Under Armour UA Clutchfit Nihon Performance Review

7月 4, 2016
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  • テストカラー:White/Royal(1261614-101)
  • 主な機能:Clutchfit Upper, Micro G Midsole, Micro G Insole, TPU Internal Heel Counter, TPU Shank Plate
  • 着用した主なプレイヤー:なし
  • 価格:¥19440(国内)・-(海外)

Introduction

今回は“UA Clutchfit Nihon”のレビューです。

ステファン・カリーも着用した“UA Clutchfit Drive”のヒットを受けて、日本人向けに幅広ラストへ仕様変更し、発売されたモデル。

実際にパッと見でかなり広めのつくりに見えます。

また、つま先に追加補強パーツを追加し、ソール周りはかなり海外版から変えてきていますね。

海外版はなかなかの高パフォーマンスでした。

ニホンバージョンはどうなのでしょうか?

その機能の細部を見ていきたいと思います。

TRACTION - 6 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

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母指球のピボット・サークルと、ヘリンボーンを拡大したようなアウトソール・パターン。

ラバーは硬めですが、粘性はなかなか良好。

キュッと音は鳴らず、無音で止まるタイプです。

残念なことに、ホコリにはかなり弱いです。

ソールに大きく溝を入れ過ぎていて、接地するラバーの面積が限定されています。

加えて肝心の接地する部分も、ホコリを吸着しやすく、しかも軽く拭いた程度では簡単には落ちません。

ある程度綺麗なコートでも5分もプレーするとパフォーマンスが落ちてきます。

ズルッと大きく滑る感じではないのが救いですが…。

毎回ズズーッと少しスライドして止まる感覚です。

CUSHIONING - 7 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

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マイクロGのミッドソールと、マイクロGのインソールのセットアップ。

マイクロGの足当たりはソフトで、体重を掛けるとナチュラルに沈みます。

衝撃吸収性は申し分なし。


フォアフットの屈曲部分の剛性・復元力は弱め。

マイクロGの感覚は良いのですが、ソール部分でエネルギー伝達が弱まる印象。

滑りやすい事も反発性にはマイナスです。

トータルでギリギリ平均レベルのクッション性かと。

COURT FEEL - 7 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

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海外版に比べ、クッションは変わっていませんが、アウトソールは薄くなっています。

物理的にコートに近くなり、接地感にはプラス。

アウトソール形状がフラットである事もプラス要因。

トラクションが弱い事がマイナス要因。

トータルで平均レベルの接地感は確保されているでしょう。

FIT/LOCKDOWN - 8 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

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アッパーには海外版と変わらず、アッパー全面に“クラッチフィット・テクノロジー”が使われています。

フィット感も変わらず、土踏まず部分のアッパーが浮いた感覚がある以外は素晴らしいフィット感。

日本人向けの幅広ラストにしたことで、その土踏まず部分はゆとりも若干大きくなっているため、スコアを下げました。

ヒールカウンターは海外版の外付けから内蔵タイプに変更。

こちらは変わらず、カカトの収まりは良好で、抜け感もありません。


サイズに関しては、海外版が小さめの作りだったので、このモデルで通常のナイキ
サイズと同様のサイズ感です。

“Charged Foam Curry 1”“Charged Foam Curry 2”とも基本的に同じサイズで良いと思います。

SUPPORT - 7 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

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中足部からフォアフットにかけてのソールは幅が広くなり、安定性は増しています。

一方、ヒール部分がスリムで、安定性に欠ける点はそのまま。

海外版と変わらず、アッパーのサポート性は高く、ヒールの安定性は微妙。

加えてトラクションの弱さがあるため、トータルしてギリギリ平均レベルのサポート性かと。

LATERAL TRANSITION - 6 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

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アッパーはブレなく、シャンクプレートは捻れを防止し、左右方向への動きをサポート。

弱いトラクションと弱い反発性が足を引っ張ります。

HEEL-TOE TRANSITION - 7 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

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前後方向の方が若干トラクションは良くなります。

反発性は弱いので、ファーストステップやジャンプ時のステップでは物足りない感覚。

通常スピードの中では比較的スムーズに動けます。

BREATHABILITY - 8 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

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タン以外に通気箇所がなかった海外版から、大きくアップグレードされたのがこの通気性。

まず土踏まずに2つの通気口を持ったシャンクプレートを設置。

マイクロG・インソールにも多数の通気口が開けられています。

またアッパーにも小さい針孔のような通気口が全面に開けられています。

このモデルを試したのは、秋から冬にかけての寒い時期でしたが、熱が籠ったり、蒸れたりする感覚はありませんでした。

DURABILITY - 9 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

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通気性が大幅に上がっているため、劣化の可能性もグッと少なくなりました。

またシャンクプレートが大きくなったため、シューズの変形も少なくなり耐久性にはプラス。

また、つま先をグルッと覆うようにレザーを追加で設置。

海外版に比べ、通気性と共に、耐久性もアップグレードされています。

WEIGHT - 9 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

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約399g(27.5cm・片足)

※実際に計測した重量です。

Final Conclusion

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“海外版とこのNihon、どちらが良いか?”

と良く聞かれますが、シリアスプレイヤーであれば海外版を強くオススメします。

デザインが好みとかであれば良いと思いますが…パフォーマンスには雲泥の差があります。

同じクラッチフィット・アッパーが使われているだけで“海外版とは全くの別物”と思った方が良いかと。

  • TRACTION - 6/10
  • CUSHIONING - 7/10
  • COURT FEEL - 7/10
  • FIT/LOCKDOWN - 8/10
  • SUPPORT - 7/10
  • LATERAL TRANSITION - 6/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 7/10
  • BREATHABILITY - 8/10
  • DURABILITY - 9/10
  • WEIGHT - 9/10
TOTAL SCORE
B 76 / 100

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