー:Safari(CD9471-800)
  • 主な機能:Sectioned Full-length Zoom Air Unit, Phylon Midsole, TPU Shank Plate, TPU Internal Heel Counter, Zipper Shroud
  • 着用した主なプレイヤー:Lebron James, Marcus Morris, Cam Reddish
  • 価格:¥18,900・$185

Introduction

今回はLebron James(レブロン・ジェームズ)の16thシグネチャーのローカット"Nike Lebron XVI(16) Low AC"のパフォーマンスレビューです。

Lebronシリーズ14作目から採用されたフルレングスの分割ズームの組み合わせがどうも苦手で避けていましたが、「16のローカットは良い」との声を聞き、今さらながらトライ決行。

過去モデルですがLebron本人も発売の翌シーズンの試合で履いていたりしますし、もしかするともしかするかも?

早速その細部を見ていきたいと思います。

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TRACTION - 9 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

ヒールはダンクマンロゴの「波紋状」のデザイン。

アウトソール全体の基本は「ヘリンボーン・パターン」になります。

素材の「ガムラバー」は、特にフォアのパターンが深く粘性(変形のしやすさ)はやや高めで、粘着性はそこそこ。

ホコリを吸着しにくい性質で、状態の悪いコートでも一度拭けばしばらくはパフォーマンスは維持されます。

綺麗なコートではスキール音を鳴らさず、静かにピタリとグリップしてくれます。

クッションの項目で詳述はしますが、フォアのグリッド(溝)がもう少し浅ければ…もしくはフォア形状がもう少しフラットなら…パーフェクトスコアでした。

CUSHIONING - 7 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

「ファイロン・ミッドソール」に、ヒール・ミッドフット・フォアの各セクションに分割された「フルレングス・ビジブルズームエア」を合わせたクッションセットアップ。

過去2作"Lebron XIV(14)""Lebron XV(15)"でも採用されていたこのセットアップは非常に不安定で、プレーしていて怪我をしそうな感覚が常に憑きまとっていました。

今作は一転して危険な感覚は一切無く、大幅な改善が施されています。

クッション自体の厚みは抑えられ、セクションごとの分割感も少なくなり、接地感もアップ。

かと言ってズームエアは硬質なわけではなくビジブルで逃げ場もあるため、沈みは感じられ、吸収性は十分に確保されています。

ソールの屈曲剛性は強めで、フォアのズームエアはケージされ、反発性も期待出来そうな仕様。

ですが、フォア形状が反り過ぎていて、その下のグリッド(溝)にも沈む感覚があり、上手くコートを押せません。

この仕様だと「フォアに捨て寸多め」で履く方が今作のポテンシャルを引き出せるかと。

今回自分はハーフサイズダウンを購入してしまったために、既に普段のソックス2枚から1枚に減らしてジャストで着用中。

なので捨て寸の部分は半分予想になりますが、試す価値はあると思います。

いつものスーパーフィートのグリーンとの相性は非常に良く、エアの沈みはより抑えられ、セクションのまとまりも大幅に高まります。

フォアのグリッドは解消しませんが、体感スコアは8.5くらいまでアップします。

※インソール交換はスコアに含めていません。

COURT FEEL - 8 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

FIT/LOCKDOWN - 9 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

インナーとアッパーが一体になった「ワンピース構造」「ジッパーシュラウド」が包んでいます。

そのジッパーの両サイドにはシューレースが左右別々にジグザグに配置されています。

ワンピースタイプですが足入れはとてもスムーズ。

アッパー成型も良いため、ジッパーを閉めるだけで準備完了。

ほとんどプレイヤーがシューレース調整は必要ないかと。

前述どおり、クッションとの関係性でサイズ選びは気を付ける必要がありますが、アッパー単体のフィット・ロックダウンはかなり快適です

※※※サイズ選びに関して※※※※

今作はEPラストではなく、グローバルラスト。

マイサイズからハーフサイズ(0.5cm)ダウンの"27.0cm"を購入。

繰り返しになりますが、普段のソックス2枚ではキツく、ソックス1枚でジャスト。

ただこれだとフォアの扱い難い部分に乗ってしまうので、個人的な正解は「マイサイズ購入でソックス1枚」だった模様。

普段からソックス1枚で履かれているプレイヤーはハーフサイズアップが良さそうです。

フォアの反った形状やグリッドが気にならなそうならマイサイズのままでも良いかと。

SUPPORT - 8 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

LATERAL TRANSITION - 8 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

HEEL-TOE TRANSITION - 7 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

BREATHABILITY - 7 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

DURABILITY - 8 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

WEIGHT - 7 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

472g(片足・27.0cm)

Final Conclusion

 

正直少し期待値を上げ過ぎて購入したため、肩透かし感はあります。

ただレブロンシリーズとしては"Lebron XIII(13)"以来、3作ぶりにインソール交換せずにコートで活躍してくれるモデル(練習レベルですが)。

もしインソールを交換して、捨て寸を確保できるサイズを履けば、85点くらいまでスコアは伸びる可能性があります。

Lebron 14~16を通して履いてみたまとめとして、この3作は「インソール交換」がいかにパフォーマンスに影響を与えるかを実証する「デモ機」かなと。

面白いくらい表情が変わるのでもし機会があれば是非に。

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  • TRACTION - 9/10
  • CUSHIONING - 7/10
  • COURT FEEL - 8/10
  • FIT/LOCKDOWN - 9/10
  • SUPPORT - 8/10
  • LATERAL TRANSITION - 8/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 7/10
  • BREATHABILITY - 7/10
  • DURABILITY - 8/10
  • WEIGHT - 7/10
TOTAL SCORE
B 78 / 100

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