Jordan Ultra.Fly 2 Performance Review
- テストカラー:White/Black/White(897998-111)
- 主な機能:Forefoot Zoom Air Unit, Heel Zoom Air Unit, Phylon Midsole, TPU Internal Heel Counter, TPU Shank Plate, Full-length Innner Bootie, Flight Web System
- 着用した主なプレイヤー:Joe Johnson
- 価格:¥16,740(国内)・$125(海外)
Introduction
今回は"Jordan Ultra.Fly 2"(ジョーダン・ウルトラフライ 2)のパフォーマンス・レビューです。
前作"Jordan Ultra.Fly"からデザインも機能も大幅に変更。
共通点はヒールサイドのジャンプマンくらいでしょうか。
シーズン途中の発売で、当初はカラーバリエも少なく、NBA選手の着用も少なめ。
"Air Jordan XV(15)"に似た特徴的なシルエットに反して、マーケットでの存在感はそこまで大きく無く、気付いたら発売されていた感じです。
スペック説明を見るとクッション性はかなり期待して良さそうですね。
それでは早速細部を見ていきたいと思います。
TRACTION - 8 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
CUSHIONING - 9 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
「ファイロン・ミッドソール」に「フォアフット・ズームエア」と「ヒール・ズームエア」を組み合わせたクッション・セットアップ。
前作"Jordan Ultra.Fly"ではミッドソール底面に埋め込んだ「ボトムロード」でしたが、今回は上面に埋め込んだ「トップロード」です。
そのため足裏にズームエアの感触がしっかりあります。
ファイロンも分厚く、弾力性ある質感なので、衝撃吸収性は素晴らしく快適。
シューズ全体の剛性も強めで、反発性も良好。
ただ急な左右方向へのムーブでは厚いクッションが少しブレる事がしばしば。
ややビッグマン向けのクッションかもしれません。
COURT FEEL - 7 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
FIT/LOCKDOWN - 8 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
ワンピース仕様のアッパーセットアップ。
アッパーはソフトなニット素材で構成され、多少伸縮性はありますが、最初はかなり足入れに苦労するタイプです。
履き口は使用を重ねる連れ馴染んで来て、足入れのストレスは減っていきます。
アッパーのパディングは厚めで、トゥーボックスの成型も良く、足入れしただけで結構スナッグなフィット感。
シューレースを締めて結んでみると、ほとんど感覚は変わらず…特にシューレースの最上段の角度は好みが分かれるでしょう。
フライトウェブの方向がダメなのか、位置が低いのか、もしくは両方が原因なのか分かりませんが、足首周りはかなりフリー。
こんなシルエットなのに履き心地はまるでローカット。
ヒールカウンターの成型は良く、カカトの抜け感はないので、ローカットだと思って履くなら快適かと。
※サイズ選びについて※
パディングが厚く、全体的に若干小さめの作り。
幅広、甲高のプレイヤーはハーフサイズダウンハーフサイズアップを検討しても良いでしょう。
↑スミマセン…真逆の事言ってました…
教えてくれた方、ありがとうございます!
SUPPORT - 7 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
前作"Jordan Ultra.Fly"では足首が痛くなりましたが、今作ではそう言った事はありませんでした。
クッションが厚くなったことによりブレが起きるので、トータルのサポート性はあまり高いとは言えない仕様。
また履き口周りのフリーな感覚は、捻挫癖があるプレイヤーにとっては不十分に感じるかもしれません。
基本的な捻れ剛性やソールの安定性は確保されていますのでギリギリ平均レベルくらいでしょう。
LATERAL TRANSITION - 7 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
HEEL-TOE TRANSITION - 10 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
BREATHABILITY - 7 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
DURABILITY - 9 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
WEIGHT - 8 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
Final Conclusion
今年のジョーダンブランドは「フルレングス・ズームエア」の"Air Jordan XXXI(31)"に、「前後ズームエア」の今作と、クッション性の高いバッシュが多い印象。
最近のモデルはズームエアがフォアのみ、もしくはヒールのみ、と言うことが多かったのでクッション性を重視するプレイヤーには嬉しいシーズンかと。
軽量プレイヤーや平面の動きに拘るプレイヤーは少し過保護に感じるかもしれませんが、ビッグマンや体重あるプレイヤーには向いている仕様です。
初期発売のカラーなら既にNike.comでもセールになってますので「クッション性のコスパ」はかなり高く、狙ってみるのもアリでしょう。
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TRACTION - 8/10
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CUSHIONING - 9/10
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COURT FEEL - 7/10
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FIT/LOCKDOWN - 8/10
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SUPPORT - 7/10
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LATERAL TRANSITION - 7/10
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HEEL-TOE TRANSITION - 10/10
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BREATHABILITY - 7/10
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DURABILITY - 9/10
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WEIGHT - 8/10