Adidas Trae Young 2 Try-on Review

今回は“Adidas Trae Young 2(アディダス トレイ・ヤング2)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「ダッシュグレー/ハローシルバー/マットシルバー」。
型番は“HQ0997”。
今作はNBAアトランタ・ホークスのPG Trae Young(トレイ・ヤング)の2ndシグネチャー。
既に次作であるトレイヤング3が発売された段階で周回遅れですが、細部をを見て行きたいと思います。
※1stシグはレビューに書き起こしてはいませんが、クッションもソール剛性もマイルドで平均的なアディダスバッシュのパフォーマンスでした。
フォアのエッジ部分は「ヘリンボーン・パターン」、それ以外の部分は「リップル(波紋)・パターン」のアウトソール。
ラバーの素材は全面が「ソリッド」で、粘着性が高めで、硬めの質感。
ホコリの吸着がやや心配されますが、ハーデンシリーズなどと同様でアディダスらしくフラット寄りの形状。
接地面積は大きめに確保されており、クッションがソフト過ぎて体重が乗らないなんてことも無さそう。
トラクションは優秀なレベルを期待して良いかと思います。
クッションは「ヒール・ブースト」に「フォアフット・ライトストライク」を組み合わせたセットアップ。
ミッドソールはほぼケージされておらず、外観から視認できます。
乗ってみるとフォアよりヒールが下がるやや後傾のクッションバランス。
ヒールブーストは外側は少なめの沈み幅、内側は大きめの沈み幅があります。
ここは内反捻挫を防止したい意図があるのかもしれません。
部分的に沈むクッションは個人的にあまり好きではありませんが、今作のヒールは薄い事が幸いしてそこまで気にならなそうな予感です。
一方、フォアフットは屈曲剛性がマイルドで、ライトストライクはかなりしっかりした乗り心地。
硬めで弾力性は低めの質感で、反発性よりも接地感が優先されています。
フィット面では「ワンピース・アッパー」単体のセットアップ。
メインの素材は「SCK360ニット」。
ニットには伸縮性がありますが、履き口自体がかなり狭い。
ワンピース構造にありがちな足入れの難しさですが、これには攻略法があります。
「ヒールとタンの両タブを引っ張りながら、つま先を突っ込んで、カカトをヒールカウンターの上に乗せてゆっくり体重を掛けて行く。」
これだけです。
もちろん体重をしっかり掛けないといけないため、立った状態か椅子に座った状態でないと上記方法は使えません。
シューズ内部はシューレースのある甲部分は低く、トーボックスには高さがある構造。
アーチサポートはしっかりしていて、素材的に特に当たる部分はありませんが…甲が高くトーが低い自分の足型だと調整はかなり厳しそうです。。。
サイズに関しては、ナイキのグローバルのマイサイズからハーフサイズ(0.5cm)ダウンの27.0cmで良さそう。
アシックスの、特に最近試着したアンプレアルスのローカットと似ているので、普段からアシックスのラストが合う方には今作はハマる可能性があるでしょう。
⇒ASICS UNPRE ARS LOW TRY-ON REVIEW
今作をまとめますと「ハーデンシリーズ未満、ステップバックシリーズ以上」。
※ステップバックシリーズはハーデンのテイクダウン(廉価モデル)モデルで、接地感優先のパフォーマンスが特徴です。
ステップバック以上とは言っても、まだまだ接地感が優先されている履き心地。
細かいステップやアジリティを大切にしたいプレイヤーにはオススメできる仕様です。
※ワンピースアッパーの足入れは上記紹介の方法でほとんどの方が対応できるとは思います。
※ですが足の形状によってはどうしても足入れできない可能性もあるので、そこはご自身の足とご相談を。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました<m(__)m>