Under Armour Curry 3Z5 NM Try-on Review
今回は“Under Armour Curry 3Z5 NM(アンダーアーマー カリー 3Z5 NM)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「ロイヤル/タクシー/ロイヤル」。
型番は“3024764-404”。
今作はNBAゴールデンステイト・ウォリアーズのStephen Curry(ステフィン・カリー)モデル。
カリーモデルと言っても、メインのカリーシリーズとは別の新しいテイクダウンモデルになります。
全面が波状の「ウェイブボーン・パターン」のアウトソール。
ラバーの素材は全面が黄色の「ソリッド」。
粘性(変形のしやすさ)は高く、粘着性も高めの質感。
グリッド(溝)も多めに入っていて、体重をあまり掛けなくてもコートを捉えてくれそうです。
最近試着レビューを書いたフローフューチャー同様、軽量なプレイヤーやキッズプレイヤーには嬉しい仕様かもしれません。
⇒Under Armour Flow FUTRのレビューはこちら
粘着性の高さからホコリの吸着は多めと予想されますが、パターンが深いためホコリの逃げ場は多め。
平均以上のトラクション性能は期待して良いかと思います。
クッションは「マイクロG・ミッドソール」単体のセットアップ。
マイクロGは密度高めで弾力のある質感。
乗ってみるとフォアが厚く、ヒールがやや低い後傾のクッションバランス。
フローフューチャーでも感じたフォアの厚みですが、踏んだ感触は今作の方が断然上。
後方に押し戻される事はなく、今作はしっかり前方へと力のベクトルが向いています。
フォアの屈曲剛性はマイルドなのがもったいないですが、及第点レベルの反発は確保されているかと。
全体にモチモチしたクッションなので吸収性が足りないという事もないでしょう。
フィット面では「フォアフット・インナーブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
アッパーの素材は「メッシュ」「シンセティック・レザー」「パテント・レザー」がメインで、つま先は「フューズ」で補強されています。
素材は全体的にしなやかながら適度な厚みもあり、強度とのバランスが取れた作りかと。
足入れは簡単で、ヒール周りのパディング、タンともに厚さは十分で抜け感なし。
中足部にはシャンクもしっかり入っていて、アーチサポートも効いています。
フォアの高さと幅に少し余裕ありますが、それ以外は良好なフィット感です。
サイズに関しては、長さ的にグローバルのマイサイズ27.5cmで良さそう。
フォアの空間はソックスでなんとか対応できるかな、と言った印象です。
今作をまとめますと「メインシグ相当かも」。
別レビューでも似た表現を使った気がしますが、これが率直な感想です。
最近のアンダーアーマーのバッシュは、フォアを押し込んだ時に後方に押し戻されるバッシュが多い。
そんな中で今作はその現象が起きないので、それだけで頭一つ抜けたパフォーマンスと言えるかと。
もちろんカリー8やカリー9がトップモデルですが、フローの沈みや耐摩耗性を考えると。。。
少なくとも学生だったりして複数足を用意するのが難しい場合などは、圧倒的にこちらの方がオススメです。
ラストがどうしてもEP寄りなので個人的にはスルーですが、カリーファンの方やアンダーアーマーモデルに興味ある方は是非トライを。