Air Jordan 1.5 The Return Performance Review

10月 30, 2015
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  • テストカラー:Chicago(768861-601)
  • 主な機能:Full-length Air Sole Unit, Polyurethane Midsole
  • 着用した主なプレイヤー:-
  • 価格:¥16,200(国内)、$150(海外)

Introduction

元々はマイケル・ジョーダンがルーキーシーズンに途中にゲリラ的に着用していたAir Jordan 1のアッパーに、Air Jordan 2のソールを融合させたプロトタイプ。当時は噂にもならず市販化ももちろんなし。そのプロトタイプが2015年になり、Air Jordan 1.5 The Returnの名前で一般発売されました。
それでは早速、機能の細部を見ていきたいと思います。

TRACTION - 9 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

アウトソールはAir Jordan 2と全く同じもの、ではなく中足部とフォアフットのポツポツとした突起はこのモデル特有です。

ラバー自体に適度な粘性あり。キュッとスクィーク音はあまり鳴らず、無音でグッと止まるラバーです。

エッジ部分がほこりを吸着しやすいですが、拭けば問題なし。現代でも十分使えるグリップ性能です。

CUSHIONING - 8 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

DSC04630ポリウレタン製ミッドソールに、フルレングス・エアを配置。これもAir Jordan 2のクッショニングそのままです。Air Jordan 1はヒールエアのみでしたから、大幅なエア増量が成されています。

まず足入れして感じるのがポリウレタンの硬さ。同じポリウレタンでも樹脂の配合比率はモデルにより異なりますが、これは最も硬い部類かと。

ヒール周りはそのミッドソールが分厚いため、エアをあまり感じず、衝撃吸収はイマイチ。

逆にフォアフットはミッドソールが薄いため、エアをしっかり感じ、フカフカした感触。フォアフットの返り・復元性も硬いミッドソールのおかげで十分強く、なかなかの反発力があります。

COURT FEEL - 8 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

DSC04639アウトソールがフラットなので全体の接地感は良さそうですが、カカトはそのコツコツ感触のため、接地感は弱め。

フォアフットはしっかりとコートを近く感じます。

FIT/LOCKDOWN - 7 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

DSC04629まず、シェル(貝殻)と呼ばれる中にスポンジの入ったタンに注目。平紐を強く結んでも足が痛まず良くフィットします。

カカト周りもヒールカウンターが入り、足首周りも十分な厚みのパディングがあり、抜け感なし。

フォアフットは空間が空き過ぎて、心許ない印象。中で足が遊びます。特に高さが余ります。ミッドソールの、フォアフットに行くに従い、薄くなっていく角度と、アッパーの傾斜が一致していないためだと思います。この辺はプロトタイプらしいところを忠実(?)に再現されているのかもしれません。

SUPPORT - 8 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

DSC04625かかと周りはヒールカウンター、足首周りのパディング、シェル・タンによりサポート性十分。

フォアフットは前述の空間が空き過ぎのため、注意が必要です。

LATERAL TRANSITION - 6 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

横方向への動きは、やはりここもフォアフットの空間により、動き出しにブレあり。

またAir Jordan 1のアッパーは小指部分が溢れそうになることがしばしば。

グリップは良い分、アッパー強度が足りてない印象です。頑張れば動けますが、疲れやすいです。

HEEL-TOE TRANSITION - 8 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

カットインの2歩目などカカトから強くステップに入るときは違和感を覚えるかもです。

ですが、ソールがフラットで、フォアフットに反発性があるセットアップは十分スムーズです。

前に走る分にはフォアフットの空いた空間はあまり気になりませんでした。

BREATHABILITY - 7 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

トゥーボックスに通気口。

スポンジの入ったシェル・タン。通気はこの2箇所のみで可もなく不可もなく、です。

DURABILITY - 7 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

DSC04631何度も繰り返しになってしまい恐縮ですが、フォアフットの空間によるブレ、小指の溢れ。これが原因でアッパーに早くダメージが来そうです。

またこれは長期的な保管についてのアドバイスですが、この特にポリウレタン含有量が高いミッドソールは加水分解しやすいです。保管には注意が必要です。

ただこの硬いミッドソールには良い点も。ほとんど沈まないが故にシワがよりません。バスケの練習で結構履いたのですが、それでも無傷です。

WEIGHT - 9 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

約370g(27.5cm・片足)

※実際に計測した重量です。

Final Conclusion

プロトタイプらしいと言えば、らしい結果になりました。

パフォーマンス自体は満足いく出来ではなかったですが、当時のナイキの機能面での試行錯誤・アプローチが垣間見えるようで履いていて楽しかったです。

サイズに関しては、フォアフットが広く、高さもあるので要試着です。通常のNikeサイズからハーフサイズダウンは必須かと思います。

最後に良く質問を受けるのが、レザーの素材がOGと比べてどうか?ということですが、OGよりは若干硬め、OG以外のAir Jordan 1よりは柔らかめです。

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  • TRACTION - 9/10
  • CUSHIONING - 8/10
  • COURT FEEL - 8/10
  • FIT/LOCKDOWN - 7/10
  • SUPPORT - 8/10
  • LATERAL TRANSITION - 6/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 8/10
  • BREATHABILITY - 7/10
  • DURABILITY - 7/10
  • WEIGHT - 9/10
TOTAL SCORE
B 77 / 100

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