Asics Unpre Ars 2 Try-on Review
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「White/Glacier Grey」。
型番は“1063A070.100”。
幅/ラストは「STANDARD」。
※幅広の「WIDE」も発売されているようです。
前作アンプレアルスはミッドソールの質感や厚みをナイキやアディダスに寄せた仕様でした。
特にローカットは子供の頃以来、初めてアシックスで履きたいかも…と思えたバッシュでした(なんだかんだでまだ買ってませんが…)。
今作も基本スペックはほとんど同じに見えますが、中身に変化はあるのか?
各所を比較しながら詳細見ていきたいと思います。
⇒”Asics UNPRE ARS Low”のトライオンレビュー
大半が前作同様、波状の「ミルククレート・パターン」のアウトソール。
中足部のエッジのみグリッドが少なく、ラバーが面で接地するパターンとなっています
ラバーの素材は全面が白とグレーの「ソリッドラバー」。
※前作で使われていた耐久性に優れたN.C.ラバーの名は公式の商品説明にはありません。
実際に質感も少し異なり、硬さ、粘着性ともに平均レベル。
フォアフットのX型グリッド(溝)は健在ですが、反り返った形状は大人なしくなっていて、前作のローカットより更にフラットに近付いています。
接地の仕方がナチュラルになりグリッドもそこまで気にならず、より安定してグリップしてくれそうなトラクションです。
アウトソールのラバー同様、クッションに関する記載も公式説明になく、ミッドソールの素材は不明です。
乗ってみると、前後のクッションバランスはわずかに後傾で、フォアのグリッドの主張を少し感じます。
ですが体重を掛けてみるとグリッドの中央がグニッと沈み、プレー中はフラットになりそうです。
前作の「FLYTEFOAM Propel(フライトフォーム・プロペル)」よりやや吸収性が増した気がしますが、理由がフォームの変更か、ソール形状の変化によるものかは不明です。
フォアの屈曲剛性はややマイルドになった気がしますが、前作で気になったサイドウォールによる屈曲への影響は今作では解消されています。
トータルで考えると反発は少し抑えめで吸収性を増し、扱いやすさ、万人受けに舵取りしたクッションかなと。
(images via asics.com)
フィット面では「独立タン」を「アッパー」が包むクラシックなセットアップ。
アッパーの素材は「テキスタイル・メッシュ」と「シンセティックレザー」がメイン。
前作で存在したTPUによる補強は今作は排し、素材面でもシンプル。
アッパー剛性はマイルドになっているので前作の強度が欲しい方は少し残念に思うかもしれません。
アッパー成型は前作で感じたアシックス特有のシューレース部分が低く、トーボックスが高い構造から変化が見られます。
シューレース部分に高さがあり、トーボックスの高さは抑えめに。
トーボックスはナイキのグローバルに比べるとまだ高いですが、個人的にこれは嬉しい仕様変更です。
サイズに関してはナイキのグローバルのマイサイズである27.5cmでほぼジャスト。
幅が少し余りますが前作同様、許容範囲です。
今作をまとめますと「一長一短」。
ソール形状や高さなどフィット面では向上が見られる一方、クッションはマイルドになっています。
自分の基準だとマイルドなクッションの評価は上がらないのでレビューとしてはマイナス。
この辺りは体格や筋力などによって判断は変わってくると思いますので、気になる方は是非店頭でご試着を。
サイズ感が既に分かっている方は、アマゾンでクーポンを使っての購入が一番安い(12,080円)かと思われます。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m