Adidas D.O.N. Issue #4 Try-on Review
今回は“Adidas D.O.N. Issue #4(アディダス ドンイシュー4)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「ダッシュグレー/ブリスライラック/グレーツー」。
型番は“GY6502”。
今作はNBAクリーブランド・キャバリアーズのDonovan Mitchell(ドノバン・ミッチェル)の4thシグネチャー。
ドンイシューシリーズの過去三作はいずれも試着止まりながら、二作目はなかなかの良作で今になって購入しようか検討しています。
⇒ADIDAS D.O.N. ISSUE #2 TRY-ON REVIEW
今作も周りから良作との声を聞きますし、新天地に移ったミッチェルの活躍の凄まじさも手伝って、期待値高めで試着に臨みます。
全面がデジタル調の「スパイダーロゴ・パターン」のアウトソール。
ラバーの素材は全面が「ソリッド」。
粘性(変形のしやすさ)は低めで、粘着性は高めの質感。
パターンはやや浅めで細かく、これが粘着性の高さと合わさるとホコリの吸着が少し心配です。
ほぼフラットなソール形状から接地面積は広く、スコアを付けるとしても8点より下はないかなと。
クッションは「ライトストライク・ミッドソール」単体のセットアップ。
ライトストライクは全体的にはやや硬めでほぼフラットなクッションバランス。母指球のみややソフトな質感です。
母指球の沈みからの復元スピードはマイルドで、最初は少しクッションに乗ってる感が強い。
ここはしばらく使い込んでライトストライクがある程度圧縮されれば、クッションの反応や接地感が改善しそうな気もします。
フォアフットの屈曲剛性は強めで、復元スピードはややゆっくり。
ライトストライクらしい乗り心地で、反発と吸収のバランスを考えた、多くの人に扱いやすいクッショニング仕上がってる感覚です。
フィット面では「フォアフット・インナーブーティー」を「LIGHTLOCK (ライトロック)・アッパー」が包むセットアップ。
このライトロックアッパーはやや硬めの素材で編んだ「フライウィーブ」の様で、カッチリめの高剛性なアッパーです。
足入れは簡単ですが、中の空間は最初狭めに感じるかもしれません。
タンの厚さは通常レベルながら、ヒール周りのパディングが分厚い。
ここのパディングにカカトが埋まる分を計算に入れると意外と長さがある成型です。
ヒールカウンターはドンイシューシリーズではお馴染みのやや広めの成型になっています。
この幅があるため、長さを埋めれる事を見落とすと痛い目を見る可能性があるのでご注意を。
クッションが沈む分も考慮して、ナイキのグローバルからハーフサイズ(0.5cm)ダウンの27.0cmで良さそうです。
ただアーチサポートがしっかりしていて、高さは抑えめの成型のため特別甲高な方はハーフサイズ(0.5cm)アップも有り得そうです。
加えてシューレースはリボンの様な極薄の平紐で、シューレースホールとの摩擦は強く、かなり強力に締め上げることが出来ます。
高さを抑えたい方には朗報。高さが気になる方には交換必須となるかもしれませんので、ここは店頭で要確認です。
今作をまとめますと「偶数モデルは当たりかも」。
ドンイシューシリーズの中では二作目の次に良いパフォーマンスに感じました。
⇒ADIDAS D.O.N. ISSUE #2 TRY-ON REVIEW
ナイキやジョーダンブランドがズームストロベルなどで吸収性強化している今、やはりアディダスのバッシュが相対的に心地良く感じる現象は今作も同様。
過去のレビューで高評価したバッシュが合っていた方は、トライしてみる価値があるでしょう。
ナイキやジョーダンでも復刻を狙うと現行より良いモデルが存在しますが、バッシュを探している方に勧めても「復刻はちょっと。。。」と敬遠されるケースが結構多い。
読者の中にも同じ考えの方はいらっしゃると思うのでその場合もアディダスのトライをオススメします。