バッシュの修理(2022/08/19)
今回は「バッシュの修理」をやって行こうと思います。
修理対象はケビン・デュラントの6thシグネチャー“Nike KD 6 Premium(ナイキ KD6 プレミアム)”。
今作の詳細については別途パフォーマンス・レビューを書いてますのでそちらをご覧ください。
⇒NIKE KD VI(6) PREMIUM (2014) PERFORMANCE REVIEW
発売は2014年と8年以上の時が経過したモデルです。
2022年の春までは普通に履いていて、8月に久々にボックスから取り出してみたら↓のように両足のつま先にガッツリ剥がれが起きていました。
剥がれ以外の状態は良好で、再接着さえすればまた元のハイパフォーマンスに戻る状態に見えました。
バッシュの修理に関しての質問は定期的に来るので、これは良い機会と思い筆を執っています。
さて肝心の修理ですが、自分は特に専門的なことはせず、使用するのも百均の「ダイソー」で購入した以下二点のみ。
・サンドペーパー
・瞬間接着剤
まず接着が剥がれた表面を見て、元の接着剤が残っていないか確認。
この元接着剤を取り除くために軽くサンドペーパーを掛けます。
今作のアッパーはプラスチックの様にカパカパした初期型の「フューズ素材」なので、軽く擦るだけ取り除けました。
これでアッパーとソールの間がピタリと埋まり、接着がしやすくなります。
次に接着剤を慎重に隙間に流し込み、あとはアウトソールとアッパーが密着するように手で5~10分ほど固定して完了。
雑な修理ですが、両足合わせて30分程度で済みました。
バッシュやスニーカーの話をしていて「接着剥がれが発生=寿命」と言う方がけっこう多く、まだ寿命と呼ぶには早いと言いたいだけの記事でした。
本当に寿命なのは以下の3パターンで、これらは専門の業者でレストアしてもらう必要があるでしょう。
・加水分解
・エア抜け
・アウトソールに亀裂
アウトソールの亀裂は発生後もしばらくは履けると思いますが、寿命が近いのは間違いないです。
また「アッパーの破れ」に関しては「接着剥がれ」同様に自分で修理・補修できる可能性があります。
「接着剥がれ」でもアッパーやアウトソール自体が経年劣化で変形してしまっている場合、素人が再接着するのは困難で、この場合も業者のレストア案件になります。
いつもと違う毛色の記事でしたが少しでも参考になれば幸いです。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m