Nike Lebron NXXT Gen EP Try-on Review
今回はレブロン・ジェームズのアナザーシグネチャー“Nike Lebron NXXT Gen EP(ナイキ レブロンネクストジェン EP)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「ホワイト/ブラック/メタリックシルバー」。
型番は“DR8788-101”。
メインのレブロンシリーズ以外にソルジャーやアンバサダーなど色々なシリーズが存在するレブロンシグ。
今作は既存のどのシリーズにも属さない新しいモデル。
モデル名やデザインからレブロン20のテイクダウンである事は間違いなさそうです。
来シーズン以降シリーズ化されるか気になる所ですが、まずは今作単体でのパフォーマンスを見ていきたいと思います。
⇒Nike Lebron XX(20) EP Try-on Review
レブロンの故郷の地図を模した「アクロン・パターン」のアウトソール。
ラバーは耐摩耗性に優れた「XDR」。
XDRのハングタグもしっかり付いています。
質感はやや硬めで、粘着性は低め。
ホコリの吸着は少ないと予想されます。
メインのレブロン20同様、ソール形状もクッションもソールにしっかり体重が乗る構造なため、しっかりグリップしてくれそうです。
クッションは「クシュロン・ミッドソール」に「ヒール・ズームエア」と「フォアフット・ズームエア」を組み合わせたセットアップ。
字面だけ見るとレブロン20と同じセットアップですが、細部にいくつか違いがあります。
まずクシュロンはレブロン20よりやや硬めで、弾力性は同じくらい強い仕様。
またレブロン20ではボトムロードだったヒールズームが、今作ではトップロードに変更されています。
ズームエアが足の直下に来ることにより沈みは強くなっています。
硬めのクシュロンに包まれたフォアズームはしっかりした乗り心地のまま。
結果フォアとヒールのクッションバランスには差が生まれ、後傾に。
フォアに乗るには一回登坂を上がらないといけない感覚があります。
後傾バランスが好みの方にはハマるかもしれませんが、フラットが好みの自分には合わなそう。
フォアの屈曲剛性自体もレブロン20よりややマイルドなので、加速感より安定してステップを踏みたい方に合うかなと思います。
フィット面では「ハーフ・インナーブーティー」を「アッパー」が包むセットアップ。
素材は「メッシュ」です。
このメッシュ自体はバリスティックで強度ありそうな素材ですが、かなり極薄。
軽量性や通気性にこだわる方には嬉しい仕様かと思います。
トー部分、ヒール周りやタンの結び目部分は「シンセティック・レザー」で補強。
足入れは簡単で、カカトから中足部にかけてのフィット・ロックダウンは良好。
※結び目部分は足当たり防止のためレザーパネルが設置されていて、ギチギチに締めたい方にとっては邪魔になるかもしれません。
アーチサポートはレブロン20よりやや低くなり、丁度良い高さに。
EPラストですがフォアの空間もタイトで、幅はややあるものの高さはグローバルな感覚。
足入れした後に本当にEPラストがボックスラベルを確認し直したほど。
レブロン20同様、全体的にグローバルとの差が少ない印象でした。
サイズ感は「グローバルのマイサイズからハーフサイズ(0.5cm)アップ必須」。
クッションがへたる可能性を考えてもアップは必須に感じました。
もしへたらない前提ならフルサイズ(1.0cm)アップもありかもしれません。
今作をまとめますと「しっかりテイクダウン」。
アグレッシブなレブロン20からマイルドに調整したパフォーマンスです。
ただし、スーパーフィートのグリーンを入れたら分かりません。
スペック的にグリーンがドハマリして化ける可能性を感じました。
スーパーフィートのグリーンが必須な方は今作を選ぶと良いかなと。
いずれにしても追加のギアが要りそうですが、ギア調整後はかなりのハイパフォーマンスを期待できそうなので試すに値すると思います。
是非お試しを。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m