Air Jordan I(1) Retro Mid Performance Review

10月 31, 2015
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  • テストカラー:Joker NBA All-star(136065-021)
  • 主な機能:Heel Air Sole Unit, Rubber Cupsole
  • 着用した主なプレイヤー:Tony Wroten, DeMar Derozan(DerozaはHighを着用)
  • 価格:¥13,650(国内)、$130(海外)

Introduction

Air Jordan 1をバスケで履いてみました。

SLAM DUNKでは桜木花道がインターハイ編からAir Jordan 1 Highの黒赤を履いてましたね。今同じものを履こうと思ったら2013年発売のOGですが、さすがにもったいなくてコートでは履けません…。

そこでアッパーの素材以外は基本性能は変わらないミッドカット・バージョンならば価格も手頃で、遠慮なくバスケで使えると思い、レビュー決行。

その機能の細部を見ていきたいと思います。

TRACTION - 10 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

DSC04645端的に言って、グリップは最高クラス。

キュッキュッと大きくスキール音が鳴り、うるさいほど。

ほこりの多いコートでも全くパフォーマンスは変わらず素晴らしいまま。

パーフェクトです。

CUSHIONING - 6 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

全体的に薄いクッションセットアップで、ヒールには申し訳程度に小さいエアが入っています。

正直衝撃吸収はイマイチと言わざるを得ません。

 

反発性に関しては、ハードラバーのおかげでソールの屈曲からの復元スピードはなかなかに速い。

ただ速いだけでなく、屈曲から勢い良くビヨンっと跳ね返るラバーソールならではのパフォーマンス。

薄いクッションのおかげで着地から次のステップへの反応も速いです。

コートを近くに感じてプレーしたいプレイヤーであれば扱えるクッションでしょう。

吸収性が欲しい人は避けるのが良いかと。

COURT FEEL - 10 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

全体的に薄いセットアップなので、しっかりとした接地感があります。

インソールの下には薄いファイロンフォームが敷いてあるだけで、ラバーは周囲を覆うカップ部分のみ。

そのため接地感にラバーが干渉してくることはありません。

FIT/LOCKDOWN - 9 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

DSC04639タンとカカト周りのアッパーに入っている適度なパディングは足首をしっかり包みます。ヒール内部にはヒールカウンターもしっかり入っていてカカトも収まりが良いです。

フォアフットは空間が空き過ぎていたAir Jordan 1.5 The Returnと異なり、内部の空間は適切なサイズ。つま先がシューズ内で遊ばずしっかりフィットします。

SUPPORT - 8 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

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かかと周りはヒールカウンター、足首周りのパディング、タンによりサポート性十分。

フォアフットはミッドソールが薄くなっている分、負荷を掛けた時変形しやすいです。

それに対してアッパーのサポートも特になく、たまに足が溢れることがあったので少しマイナスです。

LATERAL TRANSITION - 8 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

DSC04642横方向への動きは、おおむねスムーズ。

フォアフットの変形のしやすさにより、ハードな切り替えし時にはたまにブレあり。グリップが素晴らしいだけにもったいない印象。アッパーの特にフォアフット部分に強度さえあれば、満点でした。

HEEL-TOE TRANSITION - 8 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

普通に走っている分にはすごくスムーズ。

カットインの2歩目などカカトから強くステップに入るときは少し違和感を覚えるかもしれません。

ファイロンなどフォーム系ミッドソールなら加重の負荷にあわせて変形してくれますが、このラバー製ミッドソールは変形しないため、少し押し返される印象です。Kobe IX EMのソールは滑ってどうしようもなかったですが、これは慣れの問題だと思います。

BREATHABILITY - 7 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

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トゥーボックスに通気口。スポンジの入ったタン。通気はこの2箇所のみで可もなく不可もなく、です。

DURABILITY - 8 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

グリップが良過ぎるソールに、変形しやすい薄いフォアフット。これが原因でアッパーにダメージが来そうです。

ラバーソールは加水分解しないので長期保存には向いています。2015年でもまだ履けるオリジナルがあるくらいですからね。レザーのヒビや、硬化したソールを気にしなければですが。

WEIGHT - 8 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

約431g(27.5cm・片足)

※実際に計測した重量です。

 

Final Conclusion

前回レビューのAir Jordan 1.5 The Returnよりも良い結果になりました。あちらはあくまでプロトタイプ、やはり製品版の方が完成度は高いのかもしれませんね。

正直、普通にバスケに使えます。フォアの弱さをカバーするため、少し足指に力を入れてプレーしないといけませんが、良いバッシュです。

マイケル・ジョーダン自身も1998年のニックス戦でオリジナルのAir Jordan 1を履いて42得点の大活躍、なんて事もありましたし。

※サイズ選びに関して

若干長め、幅は通常かやや狭め、そして低めの作りです。

特にフォア部分が低いので、足指辺りに高さがある足の形状だとジャストサイズで履くのは厳しいでしょう。

基本は通常と同じサイズがオススメです。

私は足幅が狭めなのでハーフサイズダウンでも良さそうな感覚です。

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  • TRACTION - 10/10
  • CUSHIONING - 6/10
  • COURT FEEL - 10/10
  • FIT/LOCKDOWN - 9/10
  • SUPPORT - 8/10
  • LATERAL TRANSITION - 8/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 8/10
  • BREATHABILITY - 7/10
  • DURABILITY - 8/10
  • WEIGHT - 8/10
TOTAL SCORE
B+ 82 / 100

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