Jordan Melo M12 Performance Review

7月 27, 2016
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  • テストカラー:Gym Red/Metallic Gold(827176-696)
  • 主な機能:Flight Speed Technology, Unlocked Zoom Air, Flght Web System, TPU Internal Heel Counter, Inner Bootie(Forefoot Only)
  • 着用した主なプレイヤー:Carmelo Anthony, Bismack Biyombo, Greg Monroe, Jeff Green
  • 価格:¥21600(国内)・$135(海外)

Introduction

melom121今回のレビューはカーメロ・アンソニーの12thシグネチャー。

ソール周りのツーリングは前作"Jordan Melo M11"とほぼ同様。

全体のシルエットはすっきりと、かなりシンプルになり、履きやすそうな印象です。

早速機能の細部を見ていきたいと思います。

TRACTION - 8 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

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不規則にうねったヘリンボーンパターンのアウトソール。

ラバーはかなりソフトで、粘性も高め。

ホコリにも強く、ラバーの素材とパターンは申し分なし。

 

ですが、ソール全体が少しソフト過ぎる印象。

急な切り返しではソールが変形して接地面積が限定され、上手くグリップしない事がしばしば。

これは体重が軽いプレイヤー向けの仕様ですね。

より軽いほどソールの変形が少なくなるので、より快適に感じるトラクションでしょう。

CUSHIONING - 7 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

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フライトスピード、フォアフット・アンロック・ズームエア、ファイロン・ミッドソールと前作“Jordan Melo M11”と同じセットアップ。

シャンクプレートの名称がフライトプレートからフライトスピードに変更されてますが、基本的に同じものです。

アンロック・ズームエアの出っ張りは“Air Jordan XX9”と同程度で、周りのソールとほぼ同じ高さになっています。


履いた感触はとにかくソフト、驚くほどヤワヤワです。

少し沈み過ぎな感じがしますが、そのおかげでズームエアの感触をしっかり感じられ、非常に優しいライディングです。

衝撃吸収性はほぼ満点と言えるでしょう。

柔らかいバッシュは反発性がイマイチな事が多いですが、残念ながら今作も例外ではありません。

フォアフットだけでなく、ミッドフット部分も剛性が弱く、捻れも起きやすい構造。

クッションが沈んでからの反発、ソールの変形からの復元はいずれも弱めです。


快適性に大きくパラメータを割いたクッショニングと言えます。

スコアはギリギリ平均レベルかと。

 

COURT FEEL - 7 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

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クッション自体が厚くなく、加えて沈むため、物理的にコートに近いセットアップと言えるでしょう。

ただし、クッションは沈むだけでなく、グニャグニャと変形するため、動きの中での重心は捉え難い印象です。

 

アウトソール形状はフラットで、接地面積も大きいはずですが、変形することで台無しに…。

何とか平均レベルでしょうか。

FIT/LOCKDOWN - 7 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

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アッパーは外側と内側で異なる素材で、外側は剛性ある編込みナイロン、内側はソフトなメッシュが使われています。

アッパーにパディングはほぼありませんが、アキレスパッドが4個設置されています。

シューレースは定番のフライトウェブ・システム


足当たりは非常にソフトで、フォアフット部分はピッタリとフィットします。

ヒールカウンターが少しゆとりある成型のため、アキレスパッドがあっても、カカトのロックダウンは若干甘い印象。

加えて、ソールが大きく変形するので、動きの中での足とシューズの一体感もイマイチ。

トータルでぎりぎり平均レベルのフィット感かと。


サイズに関しては、シューズ内の空間は全体的に若干ですが小さめ

ハーフサイズアップするか微妙なラインです。

要試着モデルでしょう。

SUPPORT - 5 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

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カカトにはTPU製のインターナル・ヒールカウンターと、シンセティック・レザーをTPUで補強したエクスターナル・ヒールカウンターがあります。

その成型は若干揺るく、足の横ブレを完全には抑えてくれません。

またフライトスピードのシャンクプレートとしての役割も不十分で、シューズは捻れやすく、変形しやすい。


特にコンタクトされながら着地する時はほぼ毎回、足首を捻りそうになりました。

足首は弱い方ではない自分でも危ないと感じるサポート性。

平均を大きく下回るパフォーマンスです。

カーメロ本人が同じモデルを履いているとは、とても信じられません…。

LATERAL TRANSITION - 5 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

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変形・捻れで反応が遅れる感覚があります。

前作"Jordan Melo M11"も変形し易いと感じましたが、今作は段違いに変形し、遅れます

サポート面の不安も相まって、片足に全体重を掛けてステップするのを躊躇してしまう程です。

HEEL-TOE TRANSITION - 8 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

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左右方向とは一転、前後方向ではソールの変形はほとんど起きません

土踏まずまで接地するソール形状のおかげで、足のアーチも維持されます。

なかなかスムーズな重心移動が可能です。

BREATHABILITY - 8 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

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特にアッパーの内側のメッシュ部分とタン部分からしっかり通気します。

全体的にパディングが厚くない点もプラス要因。

通気性はなかなか優秀です。

DURABILITY - 7 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

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パーツごとに剛性差があり、変形しやすいバッシュは耐久性が低めになる傾向があります。

今作は変形しやすいですが、全体にソフトなつくりで統一され、剛性差は少なめ。

決して頑丈とは言えませんが、平均レベルの耐久性は確保されているかと。

WEIGHT - 9 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

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約359g(27.5cm・片足)

※実際に計測した重量です。

Final Conclusion

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繰り返しになりますがカーメロ本人が履いているとはとても思えないパフォーマンスです。

グニャグニャと安定しないソールは、一般人の自分がプレーしていてもかなりのストレスを感じました。

左右の動きに弱く、バッシュではなくトレーニングシューズかコンフォートシューズにカテゴライズすべき仕様ではないかと。


確かに履き心地はソフトで優しいですが、他の機能を犠牲にし過ぎです…。

ソフトな履き心地なら前作"Jordan Melo M11"で十分に快適。

同じクッション構成ながら、バッシュとしてのバランスは今作より遥かに優れていますので、そちらをオススメします。

  • TRACTION - 8/10
  • CUSHIONING - 7/10
  • COURT FEEL - 7/10
  • FIT/LOCKDOWN - 7/10
  • SUPPORT - 5/10
  • LATERAL TRANSITION - 5/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 8/10
  • BREATHABILITY - 8/10
  • DURABILITY - 7/10
  • WEIGHT - 9/10
TOTAL SCORE
B- 71 / 100

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