Under Armour Curry HOVR Splash 2 Try-on Review

今回は“Under Armour Curry HOVR Splash 2(アンダーアーマー カリー ホバースプラッシュ2)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「Black / PitchGray / White 」。
型番は“302563-001”。
今作はNBAゴールデンステイト・ウォリアーズのStephen Curry(ステフィン・カリー)モデル。
先に試着レビューを書いた“Curry HOVR Splash” シリーズの2作目に当たります。
HOVR搭載モデルは高評価の確率が高く、今作も期待値は高め。
それでは早速各項目見ていきます。
全面が波状の「ウェイブボーン・パターン」のアウトソール。
ラバーの素材は全面がライムグリーンの「ソリッド」。
粘性(変形のしやすさ)は高めで、粘着性も高い質感。
グリッド(溝)も多めで深め。
“Curry HOVR Splash”や“Curry 3Z5 NM”と全く同じ仕様で、体重をあまり掛けなくてもグリップしてくれる且つ急ストップ系のトラクションかと。
ホコリに対する感想も同じく、吸着は多めと予想されつつ、パターンが深いため平均以上のトラクションは期待して良いと思われます。
クッションは「HOVR(ホバー)ミッドソール」単体のセットアップ。
ホバーはフォーム素材をネットで包んだクッション。
ネットで包むことでミッドソールは硬質・高弾力になり、今作も“Curry HOVR Splash”同様にしっかりした乗り心地。
前作と異なりフォアの形状はフラットに変更されていて、後傾気味からフラット寄りにクッションバランスも変更。
フォアフットの屈曲剛性は前作よりやや強くなっていますが、トーボックスの高さが増していて体重が乗るタイミングを合わせるのに少し苦労しそうな感覚。
ソールがフラットになった変化に併せてアッパーも成型が変わっていたら良かったのに…と惜しく感じる仕様です。
捻れ剛性は変わらず強く、シャンクがしっかり仕事をしています。
全体に反発性や反応速度を重視した仕様で、個人的には好みの乗り心地。
HOVRに吸収性が少ない分は前作同様にアウトソールが担保してくれています。
トーボックスが足を引っ張ってしまっていますが、ソール周りは優秀と言って良いかなと。
(images via koikesports.com )
フィット面では「ハーフ・インナーブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
アッパーの素材は3Dプリントが施された「メッシュ」。
履き口周りの素材に関してメーカー説明はありませんが「ネオプレン」だと思われます。
足入れはしやすく、タンのパディング量は丁度よく、ヒール周り、特にアキレスに沿った部分のパディングは多め。
アーチサポートは適度な高さ。
前述のとおり、フォアに高さのあるアッパー成型で、幅にも前作よりゆとりがあります。
長さ的にサイズダウンは難しそうで、もし買うならナイキのグローバルと同じサイジング(27.5cm)で良さそうです。
今作をまとめますと「前作のEPラスト」。
基本性能は代り映えしないのでサイジングについての補足のみで締めようと思います。
前作自体が既にEPラスト寄りのトーボックス成型でしたが、今作はそこから更に高さが増して、結果横方向にも空間が広がっています。
ソックス調整でこれを埋めるのは難しそうで、諸々考慮してもし自分が買うなら前作になりそうです。
普段からEPラストの方がしっくり来るプレイヤーには嬉しい仕様だと思いますので、是非お試しを。