adidas Dame 7 Extply : Opponent Advisory Try-on Review
(via adidas.co.jp)
今回は“adidas Dame 7(アディダス デイム 7)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
今作はDamian Lillard(デイミアン・リラード)のシグネチャー7作目。
試着したのは「コアブラック/フットウェアホワイト/ビビッドレッド」。
型番は“GV9872”です。
アディダスもナイキのEPラストの様に、ゆとりを持たせたサイジングの「GCA」が存在しますが、今作はその表記は無くノーマルバージョンです。
アウトソールのエッジの黒い部分には「トランスルーセント」、中央の赤い部分には「ソリッド」と、セクションごとにラバーが使い分けられています。
トランスルーセントの質感は、粘性(変形のしやすさ)が低く、粘着性は高め。
ソリッドは粘性が通常レベルで、粘着性は低めです。
これはエッジ部分には耐久度を持たせ、中央部分はよりコートを噛むようにと考えられた仕様かと。
アルファベットのZが並んだようなパターンは深めでホコリにも強そうで、アウトソールを見る限りトラクションは期待して良さそうです。
クッションはミッドソール全体が「ライトストライク」で構成されたセットアップ。
ヒールが厚めでフォアが薄い「前傾」のクッションバランス。
ライトストライクの質感はソフトで、ヒールに吸収性が欲しい方には嬉しい仕様かと。
フォアは薄くコートに近いものの、真下に押しても真っ直ぐ反発が返ってこないような感覚。
これは母指球と小指球部分に設けられたグリッド(溝)の影響と思われます。
屈曲剛性も優しめ。前傾バランスだとフォアに強い勢いで乗ることになるので、この仕様だとバランスを崩しそうな予感がします。
フィット面ではオーソドックスな「フォアフット・ブーティー」を「アッパー」が包むセットアップ。
アッパーの素材は「メッシュ」と「ヌバック」の組み合わせ。
足入れは簡単で、ヒール周りのパディングはしっかりしていて左右からのホールド感はあります。
タンは薄めなので、中の空間は全体に高さがあるつくり。
幅も広めですがやはりこの「高さ」が個人的には気になる所です。
サイズに関しては、ナイキのマイサイズ27.5cmからハーフサイズ(0.5cm)ダウンの27.0cmがベストなようです。
アディダスの基本サイズですね。
高さが少し余りますが、これ以上サイズダウンしたり、ソックスを足したりすると、長さがきつくなる可能性が高そうなのでハーフダウンが限界かなと。
※特に前傾クッションモデルはジャストで履くとつま先を痛めるのでNGです。
高さがある成型は逆に言えば、インソール交換での調整幅は大きそう。
もしこの前傾バランスをフラット寄りに調整できたらかなりパフォーマンスはアップすると予想されます。
自分の手持ちのインソールでは合うものがなさそうで、購入を断念した次第です。
色々言いましたが同じ前傾でもこのモデルよりは圧倒的に良いパフォーマンスを期待して良いかと。
ヒールメインでプレーする方にとってはこの前傾も気にならない可能性があるので、そこはプレースタイルと照らし合わせてご判断を。
アディダスの場合はアウトレット価格が破格なので、条件さえ合えば最高のコストパフォーマンスモデルになるかもしれません。
前シーズン発売ですが、店頭に置いてある可能性はまだ高く、試着したい方にも嬉しいモデルかと。