Asics Unpre Ars Low Try-on Review

8月 30, 2022
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今回は“asics UNPRE ARS LOW(アシックス アンプレ アルス ロー)”「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。

※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。

試着カラーは「White/Saffron」

型番は“1063A056.100”

今作のミッドカットである“Asics UNPRE ARS”は先日レビュー済み。

そのレビューをアップするとすぐに今作のレビューを希望する旨のDMが複数来るあたり、人気の高さが伺えます。

発売に当たって日本代表PG河村勇輝を広告塔に据えたことも影響大きそうですね。

各所比較しながら詳細見ていきたいと思います。

⇒”Asics UNPRE ARS”のトライオンレビューはこちら


全面が波状の「ミルククレート・パターン」のアウトソール。

ラバーの素材は全面が白とグレーの「N.C.ラバー」

このNCラバーはアシックスの説明に寄ると「グリップ性能に優れたナチュラルラバーと、耐摩耗性に優れた合成ラバーの組み合わせ」とのこと。

粘性(変形のしやすさ)は低く、粘着性はやや高めの質感。

フォアフットには大きくXの形にグリッド(溝)が入っていて、フォアフットの形状はやや  かなり反り返っています。

ここまでミッドカットとほぼ同じ仕様です。

異なる点は「フォアフットの形状」。

反り返りの角度がマイルドになり、接地感を増した仕様になっています。

履いた感覚でも違いは体感でき、ミッドカットで感じた揺りかごの様なアンバランスさはだいぶ解消されています。

フォアのクッションが若干薄くなっている感覚もあり、トラクションがかなり扱いやすくなっている可能性が高いです。

とは言えX型グリッドは要らないとは思いますが、その存在感は無視できるレベルに薄くなっています。


クッションは「FLYTEFOAM Propel(フライトフォーム・プロペル)ミッドソール」単体のセットアップ。

フライトフォーム・プロペルの公式説明では「軽量且つ高反発」とのこと。

乗ってみるとミッドカットでは厚めだったフォアフットが控えめになり、ヒールが低い後傾強めから弱めの後傾に。

まだフラットとは言えませんがクッションバランスはかなり改善されている印象です。

薄くなったことでミッドカットではやや硬質に感じたフライトフォーム・プロペルも今作ではけっこうプニプニとした弾力のある質感に様変わり。

小指側のサイドウォールでミッドソールが覆われたことによる、親指側との質感の違いは残るものの、扱いやすさは通常のバッシュレベルに。

ミッドソールが薄くなったことで、ソールの屈曲剛性はマイルドになっているのは残念ですが、親指側を覆わない設計ではこれが一番良いバランスなのかもしれません。

別シリーズですがノヴァサージ 2をやや扱いやすくしたクッションと言うと一番しっくりくる気がします。

⇒ASICS NOVA SURGE 2のパフォーマンス・レビューはこちら


(images via asics.com)

フィット面では「独立タン」「アッパー」が包むクラシックなセットアップ。

アッパーの素材はTPU樹脂で補強した「ジャカード・メッシュ」と「シンセティックレザー」がメイン。

このフォアフットのTPU樹脂補強はジョーダン・ウルトラフライ初代ウェブ状のTPU素材“Kurim(キュリム) を想起させます。

ミッドカットも強度を重視した作りでしたが、今作では強度に加えてフォアフットのしなやかさを上手く加えた印象で、これは多くの方に歓迎されそう。

足入れは簡単。タンは特に足甲部分がやや厚く抑えはしっかりめ。

トーボックスには高さがあります。

ヒール周りのパディングは通常量ですが、成型にゆとりあり。

アーチサポートはしっかりしていて、中足部の幅はミッドカットよりも気にならなくなっています。

今作の幅はスタンダードで、若干広めですが許容範囲。

長さとフォアの高さ的にナイキのグローバルからハーフサイズ(0.5cm)ダウンした27.0cmで良さそう。

足甲部分の高さがキツくなりそうですが、シューレースを緩めにして履けば何とかなるかなと言ったところです。


今作をまとめますと「NOVA SURGE 2のチューンアップですかね。

ミッドカットをトップモデルと言われたら疑問符が付きましたが、今作ならまあ納得。

※フルレビューを書いたら80点に届くか微妙なラインですが。。

アシックスを履きたいけど吸収性が欲しいプレイヤーには刺さる可能性があるので、気になる方は是非トライを。

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⇒ギャラリー2で購入


アシックスのトライオンレビューは4足目になり、改めて試着をし色々気付くことがありました。

そのうち一番気になったのは「高さ」の設計が以前よりも自分の好みと離れて行っているという事。

トーボックスの成型はナイキのEPラストに近いものがありますが、足甲部分の高さが以前より低くなっており、アンバランスさが増してしまっている気がします。

この辺りはアシックスが収集した日本人の足のデータを元に「日本人は実は甲高ではない」という結果が出たことに起因するとは思います。

⇒詳細は@ParatoCryptoさんのツイートを参照ください

それであれはトーボックスも低くしてくれればバランスが取れると思うのですが、何故かそちらは放置なのが解せないところ。

ソール周りの機能と合わせて、この「高さ」に関する部分にもこだわったモデルが出ることを期待したいです。

締めは今作とは離れた内容になってしまいましたが、今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m


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