Nike Kobe Mamba Instinct Performance Review

3月 13, 2018
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  • テストカラー:Dust/Anthracite-Eletrolime(852473-003)
  • 主な機能:Drop-in Lunarlon Midsole, Hyperfuse, Half-length Inner Bootie, TPU Internal Heel Counter, Flyweave
  • 着用した主なプレイヤー:
  • 価格:¥14,040(国内)・$100(海外)

Introduction

今回は"Kobe Mamba Instinct(コービー・マンバ・インティンクト)"のパフォーマンス・レビューです。

コービーのチームモデルは"KB Mentality(ケービー・メンタリティ)"”Kobe Venomenon(コービー・ヴェノメノン)”・"Mamba(マンバ)"3シリーズが展開されています。

そのうち今作のマンバシリーズが最も存在感が薄い気がします。

一応海外では後継モデルとして"Mamba Rage(マンバ・レイジ)"というモデルが出てますが、国内はドロップっぽいですし。

個人的にも知ってはいたものの、レビュー予定は全くないモデルでした。

なんせシャンクプレートが入っていないルナロンモデルは今まで良かった試しがありませんので。。。

ところが好きなダンク系(?)Youtuberが着用しているのを見て「ダンクしやすいのかな?」と気になり始めました。

アウトレットモールで実際に試着したところ、期待出来そうな感覚がありレビュー決定。

早速その細部を見て行きたいと思います。

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⇒各スコア項目についてはこちら

TRACTION - 9 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

「ヘリンボーン・パターン」「マイクロトレッド・パターン」を組み合わせたアウトソール。

ソリッドラバーは粘性が高く、非常にソフトな仕様。

ソール全体もしなやかでコートに張り付く感覚があり、ホコリの多いコートでも安心して体重を預けられます。

ただしシャンクが入っていない事から、特にディフェンス時の急ストップではシューズ全体が捻れる感覚が。。。

クロスオーバーへの対応やクローズアウトからのスライドなどでは明らかに遅れを感じます。

それらのシチュエーション以外では文句なし。

個人練習用では十分なレベルのトラクションです。

CUSHIONING - 8 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

"Kobe IX(9)""Kobe XI(11)"などと同じ「ルナロン・ドロップイン・ミッドソール」のみのクッション・セットアップ。

シャンクプレートが入っていない点も同様です。

ルナロンの厚さは上記のモデルに比べると若干薄め。

それでもルナロンの吸収性は十分にあり、個人的には不満なく快適なレベル。


そして今作を購入するきっかけとなったのが「反発性」の部分。

個人的にコービーモデルをあまり好まない最大の理由が「剛性不足に起因する反発性不足」

今作も手に持った状態ではフォアの屈曲剛性はフニャフニャ。

なので「一応履いてみるか」程度の気持ちで試着しました。

体重を掛けてみるとルナロンが適度に圧縮され、フォアの剛性は驚くほど大幅にアップ

実際にプレーしてみても最高では無いものの、前後方向への反発性は悪くないレベルです。

ラストが適度にタイトで、アウトソールの巻き上げの面積も適量な感覚です。

左右方向ではシャンクプレートが無いため捻れ剛性は残念ながら足りませんが。。。

もしプレートが入っていれば名作だった"Kobe VIII(8)"に近いクッションになったかもしれません。

COURT FEEL - 9 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

クッションは薄めで、体重を掛けるとソール形状はほぼフルフラットになります。

物理的にも感覚的にもコートを非常に近く感じます。

やはり左右方向の急な切り返しではソールが捻れて変形、接地感がなくなります

あとルナロン表面の滑り止め加工がやたらと凸凹していて、人によっては足裏への当たりが気になるかも。

個人的には加工は全く気にならず、変形だけがマイナスポイントです。

FIT/LOCKDOWN - 8 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

今作は「EPラスト」「グローバルラスト」の両方が国内展開されているようで、今回使用したのはグローバルの方。

アッパーは「フライウィーブ」をベースに、フォアフットには補強として「TPUスレッド」が編み込まれています。

実際にフォアの強度は高いのですが、スレッドの効果と言うより「フォア裏面にびっしり施されたフューズコーティング」の影響の方が大きいかと。

個人的にはブレが起きなくて好きなのですが、ニットなど伸縮性あるアッパーが好みのプレイヤーには敬遠される仕様かもしれません。

一応フォアには「ハーフ・インナーブーティー」が入っていますが薄いメッシュなのでフューズがほぼ直に当たる感覚です。

またルナロン表面にかなり溝の深い滑り止め加工が施してあり、これも足当たりの好みが分かれるでしょう。


