Reebok Answer IV(4) PE (2018) Performance Review

12月 30, 2020
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  • テストカラー:Kobe Bryant LA Lakers PE(BS9847)
  • 主な機能:DMX, EVA Midsole, Zipper Shroud, TPU Internal Heel Counter, TPU Shank Plate
  • 着用した主なプレイヤー:Allen Iverson, Kobe BryantMontrezl Harrell,Josh Richardson,Langston Galloway
  • 価格:¥- ・$160

Introduction

今回はAllen Iverson(アレン・アイバーソン)の4代目シグネチャー"Reebok Answer IV PE"のパフォーマンス・レビューです。

使用したのは2018年の復刻モデル。

2000年のオリジナルは履いたことがあり、なかなかのパフォーマンスだったと記憶しています。

15年以上ぶりの着用…楽しみです。

早速細部を見ていきたいと思います。

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TRACTION - 10 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

接地する部分はほとんどが「ヘリンボーン・パターン」のアウトソール。

パープルの部分はソリッドラバーが、グレーの部分はEVAフォームが使われています。

(2000年当時からEVA、ミッドソール素材をアウトソールに使う技術は存在したのですね。今作を買って初めて知りましたw)

("Zoom Hyperrev 2014"のレビューで言ったことが恥ずかしい。。)

スキール音は鳴らず、静かに強力にグリップしてくれます。

ホコリの多いコートでもやや制動距離が延びる程度。

接地面積が多く安定した、信頼の置けるトラクションです。

CUSHIONING - 10 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

「EVAミッドソール」「DMX」を組み合わせたクッションセットアップ。

EVAのグレー部分は、パープル部分よりややソフト。

そのグレーでも最近のバッシュと比べると遥かに硬質です。

そのためソールの屈曲剛性は強力で、復元も速い。

クッションの厚さも適度で、扱いやすいナチュラルな高反発。

単純に「高く飛べる、速く動ける」だけでなく、よりバスケのプレーに活かしやすい仕様です。


硬質なミッドソールは全然沈みませんが、吸収性も特に問題なし。

DMXはNikeの「フルレングスエア」に近いクッション材で、これが沈み過ぎずさりげなく効いているのかと。

吸収性はこれくらいで良いと改めて思います。

COURT FEEL - 10 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

FIT/LOCKDOWN - 7 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

「タン」「アッパー」「ジッパーシュラウド(シューレースカバー)」が覆う構造です。

インナーブーティーは無く、タンは独立しています。

正直フィットは癖が強め。

シューレースをしっかり締めても、ヒールの成型が広く、ソックス2枚を履く私でもややゆとりを感じます。

シュラウドはオリジナルに比べて高さが増していて、特にフィットには関係しません。

(オリジナルではもっと低く、ジッパーを閉めるのに苦労した記憶があります。)

更にシュラウド上部のマジックテープがシューレースを締める時に引っ掛かって邪魔。

まあ慎重に締めればヒール以外のロックダウンはしっかり。

やはり最後はヒール幅をいかに埋めるかが今作を快適に履けるかどうかの境い目になるでしょう。

※※※サイズ選びに関して※※※

通常サイズからハーフダウン(-0.5cm)の27.0cmを購入。

ヒール幅はそれでもゆとりがあります。

つま先にも若干の空間があるのでフルダウン(-1.0cm)でもいけるかもしれません。

ただ形状的に先細りなので、基本はハーフダウンで考えて良いと思います。

SUPPORT - 8 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

サポートはヒールのフィット次第。

合わないと靴擦れが起きる可能性があります。

ここさえクリアできれば、ソールの形状的にも面積的にもサポート性は問題ないでしょう。。

LATERAL TRANSITION - 10 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

HEEL-TOE TRANSITION - 10 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

BREATHABILITY - 7 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

シュラウド部分は厚いレザーで、ヒール周りのライニング(内部)もレザー張り。

通気性は極悪に感じるセットアップですが、プレーするとあまり気にならず。

シュラウドもヒールも成型にゆとりあることが通気性には奏功しているのかもしれません。

DURABILITY - 9 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

ミッドソールはヘタりそうもない質感で、半永久的に履けそうな感覚。

最初はこう下書きしていましたがトータル40回ほど履いた頃にフォアの剛性が一気に弱まりました。

まあ最新モデルは数回も保たない事がほとんどなので、やはり耐久性はかなり優秀です。

どんなミッドソール素材であれ、覆われているに越したことは無いと再確認しました。

WEIGHT - 8 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

448g(片足・27.0cm)

Final Conclusion

フィットの癖を勘定に入れても間違いなく「名作」と呼べるパフォーマンス。

採点システムの都合上、「重量」「通気性」による減点でスコアは伸びてませんが、試合用の勝負靴として申し分ありません。

バッシュの重さをペネトレイト時の落下に利用できますし、片足のフォアに全体重を乗せても全くブレないソール剛性は素晴らしく快適。

Iversonのシグネチャームーブであるワイド・クロスオーバーもストレスなく行えます。

市販インソールの「スーパーフィート」のグリーンとの相性は良く、更なるパフォーマンスアップを見込めます。

※ インソール交換はスコアに含めていません。

一度試して頂きたいモデルですが、注意点を一つ。

今回履いたカラーは「PE」と他カラーと表記が異なります。

そのため、もしかしたらパフォーマンスも異なる可能性がゼロではありません。

もし他カラーを試す機会があったら追記したいと思います。

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via https://www.sneakerfreaker.com/features/looking-back-at-kobe-bryants-sneaker-free-agency-in-2002-2003

  • TRACTION - 10/10
  • CUSHIONING - 10/10
  • COURT FEEL - 10/10
  • FIT/LOCKDOWN - 7/10
  • SUPPORT - 8/10
  • LATERAL TRANSITION - 10/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 10/10
  • BREATHABILITY - 7/10
  • DURABILITY - 9/10
  • WEIGHT - 8/10
TOTAL SCORE
A- 89 / 100

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