adidas D.O.N. Issue #2 Try-on Review
今回は“adidas D.O.N. Issue(アディダス ドンイシュー) #2”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「コアブラック/スカーレット/ゴールドメタリック」。
型番は“FZ1431”。
今作はNBAユタ・ジャズのエースであるDonovan Mitchell(ドノバン・ミッチェル)の2ndシグネチャーモデル。
一度は購入したもののコートに下ろす前に友人のプレゼント用に提供し履けず仕舞い。
その後購入を忘れていて今回改めて試着レビューを書いています。
※ちなみにDON Issueシリーズの初代は試着して反発がかなり優しめだったため、購入を見送りました。
全面が「スパイダーウェブ・パターン」のアウトソール。
これはミッチェルのニックネーム“SPIDA(スパイダ)”に由来するもの。
ラバーの素材は全面が赤と黒の「ソリッド」。
粘性(変形のしやすさ)は低めで、粘着性は高めな質感。
ラバー自体の粘性は低めですが、主にフォアにはグリッド(溝)が設けられています。
これが適度に沈んでコートを掴んでくれる感覚。
体重の軽いプレイヤーでも新品段階から扱いやすいと予想されます。
粘着性の高さからホコリの吸着は多いと予想されますが、パターンに適度な深さがあり、フラットなソールの面積も広いので影響は少なめかなと。
最高とまではいかなくとも似たパターンだったハーデン4と同じくらいのトラクションは期待して良いかと。
クッションは「バウンス・ミッドソール」単体のセットアップ。
バウンスは高密度で弾力ある質感で、ヒールとフォアのクッションバランスはほぼフラット。厚さも平均レベル。
母指球側のフォアのみアウトソールでケージされています。
グリッドで沈んだバウンスを、このケージが上手くキャッチして前方への推進力に転換してくれる感覚。
出来たら小指側もケージならより高反発でしたが、これはこれでなかなかに考えられたバランス。
フィット面では「フォアフット・インナーブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
アッパーの素材は「テキスタイル」と「シンセティック・レザー」がメイン。
素材はソフトですが、最近のバッシュには珍しく全体的に薄めのパディングが入っています。
これは高さのフィットを高めてくれるので個人的には大歓迎。
通気性を気にするプレイヤーは少し苦手に感じるかもしれません。
足入れは簡単で、ヒール周りのパディング、タンともに分厚い仕様。
ヒールの成型はわずかに広い感覚がありますが許容範囲。
アディダスでは珍しくナイキのグローバルの様に高さを抑えたフィットで、これも個人的には嬉しい仕様です。
サイズに関しては、グローバルのマイサイズからハーフサイズ(0.5cm)ダウンの27.0cmで良さそうです。
今作をまとめますと「近年アディダスにおけるベストパフォーマー候補」。
とは言えここ数年のアディダスはレビュースコアで85点を超えるモデルが出ていないわけで、イメージとしては良くて80点台後半。
全ブランドで考えるとトップグループの少し下ですが、アディダスのセールでのディスカウント率を考えるとコスパは良いかと。
また部活やチームでアディダス着用の規則がある場合は強くオススメできるモデルです。
発売から時間が経っていて店頭で試着できるのはアウトレットモールくらいかもしれません。
もし機会あったら一度は足を通す価値のあるモデルかと。
私自身も再購入しようか迷っています。
⇒次作 adidas D.O.N. Issue #3のトライオン・レビューはこちら