Adidas Harden Vol.7 Try-on Review
今回は“Adidas Harden Vol.7(アディダス ハーデン・ボリューム 7)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「Lucid Fuchsia/Black/Lucid Fuchsia」。
型番は“HP3019”。
今作はNBAフィラデルフィア・76ersのJames Harden(ジェームズ・ハーデン)の7thシグネチャー。
なかなか攻めたデザインでNBAの試合を観ていても存在感は際立っている印象。
そのパフォーマンスはどうなのか、細部を確認してみたいと思います。
⇒ADIDAS HARDEN VOL.6のトライオンレビューはこちら
⇒ADIDAS HARDEN VOL.1~5のレビューはこちら
「ヘリンボーン・パターン」と「リップル(波紋)・パターン」が組み合わされたアウトソール。
ラバーの素材はヘリンボーン部分が「ソリッド」、リップル部分が「トランスルーセント」。
全体に粘着性は高めで、母指球部分のみソフト。
それ以外の部分はやや硬めの質感です。
ホコリの吸着がやや心配ですが、ハーデンシリーズらしいフラット寄りの形状で接地面積は大きめ。
クッションがフカフカ過ぎて体重が乗らないなんてことも無さそうで、トラクションは優秀なレベルを期待して良さそうです。
クッションは「ヒール・ブースト」に「フォアフット・ライトストライク」を組み合わせたセットアップ。
ミッドソールはほぼ全面が「TPUケージ」で覆われています。
ケージはヒール側は硬質な素材で、フォア側はソフトな素材が使われています。
フォアフットの屈曲剛性はマイルドで、ライトストライクも少し沈む感覚。
幸いクッションは全体にやや薄めなので沈み幅は小さく、接地感は強め。
平面は動きやすそうでクッションでもハーデンシリーズらしさが健在の様です。
フィット面では「フルレングス・インナーブーティー」を「アッパー」が包むセットアップ。
アッパーもほぼブーティーと一体となっているので「ワンピース・アッパー」と呼んでも良いでしょう。
素材には、サイドに「ナイロンメッシュ」、トーボックスに「ヌバック」が使われています。
履き口はけっこう狭く、タンとヒールタブを掴んで拡げながら足入れする必要がありました。
これはワンピース構造にありがちな症状ですが、足型によっては履けない、致命傷になる可能性があるので事前確認必須です。
一度足入れに成功すれば、あとは快適。
特に当たるパーツや成型はありません。
サイズに関しては、ナイキのグローバルのマイサイズ27.5cmで良さそうです。
今作をまとめますと「ハーデン1のチューンアップモデル2.0」。
同系統のハーデン6よりも更に1に近付けたパフォーマンスに感じました。
⇒ADIDAS HARDEN VOL.6 Try-on Review
⇒ADIDAS HARDEN VOL.1 Performance Review
デザインは未来的ですが、パフォーマンスはハーデンシリーズの系譜を守っている印象。
足入れの難しささえクリアできたなら、安定したパフォーマンスを提供してくれそうです。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました<m(__)m>