Nike Zoom Rize TB Performance Review
- テストカラー:Court Purple(BQ5468-500)
- 主な機能:Forefoot Large Volume Zoom Air Unit, Phylon Midsole, TPU Shank Plate, TPU Internal Heel Counter
- 着用した主なプレイヤー:Ben Simmons, Aaron Baynes, Enes Kanter, Nikola Jokic, Jonas Valanciunas, Kevin Love
- 価格:¥15,400・$140
Introduction
今回は"Nike Zoom Rize TB(ナイキ ズームライズ TB)"のパフォーマンスレビューです。
10作に渡り続いたHyperdunkシリーズは、2018年の"Nike Hyperdunk X"で幕を閉じました。
翌年2019年に新たにスタートしたのが"Alphadunk(アルファダンク)"シリーズ。
そのシリーズの低価格(テイクダウン)モデルに当たるのが今作です。
テイクダウンと言いつつ試着でAlphadunkと比較して、購入したのは今作のみ。
試着段階ではかなり好感触でした。
オンコートではどうなりますか。細部を見ていきたいと思います。
TRACTION - 8 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
CUSHIONING - 8 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
「ファイロン・ミッドソール」のフォアに「大容量ズームエア」を埋め込んだクッションセットアップ。
このズームエアは「10mm 20psi」と刻印されているとおり厚さが「10mm」でエア圧が「20psi 」。
正直、20psiと言われてもピンと来なかったのですが、調べてみると女性用のランニングシューズのズームエアは「15psi」、マックスエアは大体「25psi」だそうです。
マックスエアよりはソフトなようですが、小指側のエッジはアウトソールでケージされている事もあり沈む感覚はありません。
このケージのおかげでフォアの屈曲剛性も強く、前後方向の反発性は加速力があります。
やや後傾気味のクッションバランスですがプレー中はフラットと変わらない感覚です。
左右方向ではトラクション同様に、厚いクッションが横ブレして反発はそこそこに。
厚底の原因は「インソール」。
グレーのフォームは復元力が高く、体重を掛けたら適度に沈んでしっかり跳ね返してくれます。
個人的には好きな質感なのですが、今作のセットアップに限ってはこの厚さと質感が仇に。
吸収力に関しては満点ですが、反発は少し扱い難さがあります。
COURT FEEL - 7 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
FIT/LOCKDOWN - 8 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
「フォアフット・インナーブーティー」を「メッシュのアッパー」が包む構造。
足入れは簡単で、その割に履いた瞬間からしっかりしたフィット感。
シューレースを締めると…ロックダウンが強過ぎややキツい。
ここ最近は色々身体操作のトレーニングの甲斐もあって、バッシュのつま先以外は基本当たって痛いなんて事は無くなっていたのですが…今作は別。
シューレースの上から2列目が、足の位置に対して明らかに低過ぎます。
まあ対応策は簡単で、この列をスキップして通したら一気に快適になりました。
またつま先は厚いインソールのせいで高さが足りず、長時間プレーすると親指の爪が痛くなってきます。
この2点以外は、ヒールの掴みや収まりなどは良好。
足甲のシューレースの位置も中央からずらしてあるおかげで圧迫感もありません。
ここは高さの足りない内部空間を考慮しデザインされてるように思います。
※※※サイズ選びに関して※※※
マイサイズである「27.5cm」を購入。
今作は海外から購入したグローバルラストになります。
長さは問題なくジャスト。
幅はやや広めですが気にするほどではありません。
問題は「高さ」で、なかなかに低い設計です。
長さや幅的にサイズを変えるのは難しいので、横ブレやつま先のダメージを防ぐ意味でも厚い元インソールの交換は必須かと。
残念ながらスーパーフィートのグリーンとの相性は悪く、交換するならヒールカップの浅い、もしくは無い薄めのインソールが良いでしょう。、
SUPPORT - 7 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
LATERAL TRANSITION - 7 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
HEEL-TOE TRANSITION - 9 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
BREATHABILITY - 7 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
DURABILITY - 7 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
WEIGHT - 9 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
Final Conclusion
予想外の伏兵「インソール」によりパフォーマンスは期待通りとは行きませんでした。
(当ブログではすべて元インソールのまま評価しています)
逆に言えばインソールさえ合ったものを見つければハイパフォーマンスが見込めます。
変更後もファイロン自体のソフトさは残るので試合用では少し難しいですが、練習用のローテーションには十分入って来るかと。
個人的には残念ながらインソールを変えても親指の当たりが解消されず、正直今はあまり履いていません。。
この辺は足型が合わなかったようで残念ですが仕方ないです。
自分の様にフォアメインで落下を使ってプレーする方は試着の際に確認が必要な個所でしょう。
色々言いましたが縦方向の加速力やジャンプのしやすさは快適。
実際にナイキの判断としても、上位モデルのはずのAlphadunkが打ち切りで、今作はシリーズ継続とポテンシャルを感じさせてくれるつくりになっています。
次作の"Zoom Rize 2"もレビュー予定です。
更新タイミングのお約束は出来ないので期待せずお待ちくださいm(__)m
via http://solemovement.com/nba/kickgame-a-look-at-all-the-2020-all-star-game-sneakers/
https://asterkicks.com/performance-review/4351.html
https://asterkicks.com/performance-review/3016.html
https://asterkicks.com/performance-review/2024.html
https://asterkicks.com/performance-review/2167.html
https://asterkicks.com/performance-review/1099.html
https://asterkicks.com/performance-review/116.html
https://asterkicks.com/performance-review/1948.html
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TRACTION - 8/10
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CUSHIONING - 8/10
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COURT FEEL - 7/10
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FIT/LOCKDOWN - 8/10
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SUPPORT - 7/10
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LATERAL TRANSITION - 7/10
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HEEL-TOE TRANSITION - 9/10
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BREATHABILITY - 7/10
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DURABILITY - 7/10
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WEIGHT - 9/10