Nike Air Bakin’ Performance Review
- テストカラー:Black/Varsity Red/Maize(316383-001)
- 主な機能:Forefoot Encupsoled Air Unit, Heel Max Air Unit, Phylon Midsole
- 着用した主なプレイヤー:Tim Hardaway, Anthony Bennett, Chris Douglas-Roberts, DeMarre Carroll
- 価格:¥12,960(国内)、$125(海外)
Introduction
オリジナルはティム・ハーダウェイのシグネチャー扱いで発売。当時、大人気のデニス・ロッドマンも着用予定と大々的に宣伝していました。
ところが、ヒールのAIRのフォントが宗教的クレームでNGになり生産中止。ハーダウェイはヒールのロゴを変更したPEを履いてプレーしました。一方ロッドマンはゴタゴタしている間にコンバースと契約し、結局履くことはなかったAir Bakin’。
未だにその人気は根強く、2014年に2度目の復刻発売が成されました。パフォーマンス・テストに使用したのはその2014年発売モデルです。
では、機能の細部を見ていきたいと思います。
TRACTION - 7 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
CUSHIONING - 9 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
COURT FEEL - 8 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
厚めのクッションですが、フラットなソールがしっかりコートを掴み、接地感は十分。
ヒールのマックスエア部分はあまり変形しないので、体重が軽いプレイヤーは少し違和感を覚えるかもしれません。
FIT/LOCKDOWN - 9 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
SUPPORT - 7 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
左右の急な切り替えし時に、柔らかいアッパーは少し溢れます。ヒールカウンターも入っていますがやはり柔らかめ。アウトソールが中足部で巻き上がっているので、捻挫をしそうな感じはしませんが足首が弱いプレイヤーにはあまりオススメできません。
トータルして平均的なサポート性能だと思います。
LATERAL TRANSITION - 7 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
HEEL-TOE TRANSITION - 9 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
体重が軽いとヒールのマックスエアの剛性が気になるかもしれません。そこさえ気にならなければ、ヒールからフォアフットの重心移動は非常にスムーズです。
BREATHABILITY - 7 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
DURABILITY - 8 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
WEIGHT - 7 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
約469g(27.5cm・片足)
※実際に計測した重量です。
Final Conclusion
レトロモデルらしい結果になりました。まあ当時もデザインの方で話題に事欠かないモデルでしたからね。バッシュとしての機能性に関して触れられていた印象は皆無なので仕方ないでしょう。
90年代のバッシュの中には、Air Foamposite Proのように現代でも意外に通用するハイパフォーマンスモデルがありますが、これは違いましたね。オフコートで楽しむのが正解だと思います。
サイズに関しては、作りが全体的に小さいので、ハーフサイズUPは必須です。
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TRACTION - 7/10
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CUSHIONING - 9/10
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COURT FEEL - 8/10
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FIT/LOCKDOWN - 9/10
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SUPPORT - 7/10
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LATERAL TRANSITION - 7/10
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HEEL-TOE TRANSITION - 9/10
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BREATHABILITY - 7/10
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DURABILITY - 8/10
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WEIGHT - 7/10