Nike Air Max2 Uptempo ’94 Performance Review

7月 19, 2017
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  • テストカラー:Urban haze/Urban haze-sail(919831-300)
  • 主な機能:Full-length Inner Bootie, Heel 180 Max Air Unit, Phylon Midsole, TPU Shank Plate, TPU Internal Heel Counter
  • 着用した主なプレイヤー:Ray Allen, Marcus Camby, Paul Pierce
  • 価格:¥17,280(国内)・$140(海外)

Introduction

今回はレトロモデル"Air Max2 Uptempo '94"のパフォーマンス・レビューです。

オリジナルの発売はレイ・アレンやマーカス・キャンビーがまだ大学で活躍していた時代でした。

私はオリジナルを履いた事がなく、この復刻が初になります。

後継モデルである"Air Max Uptempo '95"が個人的にはかなり「当たり」だったので、期待値は高め。

※ちなみに使用したモデルは製造過程で接着剤のはみ出しが多く「Bスタンプ」が付いた所謂「B級品」です。

※見た目が悪いだけで、パフォーマンスには影響なさそうな状態だったので、そのまま履きました。

それでは細部を見ていきたいと思います。

TRACTION - 9 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

「ヘリンボーン・パターン」をベースに、フォアフットは四角形が並んだアウトソール。

ラバーは柔らかめで、粘性も高め。

ソール自体の剛性はしっかりしていて、大きな変形も起きず接地面積は常に大きく、安定しています。

フォアフット部分は若干ホコリに弱い感覚がありますが、一度拭けばコート数往復くらいはグリップしてくれます。

独特のスキール音がしますが、トラクションはかなり優秀なレベルです。

CUSHIONING - 8 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

「ファイロン・ミッドソール」「180・ヒール・マックスエア」を組み合わせたクッション・セットアップ。

ファイロンは若干硬めながら、弾力性は高めの質感。

フォアフットはヒールに比べて薄いですが、十分な吸収性があります。

マックスエアのエア圧は丁度良く、体重を掛けると適度に圧縮します。

 

ソール全体の剛性もフォアの屈曲部分の剛性も"Air Max Uptempo‘95"には及ばないものの、比較的強め。

また、クッションの高さのバランスが良く、ヒールが高く、フォアが低い構造。

重心移動を加速してくれる形状で、反発性にもプラスです。

 

吸収性も反発性も飛び抜けて素晴らしい訳ではありませんが、癖がなく扱いやすいクッションです。

COURT FEEL - 8 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

厚めのクッションながら、ソール形状はフラットで接地面積も大きめ。

ソールとコートの相性は良く、ナチュラルな接地感があります。

FIT/LOCKDOWN - 6 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

メッシュをアンダーレイに、ヌバックレザーをオーバーレイに使用したアッパーセットアップ。

各素材は縫製されていて、90年代のバッシュらしい重厚感あるシルエット。

シューズ内部はフルレングスのインナーブーツ仕様になっています。

フォアフットは成型が良く、タンの上から足甲を押さえるよう設置されたラバーバンドのおかげでフィット感は良好。

問題はヒール周りです。

アッパーの成型が甘く、緩めにも関わらず、アキレスパッドなどのパディングが不十分。

履き口周りにはパディングがあるので抜けそうな感覚はありませんが、シューズ内でカカトが若干浮いたり、足が前にスライドしたりします。

ヒールのクッションの方が高い構造になっているため、特に前方へのスライドが頻繁に起き、気になりました。

ジャストサイズで履いているので、足指がシューズ内で押しつぶされる感じで、けっこう痛かったです。

"Hypershift"ほど痛くはありませんでしたが、ロックダウンがイマイチな事は変わりません。

 

※サイズ選びについて※

僅かに小さめの作りです。

またロックダウンの甘さからつま先が痛むので、ハーフアップして少し余裕を持って履いた方が快適かもしれません。

私のようにジャストサイズで履きたいプレイヤーにとっては嬉しくない仕様です。

SUPPORT - 8 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

ロックダウンが甘いことからつま先への負荷が心配されます。

それ以外の安定性やヒール周りのサポート、捻れ剛性は十分なレベル。

逆にヒール周りに余裕があるので、サポーターを使用したいプレイヤーにはちょうど良いつくりかもしれません。

LATERAL TRANSITION - 8 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

ロックダウンは甘いものの、左右方向に影響は少なめ。

急な切り返しでソフトなアッパーは若干ブレますが、ソールはしっかり残るので許容範囲内です。

トラクションは良いので、ブレさえ慣れれば快適に動けます。

HEEL-TOE TRANSITION - 8 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

クッションは高低差があり、前傾しています。

そのため前後方向には加速感ある重心移動が可能です。

ただこの加速感あるトランジションに耐えるだけのロックダウンがありません。

ロックダウンが十分ならパーフェクトだっただけに非常に惜しいところです。

BREATHABILITY - 8 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

意外だったのがこの通気性の部分。

タンだけでなく、アッパーのメッシュ部分からもしっかり通気します。

インナーブーツが薄いこともプラス材料。

レトロモデルとしてはかなり優秀な通気性でしょう。

DURABILITY - 7 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

今回は「Bスタンプ」のモデルを使いましたが、特にダメージは見受けられません。

アッパーがたまにブレるため、長期の使用では細かい縫製部分にダメージが来る可能性があります。

おそらく平均的レベルの耐久性かな、と思います。

WEIGHT - 6 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

約492g(27.5cm・片足)
※実際に計測した重量です。

Final Conclusion

かなりアグレッシブだった"Air Max Uptempo‘95"に比べると、少しコンフォート寄りのパフォーマンス。

個人的にはローテーションに入れるにはあと一歩足りない印象ですが、フラットなソールに、ヒールの方が高いクッションなど、レトロモデル特有の良さはしっかり持ち合わせています。

ソール周りの機能はなかなかなので、アッパーのロックダウンの部分さえ納得できるならバッシュとしてアリだと思います。

  • TRACTION - 9/10
  • CUSHIONING - 8/10
  • COURT FEEL - 8/10
  • FIT/LOCKDOWN - 6/10
  • SUPPORT - 8/10
  • LATERAL TRANSITION - 8/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 8/10
  • BREATHABILITY - 8/10
  • DURABILITY - 7/10
  • WEIGHT - 6/10
TOTAL SCORE
B 76 / 100

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