Peak Streetball Master Louis(Lou) Williams Performance Review
- テストカラー:BLK(E73421A)
- 主な機能:Woven Upper, Half-length Inner Bootie, Peak Shock Absorbing EVA Midsole, Energy Storage System, TPU Shank Plate, TPU Internal Heel Counter
- 着用した主なプレイヤー:Lou Williams
- 価格:¥-(国内)・$65(海外)
Introduction
今回はPeak(ピーク)のLou Williams(ルー・ウィリアムズ)着用モデル"Streetball Master"のパフォーマンス・レビューです。
Peakは中国ブランドの1つで、2017-18シーズン現在ではTony ParkerやDwight Howardなどが契約していて、各々シグネチャーも展開されています。
今作もタイトルに名前こそ入っていないものの、Louのセミシグ扱いで売り出されている印象。
2017-18シーズンで31歳になる彼ですが、平均得点はキャリアハイの22.6点を記録。
選手のパフォーマンスとバッシュのパフォーマンスは比例する傾向があるので今作にはかなり期待しての購入。
ちなみにPeakのバッシュは初めてです。
どんなパフォーマンスなのか、早速細部を見ていきたいと思います。
TRACTION - 10 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
CUSHIONING - 7 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
"Peak Shock Absorbing EVA Midsole"と呼ばれるミッドソールに、"Energy Storage System"と呼ばれるクッションシステムが使われている模様。
中国ブランドでは例のごとく詳しい説明は見つからなかったので、実物を見ていきます。
ミッドソールはおそらくEVA(樹脂素材)単体の構成と思われます。
このEVAはソフトで弾力性もそれなり。
そしてかなり薄く、アウトソールのラバーに直に乗っている様。
インソールも平均的な厚さのスポンジで特別な効果はありません。
ただアウトソールのラバー自体に適度な厚さと衝撃吸収性があり、最低限レベルのクッション性は確保されている感覚です。
薄い分だけ、クッションの反応は速め。
アウトソールが巻き上がったフォアはEVAも若干硬めになり、屈曲剛性もそこそこ。
シャンクプレートは入っていますが小さく、捻れ剛性は少し物足りなく感じました。
反発性も可もなく不可もなく、最低限レベルかと。
トータルするとシンプルなセットアップで、良く言えば癖のない素直なクッションです。
ビッグマンや体重のあるプレイヤーには向かないかもですが、ガード向けとしては悪くないでしょう。
COURT FEEL - 9 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
FIT/LOCKDOWN - 7 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
「フォアフット・インナーブーツ」を「ウーブン素材」のアッパーが包むセットアップ。
シューレースはフラットで、適度な太さ。
この太さならストレスは少なめなはずですが、結び目が当たるタンが極薄なせいで締めるとけっこうな痛みが。。。
大丈夫か…??と思いつつ立ち上がると痛みはさらに増し、声が出そうになりました。
ところが動き始めると、痛みは消え去り、普通にステップできるように。
ウーブン素材の伸縮性が上手くストレスを分散してくれている感覚で、足当たりは優しくナチュラル。
ただこの伸縮性は左右の切り返しではネガティブ要因に。
アグレッシブなトラクションに負けてちょいちょいブレる。。。
オフェンスではまだ良いですが、ディフェンスでは遅れを感じます。
この伸縮性ならサイドに何か補強パーツが欲しかったですね。
ヒールカウンターの成型は良く、カカトの収まりは全く問題なし。
フォア側のブレもケガに繋がりそうな感じはなく、トータルすると優秀な部類のパフォーマンスかと。
※サイズ選びに関して※
全体的に万遍なく大きめの作りです。
今回はハーフサイズダウンの27.0cm(US9.0)を購入して正解でした。
SUPPORT - 8 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
LATERAL TRANSITION - 7 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
HEEL-TOE TRANSITION - 8 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
BREATHABILITY - 8 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
DURABILITY - 8 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
WEIGHT - 8 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
Final Conclusion
並行して履いていた別中国ブランドの"361°Shadow Blade"は途中離脱。
今作もどうなるか少し不安でしたが結果は「81点」。
「65ドルのバッシュ」としてはお釣りがくるパフォーマンスでしょう。
本当に「履きやすいバッシュ」です。
今作を履いていて連想したのはNikeの"Hypershift"。
左右方向に弱めのアッパーやクッションの感覚など近いものを感じます。
"Hypershift"を気に入っていたプレイヤーは試す価値アリかと。
Peakのバッシュは今作が初でしたが、なかなか楽しめました。
この分だとトップモデルのTP(トニー・パーカー)シリーズにはかなり期待してよさそうです。
レビューしたいモデルが多過ぎていつになるか分かりませんが必ず書きたいと思います。
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TRACTION - 10/10
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CUSHIONING - 7/10
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COURT FEEL - 9/10
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FIT/LOCKDOWN - 7/10
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SUPPORT - 8/10
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LATERAL TRANSITION - 7/10
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HEEL-TOE TRANSITION - 8/10
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BREATHABILITY - 8/10
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DURABILITY - 8/10
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WEIGHT - 8/10