低めのローカットですがヒールのパディングは多めでカカトの抜け感はありません。

足幅が狭めな自分は快適でしたが、グローバルラストの中でも狭めのつくりなので足型によっては足入れ自体が難しい可能性があります。

足型さえ合えばフィット・ロックダウンは優秀なレベルに感じられるかと。


※サイズ選びについて※

今回使用したのは通常幅の「グローバルラスト」

長さは普通ですが幅と高さがかなりタイト

国内にはアジア人向けの「EPラスト」も発売があるようなので、幅広や甲高のプレイヤーはそちらを選んだ方が良いでしょう。

SUPPORT - 8 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

インターナル・ヒールカウンターのブレ防止が十分に効いていて、加えてルナロンのエッジ部分とアウトソールの巻き上げにより足がフットベッドから溢れません。

アッパー裏のフューズコーティングも一役買っています。

ただソール自体が捻れるので、スコアは下げざるを得ません。

体重があるプレイヤー程、この捻れから生じるブレは気になるでしょう。

LATERAL TRANSITION - 6 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

軽くソールがしなやかなので細かいステップには最適の仕様。

特にディフェンス時の急なステップ・大きいステップでは捻れ剛性が足りておらず、変形から遅れが生じます。

体重が軽ければこの変形も少ないのかもしれませんが、75kgの体重ではけっこうなストレスに。

何気ないクローズアウトからのステップで何度か盛大にコケました。。。

HEEL-TOE TRANSITION - 9 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

前後方向ではフォアの剛性もなかなかで、加速感は無いものの非常にナチュラルでスムーズな重心移動が可能。

こちらも左右方向同様に大きいステップよりも細かいステップで刻んで行くとより快適にプレー出来ます。

BREATHABILITY - 5 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

フライウィーブがベースながら裏面のフューズコーティングのおかげで通気性はかなり残念な事になっています。

頼みのタン部分もシンセティックで覆われている面積が多く通気性はほとんど期待できません。

ローカットであることを加味しても、平均に遠く及ばない通気性。

あまり足に汗をかかない質ですが今作は少し気になりました。

DURABILITY - 7 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

フューズコーティングのおかげでフォアの耐久性は問題無さそうです。

ダメージが来るとしたらアウトソールが巻き上がっている箇所でしょう。

ここから後ろはちょうどフューズがなく、フライウィーブ単体になっているので。

それでも足幅が合わない状態で履いたり、小指側重心でプレーし続けたりしない限り、平均レベルの期間は使えるバッシュかと思います。

WEIGHT - 10 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

約299g(27.5cm・片足)

300gを下回るバッシュはなかなかに少なく歴代でも最軽量の部類に入るかと。

"Crazylight"初代とか"Kobe VIII(8)"などに迫るレベルです。

Final Conclusion

 

https://www.youtube.com/watch?v=2uME48i-ak4&t=1158s

試着時の感覚は間違っていませんでした。

他のルナロン系バッシュと比べると、左右方向のステップに弱点があるものの「フォアの剛性・反発性」に関しては"Kobe IX(9)""Kobe XI(11)"よりも今作が上。

この少ない構成パーツでこのパフォーマンスなら、ダンク用やトレーニング用としてはアリでしょう。

バスケの競技用では少し厳しそうですが、軽量プレイヤーならいけるかもしれません。

アウトレットモールはじめ各所で破格で売られていますので、気になる方はチェックされてみては。

 

ここからは少し余談でイントロで触れたYoutuberについて。

チャンネル名は本名で”Steven Celi”

他のプロダンカーと違い、日によってダンクが出来たり出来なかったり。

身長・体格が自分と近い事もあって親近感を覚えると共に、いつもモチベーションをもらっています。

私も年甲斐なくダンクの練習をよくしていますので。。。

そのうちダンクの練習動画もアップ出来たらな、と考えていますm(__)m

  • TRACTION - 9/10
  • CUSHIONING - 8/10
  • COURT FEEL - 9/10
  • FIT/LOCKDOWN - 8/10
  • SUPPORT - 8/10
  • LATERAL TRANSITION - 6/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 9/10
  • BREATHABILITY - 5/10
  • DURABILITY - 7/10
  • WEIGHT - 10/10
TOTAL SCORE
B 78 / 100

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